メルボルン遠征報告④

3月29日(土)

レース当日。トラムに乗って移動して、レースの2時間ほど前に競技場に到着しました。

オーストラリアの新星・GOUT選手(200m)が出るとあって、チケットは売り切れでスタンドは満員。日本では陸上の試合でここまでいっぱいになることはないので、すごいなぁと選手たちも感動していました。

この日は朝から風が強く、レースの時間帯になっても時折り強い風が吹くというコンディション。男子5000mは20時01分にスタートしました。

ベース1周64秒、3000mを8分ちょうどでペースメイカーが引っ張る設定でしたが、風の影響もあってか、上がったり下がったりで少し安定しません。2000mあたりから佐々木、山口は先頭集団から遅れ始めましたが、鈴木は縦長になった先頭集団の真ん中あたりでレースを進めていました。鈴木は3000mを8分2秒で通過すると、集団の前にいた数名がペースアップしますが、無理に追わずに縦長となった4位集団の前の方で粘っていました。

ラスト1周に入って一気にベースが上がりましたが、鈴木はそれに対応すると、ラスト200mからペースアップ。ゴール手前で1人抜いて6位でゴールしました。タイムは13分25秒59で、高校歴代2位となる素晴らしい走りでした。

佐々木は最初から後方でやや苦しい走りとなりましたが、なんとか13分台でまとめて16位でゴール。山口はメルボルンTCのメンバーとともにあまり調整をしない形でこのレースに臨みました。17位という結果に終わりましたが、約2ヶ月間、このチームの練習をほぼ完璧にこなすことができました。5000m12分台の選手とも同等の練習をこなすことができたことは自信になったはずですので、今シーズンの飛躍に繋げてほしいです。

この大会には、日本からも多くの選手たちが出場しており、男子200mには競走部OBの西裕大選手も出場していました。

みんな、今年行われる東京世界陸上を目指していますので、このレースをきっかけに調子を上げていってほしいものです。

大会名：2025 Maurie Plant Meet Melbourne - World Athletics Continental Tour Gold
期日：2025年3月29日(土)
会場：オーストラリア・Lakeside Stadium

5000m

鈴木琉胤(新入生)　13分25秒59(6位) ★自己新

　　　　　　　　(高校歴代2位相当)

佐々木哲(新入生)   13分59秒73(16位)

山口智規(3)　　　14分06秒17(17位)

※200m決勝(+0.4)
西　裕大OB　　21秒00(6位)

早稲田大学競走部

駅伝監督　花田勝彦