「家庭とも学校とも異なる、第3のこどもの居場所」を守りたい

支援総額

500,000

目標金額 500,000円

支援者
25人
募集終了日
2020年12月25日

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プロジェクト本文

 

  みなさんは「大阪市浪速区」にどんなイメージをおもちでしょうか。


 浪速区は、就学援助や生活保護の対象となっている小学生をもつ世帯が約40パーセント(大阪市平均約20%)、いわゆるひとり親家庭が約30%(大阪市平均13%)を占めており、食生活や、学習環境など、「日々のくらし」に関する課題を多く抱えています。また、昨今問題視されている「孤食」などの原因による「愛着障害」を抱えた子どもも少なくありません。「愛着障害」は、成長過程にある子どもの心に大きく影響するやもしれない問題というべきものであり、子どもの未来への影響が心配されています。

 

 しかしながら、和歌山大学教育学部 米澤 好史教授研究データによると、「愛着障害」は、親以外の、大人からうける愛情でもその子どもをサポートできるとの結果があります。

 

 私たち「地域のおとな」が、「地域のこども」のために、わたくしごととして愛情をもって子どもたちに耳を傾け、声を聴き、積極的に現状と向き合うことで、この問題を解決できるはずだとの思いから、2013年12月、地域住民により『浪速区子ども支援ルーム事業』がスタートしました。

 

 子どもたちの未来がキラキラ輝きますようにとの願いから、健康な心と体のサポートが続いています。

 

 

 先に、中学生・高校生を対象とした不登校学習支援ルーム「コスモス」が、しばらくして小学生を対象とした学習支援ルーム「プチコスモス」が設立されました。学校外の地域との関係性を重要視し、子供たちの居場所として週4回ひらいています。

 

 プログラムには、食事の提供も含まれます。同じテーブルを囲んで、みんなで温かい食事をいただきます。おなかをすかせてやってくる子どももあり、今後も、続けていかなければならないと考えています。

 

 しかしながら、運営状況は、安定して自走ができているとは到底言い難いものです。特に、食事については、地元企業や、地域住民にご提供いただいた食材で維持しており、常に不安な状態です。

 すでに地域の子どもたちにとって、なくてはならない「居場所」となっているコミュニティを消滅させるわけにはいきません。

 この活動を、地域を越えてたくさんの方々に知っていただき、そして私たちのこの信念というべき想いに共鳴していただけるのであれば、ぜひ力をかしていただきたいということを、このクラウドファンディングにのせて発信いたします。
 

 

 

 こんにちは、「わになれなにわプロジェクト」のCREA/Me代表 小林タカシです。

オンラインサロン「CREA/Meet up」を運営しています。

 自宅にいながら全国各地のクリエイターと交流できる時間と空間を超えたオンラインならではの出会いを体験できるサロンです。

 私自身も含めて、クリエイターは、その業態からも関係者以外の他者と交わる機会が極めて少なく、まして地域コミュニティとはまったく無縁であることがほとんどであるということに、以前から問題意識を持っておりました。

 

 こうしたことから、向こう三軒両隣的な近所づきあいや町会活動など、意識的に地域コミュニティに関わることを心がけてきました。

 そうした背景から、ボランティア清掃事業を通じて浪速区役所とつながり、また、たまたま同じ町内に本部を置き、大阪の児童虐待死ゼロの実現に向け取り組む団体「ゼロ会議」という団体とのつながりも生まれました。

 

 そして浪速区役所やゼロ会議とのつながりを通じて、浪速区が抱える多くの課題を知りました。さらには子どもたちの居場所づくりに奔走している浪速区の団体の存在と、その窮状を知りました。

 今回、浪速区子ども支援ルーム事業を支援するべく、自身が主催するCREA/Meに所属するクリエイターに協力を呼びかけるとともに、このクラウドファンディングを立ち上げることにしました。

 

 どうぞ応援よろしくお願いいたします。

 

 

1:「第3の居場所」が「孤食・孤立」から子どもを救う

 

 保護者の就労形態やライフスタイルの多様化により急激に増え続ける、子どもの「孤食」及び「孤立」は、子どもの人格形成に大きな影響を及ぼすことが懸念されています。

 平成28年度に大阪市で行った調査では、

「大人といっしょに夕食を食べることがない」という大阪市浪速区の小学生をもつ家庭が10.8%(大阪市平均が2.4%)でした。

 

 この事業では、先にも述べましたとおり、食事の提供はもちろん、工夫をこらした運営で、子どもたちが安心でき、そして笑顔になれる居場所をつくり、学力の維持や向上についても力をいれてきました。ここで学んだ様々な知識や情報が、将来の夢や、希望につながっていくことに大いに期待しています。

 

 子どもたちのくらしに溶け込んだ活動は、彼らを孤立から守り、そこに関わる多世代の人々との交流の機会を形成し、地域コミュニティの拠点ともなってきました。関係者同士の情報交換や連携を密にし、家庭とも学校とも異なる第3の居場所として、すべての子どもの健やかな成長の場となっています。

 

 しかし、運営は地域のボランティアに委ねられており、運営経費はこの活動の目的に賛同していただける市民の方や企業の支援に頼らなければたちまち立ち行かなくなるのが現状です。

 この取組みを維持継続させるために、持続可能な仕組みを構築することが、今後の基礎となる大きな課題であると認識しています。

 

2:「つながり」クリエイターの活動で地域をつなぎたい

 

 1958年築、大阪浪速区桜川に特徴的な扇状の外観で有名な併存住宅として建てられた桜川ビルで「本業だけで食べていけるクリエイター」を志す人が情報共有意見交換を行うコミュニティの集まる場所としてCREA/Meは生まれました。

 

 

 心からファンに喜んでもらえるモノ・コトを創り出し、それが継続できるクリエイターを生み出したいという思いから現在100名超が在籍し、イラストレーターや画家、フォトグラファー、書家など、さまざまなジャンル・世代・地域のクリエイターが参加しています。

 

 

 地域の活動としてメンバーがワークショップ講師を務め、小・中学生にオープンな表現活動の場を提供するプロジェクトを開催してきました。

 ホンモノに触れる/次世代に繋げることをテーマに、親子で楽しみながら子どもたちの可能性を広げてきました。

 子供達が安心して集まれる場所づくりのお手伝いができればと多くのクリエイターが今回参加します。

 

 

3:「寄り添い」地域ぐるみの子どもの見守り。機会提供。

 

 これまで私たちは、課題を抱えた子どもたちに寄り添い、設立時から、今日までたえ間なく活動してきました。

 愛情をもってひとりひとりの子どもと向き合い、学習支援という方法で接してきました。学力や生活力を養うため、週に4回、休むことなく継続しています。


 はじめのうちは、「しらない、できない、分からない」と消極的な子どもも、スタッフ(学校の教員や学生ボランティア、地域住民や卒業生)が個別にサポートすることで、「できた!分かった!」という達成感や、そのプロセスの楽しさを知り、自然と学習意欲や集中力を持つようになります。他者との接し方を学び、受け身ではなく、自ら相手に「伝えること」ができるようになります。この事業が、子どもたちの自主自立の力を引き出すことにつながった成果であると思っています。

 

 資金面の問題から、年数回しか実施できませんが、体験学習やレクリエーションも企画します。外部講師によるワークショップや、博物館などの公共施設の社会見学を実施し、楽しい体験から何かを感じ、自らの力にしてもらいたいとの思いで続けています。

 ここを利用する子どもは年々増え、卒業した子どもたちが、今度はサポートする側の活動者となり、ノウハウが蓄積されるまでになってきました。次世代の担い手を作ることで、持続可能なロールモデルを提供する準備を進めています。

 

 これからも、地域の関係機関とのネットワークを構築しながら、地域ぐるみで子どもと、ひいてはその家庭をも支援していきたいと思っています。

 切れ目のない愛情をもって子どもたちを包み込み、きめ細やかなサポートを行っていくために皆様のご支援が必要です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

支援金の使い道

浪速区の子ども支援ルーム事業の運営サポート資金として活用いたします
 

<事業に携わる者の思い>

 

榊正文(大阪市浪速区長)
「どの子どもも夢を諦めないで」

 

 平成29年4月に、浪速区長に任命されました。

 この間、子どもと教育を重点に施策を展開してきました。無料の学習支援を新たに創設し、民間の専門事業者による学力向上を目指し実施いたしました。

 多くの生徒・児童が経済的理由により行きたくても行けなかった学習塾・習い事の代わりに、本事業を活用いただきました。

 しかし、実施してみると、経済的に困窮しているだけでなく、保護者が深夜まで不在、生徒本人の不登校や発達障害、児童虐待や非行など、様々な要因が複雑に絡み合って、基本的な学習習慣や生活習慣が身についていない生徒が相当数存在する現実に直面しました。

 子どもたちは、それぞれ将来の夢を持ち、それに向けた進路を自分なりに考えています。生まれ育った家庭環境に縛られて夢や進路を諦めるのは、その後の人生に大きな影響を残します。ひとりでも多くの子どもが可能性を最大限に伸ばし、夢に挑戦できるよう家庭環境を大きく包み込めるような支援をしていきたいと思います。

 浪速区では、地域の皆さまが、子どもたちのための登下校時の見守りから災害時の備えなど、日夜地域を守っていただいております。

 浪速区はほんとうにあたたかい、いいまちです。子どもを安心して育み、住み続けたいまちに。みなさまによりご支援を賜ればと思います。

 

 

 

米澤好史 和歌山大学教育学部教授

臨床発達心理士スーパーバイザー

学校心理士スーパーバイザー/上級教育カウンセラー

ガイダンスカウンセラー 

 

 今回、大阪市浪速区さまには、私が長年、実践してまいりました、愛着の視点のこどもへの支援、愛着障害への支援を区として、地域ぐるみで実施していただけるとのこと、うれしくてなりません。子どもたちを支える地域の取り組みに、私も何かお役に立てればと思っております。よろしくお願いします。

 

ページ制作サポート
NPO法人クラウドファンディングプロデューサー協会

 

 

【プロジェクト終了要項】

 

運営期間    
2021年1月1日~2021年8月31日

運営場所    
にしはまネットワーク事務所
大阪市浪速区浪速西1-4-1-106

運営主体    
浪速地域学習支援ルーム

運営内容詳細    
子どもたちの居場所づくりと学習支援、食事支援

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わになれなにわプロジェクトは浪速区を活性化するためのプロジェクトチームです。

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リターン

1,000


1,000円 支援(サンクスカード)

1,000円 支援(サンクスカード)

(CREA/Me所属アーティスト書下ろし)サンクスカード

※写真はイメージです。どのようなカードが届くかお楽しみにしていてくださいね。

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年1月

3,000


3,000円 支援(ナイロン製エコバッグ)

3,000円 支援(ナイロン製エコバッグ)

(CREA/Me所属アーティスト書下ろし)
ナイロン製エコバッグ
※写真はイメージです。どのようなデザインが届くかお楽しみにしていてくださいね。

申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年1月

1,000


1,000円 支援(サンクスカード)

1,000円 支援(サンクスカード)

(CREA/Me所属アーティスト書下ろし)サンクスカード

※写真はイメージです。どのようなカードが届くかお楽しみにしていてくださいね。

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年1月

3,000


3,000円 支援(ナイロン製エコバッグ)

3,000円 支援(ナイロン製エコバッグ)

(CREA/Me所属アーティスト書下ろし)
ナイロン製エコバッグ
※写真はイメージです。どのようなデザインが届くかお楽しみにしていてくださいね。

申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年1月
1 ~ 1/ 11

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