開催ご報告

みなさまこんにちは、日本を創り継ぐプロジェクトの橋本咲子です。温かいご支援や応援メッセージ、本当にありがとうございます。先日本プロジェクトは無事開催することができましたので、その報告をさせていただきます。

 

(集合写真)

初日。本プロジェクトの参加者は、高校2年生から大学院生まで多様な学年が集まり、さらに地域は、北は東北から南は九州まで全国から集ったのみならず、海外からの参加もあり、どの参加者も大きなスーツケースを手に会場入りしました。この日はチームビルディングに一日費やし、自分が今までどんな人生を送り、どうして当プロジェクトに参加し、このプロジェクトを経7日後どうなっていたいか、そのために何を学び、自分にどんなルールを課すかといったチームメンバーの理解や、それを踏まえ「最高のチームとは何か」定義をし、7日間のチームのルール作りをしました。

 

(チームビルディングの様子)

 

2日目・3日目は、哲学を構築すべくフィールドワークに行きました。新宿・両国グループ、池袋・巣鴨グループ、渋谷・吉祥寺グループ、といったように、10チームが5グループに分かれ、それぞれの街で駅や電車、図書館や公園、ショッピングモールといった公共空間に赴いてユーザーを観察しました。その情報を元に「○○は、××であるべき」という哲学を作成しました。哲学はいかにチーム全員の想いがこもっているかが重要で、常に立ち戻る場所として存在しています。

哲学構築後は、課題定義です。解決したいユーザーを一人定め、そのユーザーのニーズ(ユーザーが気づいている欲求)と、インサイト(ユーザーが気づいていない潜在的な欲求)を決めます。哲学という熱い想いをもって臨んだフィールドワークの中から得たニーズやインサイト、芽生えた問題意識などをひとつに絞るのは容易ではなく、各自の想いとチームの共感を合わせるべく、たくさんの衝突をしながら議論を進めていきました。夜を徹して議論したチームも少なくなく、「本当に皆が共感をもって、本気で取り組みたい問題」を突き詰める参加者の様子は胸に熱いものが込み上げてくるようでした。

 

(哲学構築の議論の様子)

 

4日目は、アイディア出しとプロトタイプ作成です。定義した課題を解決するアイディアを出したり、スキットと呼ばれる短い劇の形式で、チームのアイディアを表現するべく思考錯誤しました。当プロジェクトはコンテストではありませんので、他チームのアイディアもどんどん取り込んでいこうということで、ブレインストーミングを行う際、他チームのメンバーを借り出してアイディア出しを手伝ってもらったり、逆に自分が他チームに乗り込んでアイディア出しを手伝ったりと、会場が一体となってプロジェクトを進めていく様子がみられました。プロトタイプでは、アイディアによって、ユーザーの体験がどのように変わるかを、ナレーション役やユーザー役、その他の役になりきって表現します。

 

(ユーザー・ニーズ・インサイト発表の様子)

 

5日目・6日目は、ユーザーテストと、プロセスの修正です。実際に該当する公共空間に赴き、見ず知らずの人に自分たちが創ったプロトタイプを使ってもらい、生の声をもらう時間です。各チーム、街の人達が自分たちのプロトタイプに共感してくれるだろうかと不安を抱きながらも、貴重なフィードバックを得て帰ってきました。ユーザーテストを終え、デザイン思考のプロセスを一周回し終えた後は、各チーム修正に入ります。現状を踏まえ、哲学から創り直すチーム、ユーザー・ニーズ・インサイトを定義しなおすチーム、アイディアの修正にとどまるチームなど、チームによって状況は様々でしたが、どのチームも、想いをのせ、本気で「このユーザーを助けたい」「今抱えてる全てを投げだしてでも本気でやりたいと思えるもの」を創るべく、夜を徹して議論しました。

 

(渋谷ハチ公前でユーザーテストを行う様子)

 

7日目、最終日は、いよいよ最終発表会です。長いようで短かった7日間、想いをぶつけ合い、カタチにし、失敗してまたやり直す、ということを何度も何度も繰り返した7日間。一人のユーザーを定め、ユーザーに名前までつけ、そのユーザーの問題を解決したいと切に願いワークを進めた7日間、その成果を発表しあう場です。各チーム発表しながら7日間の日々や想いが込み上げてきたのか、涙を流す参加者がいたり、発表者だけでなく、発表を聞いている参加者やスタッフも、発表チームの想いに共感したり、発表者が苦しみ考え抜いた様子を思い出して涙を流していました。

 

(スキットをする様子)

 

 

発表されたアイディアを一部紹介します。

(チームB)哲学「駅は、利用者の前向きな姿勢がもっと目に見えるべきだ」、POV「森茂茂夫(36)は、やりづらいにも関わらず、電車の中で仕事にもっと集中したいと思っている。だがしかし、本当は仕事の成果を出すために電車の特徴を最大限に利用したいと思っている」、アイデア「朝活専用車両(車内アナウンスやモニターを用いて「朝活環境」を提供)」

 

(チームI)哲学「公園は、子供が自主的に考え行動することで、学ぶことの出来る場であるべきだ」、POV「35歳の会社員、徹也は自分の4歳の息子に、すり傷をつくって、経験でしか学べない感覚を養ってほしいと考えている。しかし実際は、子どもの頃に自分が経験したことを息子にも経験させることで深い部分で理解し合える真の親子になりたいと考えている」、アイデア「男公園(ススキの草むらやでこぼこ道、泥沼など現代の子供があまり経験しないが父親の子供時代は普通に経験していた、怪我をさせたり、服をよごすことを提供)」

 

(プロトタイプを手にする参加者)

 

 

本プロジェクトが終わって10日が経ちましたが、あの感動はいまだ忘れることができません。イベント後多くの参加者から「あんなに熱い7日間を過ごしたのは初めてだ」「人生のターニングポイントになった」「私の人生を変えた」といった言葉をいただきました。スタッフ側も、今までいろんなイベントを運営してきたメンバーが揃っていましたが、「こんな本気の場に立ち会ったことはない」と感動とも衝撃とも言えぬ感情を抱いております。また、「第3回の運営を是非手伝いたい」と早くも多くの参加者の方から熱い言葉をいただき、涙が出るほど嬉しい想いでいっぱいです。

熱くるしいほどのスタッフと協力社会人の想いを受け止め、自分達の想いをのせ、7日間走り続けた参加者が創り上げた7日間でした。同時に、多くの支援者の方がいらっしゃったからこそ創り上げることのできた7日間でした。この場をお借りして深く深く御礼申し上げます。応援いただき、誠にありがとうございました。

しかし、参加者にとってあの場はゴールではなくスタートの場です。実際にイベント後アイデアの実現に向かってブラッシュアップを始めたチームもあります。当プロジェクトで心に灯した火を、各々の日常に持ち帰り、その火を消すことなく、周りに伝播させるほどの勢いで走り続けてほしいと思っています。

 

(チーム哲学)

 

最後になりますが、本プロジェクトのスポンサー募集期間まで残り4日となりました。達成金額まで残りわずかですので、是非とも応援いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(議論の様子)

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