プロジェクト終了報告
浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」2019プロジェクトへのご支援ありがとうございました。
目標金額300,000円のところ、募集を上回る336,000円のご支援を頂きました。
今年度も県内外からたくさんのご支援をいただきありがとうございました。
ご支援、応援コメントをいただきました皆様、プロジェクトにご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。
支援金は下記費用の一部に使用させていただきました。
- 親うなぎ買取り金額 2,313,000円
- 放流傭船船代等 352,000円
合計:2,665,000円
■リターン発送について
ご支援いただいた皆様への返礼品は12月に発送完了致しました。
■令和元年度放流事業のまとめ
放流結果のご報告まとめです。(3回の放流を実施しました)
第1回放流 令和元年11月1日(遠州灘今切沖)
オス106尾 メス123尾 合計229尾(重量101.2kg)
※10月25日から 11月1日までの集荷
放流当日は快晴の穏やかな日和でしたが、午後から風が強くなり通常より短い放流場所となりました。報道関係にもたくさん集まっていただき、ご報告ができました。
第2回放流 令和元年11月27日(遠州灘今切沖)
オス155尾 メス390尾 合計545尾(重量241.2kg)
※11月2日から 11月26日までの集荷
当日の朝は、雨模様の無風だったのですが低気圧が過ぎたあたりからウネリが強く出はじめたので、安全を考慮していつもより近いところで放流を行いました。
第3回放流 令和元年12月10日(遠州灘今切沖)
オス162尾 メス103尾 合計265尾(重量85.9kg)
※11月28日から 12月9日までの集荷
今回は、晴天に恵まれ、無風だったので安心して放流を行うことができました。また、今年度は放流量・放流尾数ともに最高を記録いたしました。これもひとえに会員の皆様やご寄付いただいた皆様のおかげだと思っております。後はシラスウナギの回復を待つばかりです。
【今回の親うなぎ放流結果】
合計 オス423尾 メス616尾 総計 1,039尾 (重量428.3kg)となりました。
前年度は、前倒しで親ウナギの集荷に励むとともに、シラスウナギの遡上を期待して頑張りました。その結果、本事業最高の放流量(重量420.5㎏、895尾)を記録いたしました。今年度は、令和元年度と新たな門出を迎え、親ウナギの集荷に励みその結果は、前年度を上回る放流量・放流尾数(重量428.3㎏、1,039尾)を確保することができました。また、今回のシラスウナギについては前半から採捕の声を聞けました。これは、たくさんの親ウナギがマリアナ海溝の産卵場所に到達して、産卵してシラスウナギになって日本の河川域に遡上している証であり、親ウナギ放流の光明の現れだとご報告いたします。
今年度も静岡県の支援によるクラウドファンディングを活用した資金調達をさせていただきましたが、静岡県東部蒲焼商組合連合会さんや静岡うなぎ漁業協同組合さんなどオール静岡でたくさんの方々からも募金・寄付金をご支援いただき、浜松うなぎ販売組合、浜松うなぎ料理専門店振興会、浜名湖養魚漁業協同組合、雄踏仲買人組合、浜名漁業協同組合のつぼカゴ漁の皆さんや袋網漁の皆さんとメッコ組合の皆さんや天竜川・駒場・掛塚シラスウナギ採捕組合などウナギに関係する皆様からのご支援もあり、今年度も親うなぎの買い上げ資金に充当することが出来ました事をご報告するとともに、厚く御礼申し上げます。
また、 数々の報道機関で放流事業を取り上げていただき、浜名湖を取り巻く、ウナギ産業はこの地域の基幹産業であると強く感じました。誠にありがとうございました。
■今後について
クラウドファンディングの参加などで県内外の皆様のご理解の輪が広がっておりますので、今後も継続して親ウナギ放流事業を行うとともに募金活動についても引き続きご支援いただきますようお願い申し上げまして、ご報告とさせていただきます。
「浜名湖発親うなぎ放流連絡会」サイト
今後とも、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。