ウクライナ避難民の受け入れにご支援くださいました皆様へ
クラウドファンディング「日本への避難を希望するウクライナの方々を 1人でも多く受け入れたい」(2022年11月~12月)にご支援くださいました皆様へ、深くお礼申し上げます。皆様からご支援いただいた6,188,000円は、新たなウクライナ避難民受入の費用と、既に入国しているウクライナ避難民の生活支援のための費用に全額が使われました。主な用途は、交通費、通信費、日用品の購入、学校の手続き費用及び教材費などです。残念ながら、ウクライナ避難民としての査証申請を支援した5名中、2名しか日本へは入国できませんでした。
2023年、新たに入国したウクライナ避難民は、次の2名です:
⑴キーウ出身で元大学生の女性
彼女にはファッションデザイナーになる夢があり、日本語学校に毎日通っています。
⑵ザポリージャ出身で元ITワーカーの男性
既に日本語が上手に話せる彼は、更に日本語を上達させて、日本に永住するのが夢です
現在、日本政府からのウクライナ避難民に対する入国査証の発給は厳しくなっており、実際に2022年9月〜2023年11月にTTEが日本へ避難する手続きを支援した3名は、査証発給に至りませんでした。しかし、今後も避難の希望がある場合は、可能な限り支援してまいります。
また、ウクライナ避難民は2023年12月より「定住者」という在留資格へ移行することになりました。今までに受け入れたウクライナ避難民全員が、2024年夏に向けてその手続きをする予定ですが、今後は、日本での長期的展望を持った生活が求められることになります。これを受けTTEとしては、ウクライナ避難民が定住者として日本で自立して暮らせるよう、引き続き支援をおこないます。
現在、TTEが支援しているウクライナ避難民は、日本語が上達して専門学校に通ったり、得意の英語を使ってIT企業やファッション業界で活躍していたり、また、保育士の資格を活用してベビーシッターをしたりと、様々な活躍をしています。故郷に残る家族や友人達を気遣いながらも、自分達の生活を着実に歩み始めています。そんな彼らを今後も必要に応じて支援していけたらと、TTEは考えております。
このような支援を続けていけるのも、ひとえに皆様のあたたかいご支援の賜物ですので、改めて感謝の気持ちをお伝えさせてください。彼らに寄せる皆様お一人お一人のお気持ちが、皆様の幸せとなって返っていくよう心より祈っております。
TTE避難民支援協会代表 大迫佐知子