
支援総額
目標金額 600,000円
- 支援者
- 97人
- 募集終了日
- 2023年11月15日

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- 1,644,000円
- 支援者
- 62人
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- 35日

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#医療・福祉
- 現在
- 1,199,000円
- 支援者
- 36人
- 残り
- 35日

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- 総計
- 71人

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- 総計
- 57人

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- 総計
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- 現在
- 1,120,000円
- 支援者
- 136人
- 残り
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#フード
- 現在
- 652,000円
- 支援者
- 45人
- 残り
- 26日
プロジェクト本文
終了報告を読む
▼ネクストゴールに挑戦します!!
2023年11月4日、終了まで10日を残して目標金額の60万円を達成することができました。まずは当プロジェクトにご支援いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
さて、最初の目標金額に達成したことで、2階未整備部分のうち、優先度の高かった天井を改修することができます。引き続き、ネクストゴールとして、壁と床の改修のための費用50万円追加し、110万円を設定させていただきます。
仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金を元に実施はさせていただく予定ですが、皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです。
▼自己紹介
岡山市北区奉還町を拠点に教育事業を行う一般社団法人SGSGの野村泰介です。2017年よりユース世代(中学生・高校生)を対象とした「学校でも家でもない第三の居場所」作りを行っています。今の仕事に就くまでは高校教師として働いていました。高校教師時代、大事にしていたことが2つあります。それは1.生徒の主体性を後押しするために先生は「教える存在」ではなく「寄り添う存在」であることが望ましい2.生徒の学びの場は、学校内だけではなく、学校の外=地域にこそ存在するということ。
しかし、現実の学校では「学校の作った枠」の中にある「正解」を求める「教育活動」の繰り返し。枠に合わない生徒たちの息苦しさを目の当たりにしながら、教師として自分にできることは無いのか?と自問自答の日々。そしてついに高校に勤めていた15年間のうち、最後の数年、学校の中に生徒がより主体的に学びながら余暇時間を過ごすことのできる解放区のような居場所を校内の一室に作りました。ここに集う生徒たちは「学校の決めた正解」に縛られず、自由に、そして主体的に毎日を過ごすことができるチャンスを得ることができました。
ところがこの活動にもすぐ限界がやってきます。まだ「学校内に居場所を!」という考え方が一般的ではなかった2010年代前半、私の実践は当時の管理職のコンセンサスを得ることが困難となり、継続することができなくなりました。 そこで私は理想を学校の外で実現させることを決意、学校を退職し、奉還町商店街にSGSGを1人で構えました。
(左)奉還町ユースセンターでの野村 (右)高校教師時代の野村(2010年)
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
〇家庭でも学校でもない場の必要性
2022年度、SGSGでは岡山NPOセンターの委託を受け、「困難を抱える青少年アウトリーチ型実態調査」の中で100名以上の高校生にアンケート・ヒアリングを行った結果、「困ってからでは遅い。困る前になんとかする」形での支援の必要性を改めて痛感しました。ユース世代が、ユース同士または、ユースワーカーなどの大人に気兼ねなく相談することが出来る「場」、社会と繋がりを持ち成長できる「場」、困る前になんとかするための「場」をつくるため、支援の核となるのがユースセンターです。
岡山駅周辺でのアウトリーチ型リサーチ活動(2022年)
〇岡山市の施策として「ユース支援」は空白地帯
本来ユース世代の支援は、行政の仕事であると私は考えています。ユース支援への理解が深い人口規模46万人の兵庫県尼崎市では、ユース交流センター管理運営経費として約4,838万円、ユース相談支援事業費として約1,848万円、ユース世代の活動や子ども・若者の育成支援に取り組む団体の活動の活動等を支援する予算として約512万円を一般会計より支出しています。(令和5年度当初予算)人口規模70万人の政令市である岡山市においても、直営または公設民営形式のユースセンターの設置、ユースワーカーの配置がなされるべきだと考えていますが、潜在的なニーズに対して直接的な予算措置がされておらず、子育て世代や高齢者への支援に比べると、施策の「空白地帯」になっていると言わざるを得ません。我々のような民間団体が非営利活動として実績を積み重ねユース支援の重要性を行政に対して訴えていくしかないのが現状です。
〇民設民営のユースセンターを作ってみた
2022年12月、ユース世代(中高生世代)が自らの意志で居場所を選び、自発的に活動できる場として、完全に民間運営のユースセンター「奉還町ユースセンター」を開設しました。開設以来、毎月のべ100名以上のユースが利用する場として少しずつ認知されてきています。しかし、非営利事業とはいえ行政の補助金などに頼らない(岡山市は予算計上していないので頼れない)民設民営のため、運営が厳しい状態が続いています。
奉還町ユースセンター外観(JR岡山駅西口より徒歩8分の好立地)
〇ユースセンターの活動
ここで、オープン以来のユースセンターの活動を紹介します。
① #おかやまJKnote 定例ミーティング
#おかやまJKnoteは 2018年1月「学校の枠を超えた高校生の自主活動団体」として結成されました。JKとは「ジャスト高校生」の略。ちょうど高校生世代が自分のやりたいことを社会のニーズと結びつけるために活動することを目的とし、いままでに西日本豪雨被災地支援、地域紹介の動画作成、18歳成人を考えるイベントなどの活動を行ってきました。毎週1回定例ミーティングを行い(2023年8月現在通算280回)、登録したメンバーは100名を超えました。
毎週集まっている#おかやまJKnoteに所属する高校生
②メイドバイメイド
2023年3月、岡山工業高校デザイン科3年生有志15名がユースセンターを使ったメイドをテーマにしたコンセプトカフェ「メイドバイメイド」を企画運営しました。高校生活3年間ずっとコロナ禍の中にあり、文化祭や修学旅行など「高校生ならあたりまえにできていた青春行事」がすべて中止。その体験機会を失った高校生たちの「リベンジ青春」のため、地域の方々を対象にしたイベントを企画しました。1週間の会期中、200名以上のお客様を「おもてなし」しました。この様子は新聞やテレビで取り上げられ大きな話題となりました。
(左)商店街で撮影したメイドカフェのPR写真 (右)多くのお客さんで賑わう様子
③SDGsジェラートの開発
2023年7月、金光学園高校2年生有志3名が「果物ロス」を解決するビジネスアイデア「SDGs白桃ミルクジェラート」を開発しました。8月上旬に行われた「おかやまSDGsフェア」で販売し、用意していた185個完売しました。現在は、ユースセンター内にある「カフェベルデ」で常設販売中。
(左)おかやまSDGsフェアで来場者に説明する高校生 (右)販売しているジェラート
④奉還町土曜夜市
毎年7月の毎週土曜日に行われる商店街地域密着型イベント「奉還町土曜夜市」にユースセンターに集う中学生・高校生・大学生約170名が模擬店を出店しました。かき氷、射的、水餃子などのお店は大変な人気で、5日間で2000名以上(SGSG関連のお店のみの数)のお客様にお越しいただきました。
(右)土曜夜市の様子スタッフ (左)ボランティア参加した学生
ここで具体的に何が厳しいのか説明させてください
①改修費が足りない
2021年8月に奉還町ユースセンター構想が立ち上がり、2023年1月より休眠預金活用助成金に採択され、約800万円をユースセンター改修費用として計上しました。しかし、築60年を超えている木造2階建て改修予定物件の痛みが予想以上に激しく、改修費の大部分を躯体の補強に充てざるを得なくなりました。設計時の積算では施工費が約2,000万円になっていましたが、計画の見直しやDIY等への施工業者の協力があり、経費を削減しましたがそれでも1,300万円かかり、助成金800万円と2022年度にご支援いただいた寄附金170万円を合わせても足りません。やむを得ず、人件費に充てるはずだった法人の自己資金330万円を改修費に補填することになりました。
しかし、2階の改修は手つかずです。当初設計通りの改修を行えば400万円近くかかります。現在、法人には2階改修のための自己資金がありませんので工事はストップしたままです。2階改修に充てるため、複数の助成金を申請していましたが、すべて不採択となり、資金調達の目途はたっていません。
①改修前 ②旧店舗の内装解体 ③建物の補強工事 ④2022年12月1階部分が完成(2階は未完成)
②運営費が足りない
ユースセンターの運営は、建物を整備するだけで終わりではありません。毎月の家賃・光熱費、そしてユースワーカーと呼ばれる伴走支援をするスキルを持った職員の人件費が必要です。その金額は低く見積もって月額約28万円。ユースセンターの利用者であるユース世代から利用料をとって運営経費に充てることは、非営利事業の性質上難しく、本来、2022年度中に集めた寄付で2023年度の運営を行う予定でした。しかし上記のとおり、2022年度に集めた寄付金は改修費に充てられたため、運営する経費が足りていない状況のため、学習塾運営などSGSGの事業収入から補填している状況です。
▼プロジェクトの内容
奉還町ユースセンターは2階建てになっており、1階と2階で役割を分けています。
1階 カフェを中心とし、ユース世代同士、ユース世代と地域の人などが自由に交流できるスペース ほぼ整備済み
2階 ユース世代が気兼ねなく過ごせる「安心の場」 未整備
今回のクラウドファンディングでは、利用者が落ち着いた環境で余暇時間を過ごすことで真の自立をうながす場となり得る2階の改修箇所の費用のご支援をお願いしたいと考えています。集まった支援金の金額に応じて「できること」に厚みが増していきます。改修内容の優先順位は以下の通りです。
優先度1 2階の天井部分 約50万円
優先度2 2階の壁・床 約50万円←ネクストゴールで達成させたいこと
2階天井の現状(2023年8月) 2階壁部分の現状(2023年8月)
○ユースセンターの理想像
ユースセンターを利用するユース世代にとってみれば、当法人の財務状況などどうでもよいことで、ユースセンターが「有るか無いか」だけで見られています。私が覚悟をもって始めた事業です。簡単に「お金が無いから辞めました。ゴメンね!」と逃げ出すわけにはいきません。今、苦しい時期だからこそ、あらためて、ユースセンターの理想像について問い直しました。
○来たいと思ったときに来れる場所、それがユースセンター
ユースワークは、「若者が参加したいと思った時」に、「学校・家庭・職場と異なる、若者が⾃らの意思で参加する⾃由度の⾼い空間(=第三の領域、余暇空間)」かつ「若者が安全を守られるとともに、他者と関わることができる空間としての「居場所」」であることが求められています。(参考:⽴命館⼤学/京都市ユースサービス協会 「ユースワークの定義」)これらを満たすためには「ユースが行きたいときにいつでも行ける状態」である必要があります。
このことを実現するには
①ユースセンターの開館時間をできるだけ増やす
②ユースが安心して利用できる空間づくりを行う
の2点が必要で、今回のクラウドファンディングでは②の部分の資金調達を目指します。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
ユースセンターの存在にはどんな意義があるのかを、いまユースセンターを使っている中学生や高校生に「①私にとってユースセンターとは ②私、ユースセンターをこう使いたい!」と、ユースセンターを支える大学生や大人に「ユースセンターとの関わり方」を聞いてみました。
①当事者 まはさん(高校1年) あみさん(高校1年) こころさん(中学3年)
【まはさん(高校1年)】
①居場所。家みたいにリラックスできるけど、家よりもいろんなことができる。学校みたいに沢山の人がいるけど、学校より過ごしやすくて濃い関わりができる。みたいな場所です。
②個人としてはもっと頻繁に行って自習とかおしゃべりとかしたい。あとは、中高生でカフェやったり、勉強会やったり、いろんな人ともっと繋がれるイベントに参加したり企画したりしたいです。
【あみ(高校1年)】
① いろんな人に出会えるところ。来るたびに見たことのない人に話を聞けて、面白いです。いつでも行ける雰囲気があって良いですね。
②ユースセンターをさらにオープンな場所にしたい。中高生にもっと来てもらうために、定期的に一緒に何かをするイベントを開催したいです。
【こころ(中学3年)】
①必要不可決な場所で来てみんなで楽しく話せたり絶対笑顔になる第2のお家みたいな場所で心地がとっても良い場所です
②ユースセンターを使ってもっと奉還町をみんなに知って欲しい!もっと盛り上がる商店街にしたい!美味しくて来て笑顔になるカフェをしてみたい!
左から まはさん、あみさん、こころさん
②大学生 光岡歩美さん(大学院1年)
私は高校生の頃、学校だけの狭い世界から飛び出してユースセンターの前身となる活動「#おかやまJKnote」を始めました。この頃で出会った仲間との時間は本当に楽しいものでした。なぜ楽しいのか?ともっと突き詰めたく、大学では社会福祉を、大学院ではユースワークとは何かを専門に学び続けています。
高校生時代の光岡さん(左)と現在(右)
③保護者 右田貴子さん(高校3年と大学1年の子を持つ母親)
我が子は不登校や発達特性などもありなかなか困難な子育てでしたが、家庭や学校の外での居場所に出会うことで、子どもたちは新たな生き方のヒントを得られました。このような場を多くの人に知ってもらうため、今では私自身がユースセンターのスタッフもしています!
右田貴子さん(左)と高校3年生の娘
展望
こども家庭庁では「全てのこどもが、安全で安心して過ごせる多くの居場所を持ちながら、様々な学びや、社会で生き抜く力を得るための糧となる多様な体験活動や外遊びの機会に接することができ、自己肯定感や自己有用感を高め、幸せな状態(Well-being)で成長」できるようにすることの重要性を掲げ、居場所作りを推進しています。私たちは、子どもから大人への移行期あたるユース世代のWell-beingを目指すための居場所作りを岡山市で行います。まず民間の力で立ち上げ、一定の成果が見られると認知されれば、行政もその必要性に目を向け、より多くのユース世代に居場所を提供できる地域が実現すると信じています。
最後までご覧いただきありがとうございました。どうぞご支援よろしくお願いいたします。
奉還町ユースセンター学生スタッフ
※掲載している画像はすべて写っている本人より許諾を得ています。
- プロジェクト実行責任者:
- 一般社団法人SGSG 理事長 野村泰介
- プロジェクト実施完了日:
- 2023年12月28日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
クラウドファンディング終了後の2023年11月中旬より、奉還町ユースセンター2階、天井部分の改修を行います。 【使途詳細】 天井改修費用 500,000円 クラファン手数料 90,000円 消費税 9,000円 雑費(ハガキ代など)1,000円 合計 600,000円
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プロフィール
一般社団法人SGSG理事長 環太平洋大学経済経営学部非常勤講師 金光学園高校非常勤講師 岡山大学大学院教育学研究科修了 2016年まで高校教諭の後、2017年、SGSG設立し、奉還町を拠点にユニバーサルアプローチの視点で「困っている子もそうでない子もみんなまるごとつつみこむ」居場所作りを行う。 その実践の場として岡山駅近くの商店街に民設民営「奉還町ユースセンター」を運営中。
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リターン
3,000円+システム利用料

お気持ちありがとう3,000円コース
●お礼のメール
●ユースセンターの歩み&活動報告(メール)
●イベントご案内(メール)
- 申込数
- 19
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年12月
3,000円+システム利用料

奉還町ユースセンターSDGsジェラートチケット2枚コース3,000円
●高校生が開発した農家から出る「ロス果物」を活用したSDGsなオリジナルジェラート 引き換えチケット2枚(PDFにてメール送付・カフェベルデにて交換)
※有効期限 発行日から6ヶ月内
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- 申込数
- 21
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- 2023年12月
3,000円+システム利用料

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3,000円+システム利用料

奉還町ユースセンターSDGsジェラートチケット2枚コース3,000円
●高校生が開発した農家から出る「ロス果物」を活用したSDGsなオリジナルジェラート 引き換えチケット2枚(PDFにてメール送付・カフェベルデにて交換)
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- 2023年12月
プロフィール
一般社団法人SGSG理事長 環太平洋大学経済経営学部非常勤講師 金光学園高校非常勤講師 岡山大学大学院教育学研究科修了 2016年まで高校教諭の後、2017年、SGSG設立し、奉還町を拠点にユニバーサルアプローチの視点で「困っている子もそうでない子もみんなまるごとつつみこむ」居場所作りを行う。 その実践の場として岡山駅近くの商店街に民設民営「奉還町ユースセンター」を運営中。