神楽殿・弁財天宮の今

みなさま、ごきげんよう。

お久しぶりでございます。
鳥飼八幡宮の高野でございます。

当宮では梅の盛りもすぎ、早春から春のど真ん中へと移りつつあるのを肌で感じております。
花粉の飛散も鼻で感じております。

さて、みなさまにご支援いただきました、神楽殿・弁財天のお宮（名称仮）ですが、予定より大幅に遅れております。

今現在は、建設予定地は更地になり、地質調査や建設前の調査のためボウリングなどをしている、という状況でございます。

建設予定地は大通りに面しており、さらに福岡市営地下鉄やライフラインに近い位置にあり、工事による悪影響がないか、私どもも市関係者の方も、とても慎重になっています。

安全第一はもちろん、近隣の方にご迷惑をおかけするわけにはいきません。地下鉄に影響を及ぼすこととなったら、何万人という方の足止めとなります。

神楽殿・弁財天のお宮とともに、新たな納骨堂の建設予定地でもあり、特に弁財天のお宮、納骨堂は地下に建設する建物です。

実は、福岡県内に地表から上に建物がない、つまり１階、２階などの建屋がない純粋に地下だけの建造物はこれまでに先例がないそうです。

先例がないものは、なかなか許可がおりず、工事のスタートが大幅に遅れてしまったのです。

「今まで誰も見たことがない神社を創ろう！」　という思いではじめた遷宮事業です。

本殿拝殿も色々と齟齬が出ました。そして今回も先例がないという回答をいただいたことは、私たちの思いと歩みが、狙い通りになっているという証だと考えます。

そして当宮の思いに対し、設計や建設関連のみなさまが知恵を出し、行政の担当者さまがご協力をいただいたからこそ工事がスタートできました。感謝の言葉しかありません。

みなさまへの完成のご報告は、令和７年末となる見込みとなりました。大変申し訳ございません…。

妥協せず、粘り強い交渉をいたしましたので、みなさまにご提示させていただいた計画通りのものが完成することになりそうです。いや、そうなります！

本殿横に池をうがって神楽殿を建設。弁財天（市杵島姫神）をお祭りしていた恵比須神社の跡地に弁財天のお宮を創建を予定通り行います。

活動報告にて、工事の進捗状況や私たちの近況もお伝えしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。