あなたは、一台数千万はすると思われる高級スポーツカーが展示されていたら、無断で触ったり、コンコン叩いたりしますか?

 

 

くろがね四起を修復して、展示会を実施すると感じるのですが、無断で触ったり部品を動かそうとする人が多いことに驚かされます。修復には原価で約2,000万円かかっています。

 

クラシックカーとしての価値は、もちろんそれ以上であり、もしもオリジナル部品に万が一の破損があれば金銭では補填出来ない損害が発生する恐れもあります。逆に現在も部品が供給されている、高級スポーツカーならお金で解決できる部分もあります。

 

 

とはいえ、コレクションを死蔵して誰にも見せない! 触らせない! という姿勢では、科学技術館あるいは戦争博物館としての機能を果たせません。これまで国内で身近に学習の場がなかったのですから仕方がないですが、将来もこのままでは今を生きる大人として子供たちに申し訳が立ちません!

 

本日は何を言いたいかといえば、学校教育で軍事学、または軍事史を学ぶことがない我々日本人は、欧米先進国にくらべてこの辺の常識がない……つまり非常識ということになってしまうという問題を提起したいのです。

 

博学多才の石坂浩二さんは当プロジェクトの応援コメントで、「もしかしたら一億円は安いと言えるかもしれない」と仰っています。

 

これが欧米標準の感覚なのだと思います。この価値観が判らない方が、くろがね四起を無断で触ったり、コンコン叩いてしまうのだと思います。

 

 

その欧米基準とは、自国の兵器をしっかり保管して後世に遺すことで、学ぶことができること。

 

年齢や社会的立ち場によって様々なことを学ぶための、歴史的資料の修復と里帰り。今回のプロジェクトの意義はこれに尽きると考えます。

 

共感頂けるようでしたら、是非ともご支援をお願いいたします。

 

実行者:小林 雅彦

 

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