土湯温泉復興プロジェクト ゆパッチーアートモニュメント制作
本年2月頃からの新型コロナウィルス感染拡大により、本年3月に完成予定となっていたアートモニュメント制作が延期となっていましたが、このコロナ禍においてもクラウドファンディングでご支援をいただいた皆様からの継続的なご支援、そしてこのモニュメント制作を依頼してきた福島県立福島西高校デザイン科学科の生徒さんと先生方には厳しい環境の中、完成までやり遂げていただいた努力に感謝と敬意を表します。
このモニュメント制作は、単に化石から復元された想像図をもとに同様のモニュメントを制作するのではなく、これからの時代を担う福島市の若者らに土湯温泉の歴史、文化、自然、観光等を学び、地域とのふれあいをしながら、そこから生まれる土湯温泉への思いをアートモニュメントとして残していただくことでした。生徒たちは土湯温泉の伝統工芸である土湯こけしと約60年前に出土した化石の発見場所の地形に着目し、アートモニュメンとして完成させました。11月23日にモニュメントに魂を吹き込むための目入れを
行い完成となりました。今、1500万年前の生き物がアートとして土湯温泉に蘇りました。
一方、このモニュメント制作は、昨年休校し、今年廃校となった土湯小学校児童6名から土湯温泉で発見されたこの化石(学名パレオパラドキシア)でマスコットキャラクターの愛称とモニュメント像で地域の歴史保存とまちおこしに役立たせたいとの提案があり、土湯温泉観光協会と地域住民の皆さんがその希望を叶えて、この小学校の歴史の1ページに形として残すことができました。
また、このモニュメン制作過程の中で愛称である「ゆパッチー」を多くの方に知ってもらう手段として、温泉街にある「足湯カフェキャスバル」さんで「ゆパッチーカレー」の発売をすることにしました。カレーのデザインも福島西高校の生徒さんらからたくさん提案いただきました。これから、ゆパッチーにちなんだ色々なカレーを開発、販売支援していきます。
支援者の皆様からは、昨年5月から8月にかけての3ヶ月間で209万円の支援金をいただきました。あらためて御礼申し上げます。この支援金については、以下の用途で使用させていただきました。
①支援金から募集手数料をお支払いさせていただきました。
②支援者の皆様へ支援額の20%相当を返礼品としてお届けさせていただきました。
まだ返礼品のご利用がなされていないものがあれば、土湯温泉観光協会までお問合せく
ださいませ。
③統括制作コーディネーターへの指導料、制作資材費、機械工具損料、安全対策消耗品費
支払い。
④のべ7回に渡るワークショップ事業費に支払い。(送迎車両、傷害保険料、昼食、会場費)
⑤残金20万円は12月26日から一般公開開始するにあたっての準備費に充てます。
完成した「ゆパッチーアートモニュメント」は、土湯温泉の玄関口でもある土湯温泉観光交流センター湯愛舞台の展望広場に設置し、いつでもモニュメントと一緒に記念撮影ができたり、モニュメント制作の説明なども展示しながら土湯温泉の観光スポット、フォトスポットにして参ります。12月26日(土)午前11時からこのモニュメント制作に関係した人々にお声かけし、お披露目式を執り行う予定です。