生理の貧困が女性・少女の幸せに生きる権利を奪っています

大型ハリケーンのハリケーンイルマがカリブ海諸国を直撃し、壊滅的な被害をもたらしました。

いつものことながら女性・少女は災害によって男性と比べ物にならないような様々なリスク ―レイプ、性的虐待― にさらされました。その軽減を目指して、UN WomenとUNFPAはすぐさまディグニティーキットの配布を始めました。

Photo: Antigua and Barbuda Directorate of Gender Affairs/Nneka Nicholas

女性・少女は強制的に家を出なくてはならず、衛生用品や生理用パッドなどを持ち出す暇もありませんでした。

中南米にある島国アンティグア・バーブーダのジェンダー総局ディレクターによると「多くの救援物資が配られたものの、女性が必要とする生理用品が入っているものは少なかったのです」と述べています。そのこともあり、コーディネーターのひとりから、「生理用パットや女性用の衛生用品を配っているというのを聞いてやってきたわ」と避難民の女性達が駆けつけた、という話がありました。