ストーリー３：改めて。ご支援をお願いする理由

みなさま

 

いよいよクラウドファンディングの終了まであと4日となりました。

これまで300万円を超えるご支援をいただき、とても嬉しく思っております。

ありがとうございます。

 

落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクトでは、VOL.1の《耳で聴かない音楽会》®の時から、クラウドファンディングによるご支援を皆様にお願いしてきました。

 

このときは、「落合さんと一緒に目指すコンサートを実現するには資金が足りない！」という思いで急ぎとりくんだクラウドファンディングでしたが、多くの方からご支援をいただいて、経済的にも何とか負担を最小限に抑えて公演を開催することができました。そして皆様の応援とご支援が、VOL.2、VOL.3…と音楽会を継続する原動力になってきました。
少しづつ音楽会の規模も拡大し、落合をはじめとするプロジェクト一同、身体的体験を融合した新たな表現、多くの方々との体験の共有」を推進できてきました。今年も公演が行えるのも皆様のお陰です。本当にありがとうございます。

 

主要プロジェクトメンバ－はほぼ全員が、最小限の経費、手弁当に近いご協力で音楽会の継続と表現の拡張を目指し続けています。印象的だったのが2020年3月の会議。長期化するであろうコロナ禍の状況を見据えてもなお「この状況下でやるべき音楽会、目指すべき表現は何か。どうしたらコロナ禍の”繋がれない状況”で、観客の皆様と体験を共有できるか」という前向きな姿勢を全員がもっていたことです。

 

そして今年。コロナ禍で出会った作曲家藤倉大と新たな音楽作品の創造に取り組むなど、プロジェクトは一貫して前に進んでおります。明日は新たな音楽会の内容の発表も行えることになりました！

目指す表現も拡大し、関わる人も、機材も拡大してきている本プロジェクト。今年も、しいたけ栽培農家、博物館、古代文字研究者といった多くのジャンルの方にもお力添えをいただき、経済面以外でも多くのサポートをいただき、音楽を中心とした多様な表現に挑戦しています。

しかし、いただいている文化庁の助成システムは「支援はするが黒字にはできない」というもの。プロジェクトは、多くのご支援をいただきながら、常に赤字決算を覚悟して公演を継続しています。特に、主催となる日本フィルの人件費は支援の対象外のため、日本フィルはコロナ禍で打撃を受けた中でも、未来を見据える企画としてこのプロジェクトをやめずに頑張ってきました。継続することがきっと大切、私たちの挑戦は長期的視座が必要な文化的挑戦だと感じています。

 

そんななか、赤字幅を最小限にして経済的にも公演の成功を目指す道は「多くの方に支持されて、より多くの方にご鑑賞いただくこと」です。そして、公演の成功がなければ、長期的な挑戦を続けることができません。これがクラウドファンディングで皆様にご支援を呼びかけ続ける理由です。

 

今年もまだまだ高い目標の達成により、多くの方と音楽に満ちた世界を共有したいです。どうぞ最後まで、皆様の力強い応援をよろしくお願い申し上げます。