【初授業】

 

4月6日は、初授業でした。

4月18日からスタートするこの授業ですが、

事前に学生が取り組む社会問題のテーマの事前説明会でした。

今回学生が取り組む社会問題は6つの中から、自分が一番興味があり、

携わりたいものをピックアップします。

 

【日本の社会問題】

①伝統文化の衰退

全国各地で伝統工芸・芸能の売上額・働き手が減少傾向にあります。

関西学院がある西宮市でも、江戸時代以上前から続く伝統工芸・芸能が存在していますが、売上の減少や阪神淡路大震災を機に働き手が減少している現状がございます。

日本文化の誇りを持ち、一生懸命活動をされている職人と共に、「今何が出来るか」を考え、行動に移します。

 

②観光課題 ‐地方創生‐

人口減少問題から1つの打開策として力を注いでいる「地方創生」。

外国人観光客は年々増加していますが、まだまだ都心と比較すると地方部へのプロモーションは必要です。

西宮市でも年間6万人の外国人観光客が甲子園などに宿泊していますが、

実際に西宮市の観光に結びつくのは極僅かであり課題があります。

観光国であるインドネシア・バリ島の学生と連携し、留学生や外国人観光客へのインタビューを重ねながら、プロモーションや現在ある観光プランにどのようにして付加価値を乗せていけるかと考えていきます。

 

③食品ロス 

食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄されてしまうロスのこと。

日本では年間632万トン(2013年 農林水産省推計)が食品ロスとして廃棄されており、その量は世界の食糧援助量320万トン(WFP発表 2014年)を超える。

内、約302万トンが家庭から廃棄されている。学生は自分自身での家庭でどのくらいの量が普段廃棄され、またどのような工夫が必要かを実践し、チームで共有。また学校の食堂やご協力頂ける地元のレストランにもインタビューをさせて頂きながら、「出来ること」を探索します。

 

【インドネシア・バリ島の社会問題】

①ごみ問題

今バリで深刻な問題の1つとなっているのが「ごみ問題」。

街の中でポイ捨てが普通に見受けられたり、ごみの分別がされていなかったりとまだまだ「環境」に対する知識と意識づくりが必要です。

実際に路上やビーチにごみが溜まり、洪水やマングローブ、生態系への影響を及ぼしています。

学生はバリの学生と一緒に考え、日本の学校の掃除の時間を紹介・提案したり、毎朝一緒に5分の掃除時間を設けたり、NGO団体と協力してイベントに参加したりと「今出来ること」を考えていきます。

 

②マングローブの減少問題

世界の4分の1の沿岸に面しているマングローブ所有国のインドネシアでは、

ここ30年間でマングローブが約450万haから約250万haへと減少しています。

近年マングローブ保護地域になったりと、少しずつ回復へと向かっていますが、バリ島では立地開発での伐採や、ごみの蓄積に伴いマングローブが減少してしている現状があります。

このチームの学生たちは、しっかりと勉強した上で、提携校の小学校に「マングローブの働きや必要性について」授業を行い、将来を担う若い層からの知識を植えつけたり、現地で1本150円ほどで購入出来るマングローブの苗をクラウドファンディングで集めたり、交換留学時に地元の人も巻き込んでゴミ拾いや植林活動を行ったりと出来ることから行っていきます。

 

③教育格差問題

近年少しずつ貧困格差が減少傾向にあるインドネシアですが、

まだバリ島には、ごみを拾って生計を立てている家庭や、親を持っていない子どもたちがいます。

彼らは政府の援助により、学校に行けていますが、起こりがちな問題としてあるのが「いじめ問題」です。

そこでスラム向けや孤児の子どもたち向けの小学校を設立しましたが、

そこにあるもの教育道具は全て寄付で集めたものであり、もちろん音楽の道具や理科の実験で使うもの、図書室などはありません。

教育を受けられることは、彼らにとって財産ではありますが、

大切なこの教育期間、

学べる環境は出来るだけ整え、出来る限りこの格差をなくしたい。

教育チームは、バリの学生と協力して、使わなくなった道具の寄付や、彼らに授業のプログラムを作った後、簡単な授業を行ったりと出来ることを考えていきます。

 

以上、今回は上記6つのトピックを選択しましたが、

この全体プログラムを通して、「今、自分(たち)に出来ることは何か」を考える癖を身に付けていけるような授業を作っていければと思っています。

 

もちろん、授業の中で英語力や国際コミュニケーション力は磨けることは確かですが、それは彼らがいずれ目指す目標に対する過程で必要なもの。

 

今回は、その先の人生でぶち当たった時の課題、組織から課された課題、社会が持つ課題をいかに解決していける力を養えるきっかけになればと思っています。

 

私たちチームはベテランの方と比べると経験値や知識は浅く限界があるかも知れません。

しかし、現地NGOや専門団体、その分野で第一人者で行っている方々と支え合えば、将来の若者を育んでいけるような環境を作っていけるとそう信じています。

「教育」分野の仕組みを作るのは非常に難しいです。

それでも、今私に出来ることを考えた時に、

若者たちが将来目指したい目標や夢を持った時、それを叶えるための力を養う機会を提供する。そして同じ地球上で起きている社会が抱えている問題を、まずは皆1人1人が「知る」「学ぶ」ことが出来るプラットフォームを創ることでした。

 

とても巨大な夢だからこそ、25歳の今この時期に目指すと決意しました。

まだまだ力不足ですが、どうか皆様今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

五十嵐 駿太 (Shunta Igarashi)

 

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