クラウドファンディングを始めて、約1週間を過ぎました

 

みなさまからの応援やご支援をいただけることが、私たちの励みになっています。

 

ですが、まだまだ目標にたどり着くには非常に厳しい状況となっています。

改めて、ぜひ、ご支援をお願いいたします!!

 

今日は、色々な方から頂いた質問やご意見に回答する形で、私たちの「障害学生支援クラウドファンディング」が必要な理由をお話させて頂ければと思います。

 

Q1:国立大学なんだから、自分の大学のお金でなんとかすることが必要なんじゃないの?

 

A1:たしかにその通りだと思います。ですが、国からの交付金は国立大学法人となった後、年々減少傾向を続けている現状です。

 

<一般社団法人 国立大学協会ホームページより>

http://www.janu.jp/news/whatsnew/20180824-wnew-youbou.html

 

障害のある学生においては、社会的にマイノリティであるため、より一層厳しい状況にあるのが現状だと考えています。

私たち自身も人件費を削ったり、できる限りの努力を続けていますが、それでも障害のある学生が障害のない学生と同様に学びに参加できるような環境を作るには不十分な状況が続いています。

 

 

Q2:大学で買えないなら、福祉サービスなどを使って、他のところから支援機器を買ってもらえないの?

 

市町村が行う事業として、障害のある方の日常生活がより円滑に行われるための用具を給付又は貸与する「日常生活用具給付等事業」という事業があります。

 

<厚生労働省ホームページ>

https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/yogu/seikatsu.html

 

この事業を通して、点字ディスプレイなどの高価な支援機器を市町村から給付等をするということが期待されています。

 

ただし、この事業にも「スキマ」があります。

 

まず、各市町村によって給付対象となる障害の程度は異なります。

点字ディスプレイに関しては、各市町村によって、視覚障害だけでも給付等が認められるケースもあれば、視覚障害・聴覚障害が重複している場合でないと対象にならないということがあります。

 

つまり、障害のある学生が住んでいる市町村によって、受けられるサービスが変わってしまうのです。

 

視覚障害(全盲)の学生で、明らかに学びへのアクセスが妨げられているにも関わらず、色々な制度の「スキマ」により、支援機器が手元に届かない状況が少なくありません。

 

Q3:大学でも福祉サービスでも難しいなら、やっぱりそれは国がちゃんと責任を持つべきなんじゃないの?

 

例えば、イギリスでは、国による障害のある学生への経済的な支援として、「障害学生手当(Disabled Students' Allowances:DSA)」というものがあります。

これは、障害により学習活動に影響を与えると認められた学生に対し、学習活動上のヘルパーの費用、支援機器の購入費等の費用を学生に支給する制度です。

 

イギリスの大学に在籍する障害のある学生は、このDSAを活用して、支援機器を購入することも多いようです。

 

<諸外国の障害学生支援の現状>

https://www.jasso.go.jp/gakusei/tokubetsu_shien/publication/gaikokujoukyo.html

 

日本の大学において、障害のある学生の学びへのアクセスを保障することは、やはり国立大学の義務です。

そのための体制を充実させるには、「どの程度の予算があれば、障害のある学生にとって、どのような学びへのアクセスが保障されるのか」という根拠を積み上げることが大切だと考えています。

 

今回のクラウドファンディングが「一時しのぎ」とならないように、みなさんに活動を見ていただける機会を活かして、「スキマ」となっている支援の必要性とその根拠を、多くの方に示していきたいと考えています。

新着情報一覧へ