日本の子供達へ夢や可能性を伝える講演活動をしたい!～From NY～

ダンスは結果が非常にわかりずらい芸術だ。

どんな結果であっても前に進まなければならないし、感情の起伏が激しい時でしか感じれない感情が人間はあると思うから。もはや、なんでダンスをしているのだろう、とまで考えました。世界一のダンサーになる？いや、そういうわけではないし、しかも世界一って何？ってこと。だったら、なんで踊っているのか？結局自己満足の延長上だと。ダンスだけじゃなくても、そう。他の職種や会社勤めであっても、『なんで、この会社に毎日同じように出社しているのか？』という疑問がある。自分の為、家族の為、誰かの為、もはや何かのためではない、など。では一体なんのためにこんな毎日を送らなければならないんだろう、と。でも気付いた。

感動するためなんだ、と。

　感動する引き金は人によって違う。自分で何かを成し遂げた時に感動する人、何かをしてもらった時感動する人、何気ない自然に感動する人、物の美しさに感動する人、なぜか分からないけど感動する人、様々だと思う。その中で、自分はどの引き金(トリガー)なのか、を理解することで、モチベーションもキープできるし、頑張れる活力にもなる。

ダンスは誰かに見てもらってこそ成り立つもので、僕の場合はその反応がまた僕を前に進ませてくれるし、頑張ろう、って思える。でも勘違いしたくないのは、そのバランス。つまり結局は自己満で、自分が感動するために生きているんだ。自分が。自分が。自分がどう思いたいか。それを勘違いして、相手のために～。。。とかって言ってしまうと、僕の場合どこかで人のせいにしてしまう。『人のためだから、、』と言って、自分を犠牲にして、自分の素直な心に従えずに生きていくことになってしまうような気がする。自分を犠牲にして、という考えではなくて、自分がその人、物、何かの為に生きていくんだ、という気持ちで望めたら、とても肯定的で楽しい生き方だと思う。

　でも更に、ここで言いたいのは、その感動は僕の場合、一人では成立しない場合が多い。一人で頑張っても、その反応が無ければ自分のやってきた成果を感じれる事が難しいからだ、アーティスト、というものは得てしてそうだと思う。だからそこに可能性がある、と信じてやっています。まずは自分から一念発起して、自分から行動することで本当の感動が生まれる。そう思います。じゃあ自分が今まで感動した時ってどんな時か、と考えてみると、やっぱり好きな事をしていた時なんだよなーとか、他のしがらみや何かを考えずに進んでいた時なんだよな、って感じます。

　デールカーネギーの【人を動かす】にも『人を動かす秘訣はこの世にただ一つしかない。すなわち、みずから動きたくなる気持ちを起こさせること』と言っています。でもこれを自分に応用して、じゃあ自分を動かすには、どうすればいいのか、つまり自分が感動するには、どうすればいいのか。考えてみると、自分から主体的に行動して、冒険して、そこから自然に出てくるものなんだ、と思います。感動するために行動する、のではなく、それは自分から何かに向かっていれば、自然と出てくるもの、なんだと思います。人を動かす、なんて偉そうな事を言う前に自分をコントロールできない人に、人をコントロールなんてできるはずがない。

　どうせだったら、ほとんどの人が楽しい人生を送りたいに決まっている。どうせだったら、感動する毎日を過ごしていきたいと思っているはず。でも僕がここで言うのは、手を伸ばせば簡単に得られる喜びや楽しみ、ではない。手を伸ばせば簡単に得られるものではない、実感につながる喜びを求めている。それは一瞬のその場だけの喜びでは決して無い。そういうものは、いとも簡単に得れてしまうものだと思っているから。

　色んな障害や環境が人にはあると思います。悩むっていうのは、先に進んでいるから！その中で、いかに個人が主体的に行動できるか、のちの大きな感動につながると信じて、また今日から楽しんでいきます★