国際芸術祭 東京ビエンナーレ｜延期乗り越え2021初開催にご支援を

 

クラウドファンディングもいよいよ明日までとなりました。昨夜はオンラインでの特別企画「これからの芸術祭を考える」が開催され、東京ビエンナーレ2020/2021のディレクター陣が、多彩なゲストの方々をお迎えしてこのテーマについて語り合いました。ご視聴いただいたみなさま、そしてゲストのみなさまに御礼申し上げます。

そのゲストのおひとり、田中元子さんから「私が東京ビエンナーレを応援する理由」というメッセージビデオをいただきましたので、ご紹介いたします。

 

 

アートが好きな人も、あるいはそんなに詳しくない人、興味がない人もふくめ、誰もが自発的な体験や発見のできる場として東京ビエンナーレ2020/2021に期待してくださり、ありがとうございます！

 

そしてそうしたビジョンは、田中さんご自身の活動にも通じています。田中さんは「１階づくりはまちづくり」をモットーに「人・まち・日常」をアクティブにする活動に取り組む、株式会社グランドレベルの代表。たとえば2018年に墨田区で誕生した「喫茶ランドリー」は、築55年の空間をリノベーションし、喫茶室、ランドリースペース、運営会社の事務所を兼ねるユニークな空間。オープン以来、まちの老若男女が訪れ、思い思いのすごし方ができる場として親しまれています。

 

 

 

じつは田中さんは「グランドレベル (田中元子+大西正紀）」として、東京ビエンナーレ2020/2021に「TOKYO BENCH PROJECT」で参加予定。ビエンナーレの開催エリアで、「人・まち・アート」をつなぐ鮮やかなカラーのベンチを設置し、風景を一変させます。これは2017年から始めている「JAPAN / TOKYO BENCH PROJECT」の一環。街にベンチが増えることは、そこで過ごす人々の健康に貢献し、滞留時間が増えることで経済効果やコミュニケーションを生み、ひいてはシビックプライド（その都市に対する市民の誇り）や優しさにつながる、という考え方がその背景にはあります。

 

 

2019年のプレイベントではそのキックオフとして、京橋の公開空地に数十台のベンチと、通常の２倍サイズのベンチが出現。道ゆく人の憩いと交流の場になりました。2021年のビエンナーレのコア期間には、現在の状況に合わせたかたちで、新たな風景を生み出すことを目指しています。

 

 

そして、クラウドファンディングのリターンプランのひとつ、「作品をお届け｜TOKYO BENCH PROJECT（グランドレベル）コース」では、この2019年のイベントでも実際に活躍した、鮮やかなカラーのオリジナルベンチを限定でお届けします。こんな使い方がしてみたい！とひらめいた方はぜひ、このリターンでのご支援も検討いただけたら幸いです。そしてみなさま、TOKYO BENCH PROJECTと東京ビエンナーレ2020/2021にどうぞご期待ください。