プロジェクト終了のご報告
この度は、ウッドワン美術館のクラウドファンディングにご参加くださり誠にありがとうございました。
悩みながら、不安に思いながらのスタートでしたが、たくさんの方々から厚いご支援、温かいお言葉をいただき、改めて多くの方々に支えられていることへの感謝と、そして皆様方の想いにお応えしていく使命を強く感じているところです。
皆様とお約束いたしましたとおり、お預かりいたしました4,093,000円につきましては、展覧会開催のための費用として大切に使わせていただきます。
令和5年度につきましては、以下の特別展開催に伴う作品の運搬・展示撤収費用、展示造作に充当させていただく予定です。
(令和5年度年間スケジュールhttps://www.woodone-museum.jp/exhibition.html)
猫まみれ展 ~藤沢市所蔵 招き猫亭コレクション~
令和5年7月14日(金)~9月24日(日)
国内屈指の個人所蔵家「招き猫亭」コレクションから選りすぐりの絵画、彫刻、版画など約200点をお借りし、一挙公開します。人に寄り添い、生活に溶け込み、人生に安らぎと喜びを与えてくれる猫たち。本展では、古今東西で人を魅了し続けてきた猫の表情や姿態をバリエーション豊かに表した作品の数々を紹介します。また、本展では、ウッドワン収蔵品の中から猫をテーマにした名品を合わせて展示します。猫好きの人もそうでない人も楽しめる展覧会です。
歌川広重 東海道五十三次 ~保永堂版と丸清版~(仮称)
令和5年9月30日(土)~12月3日(日)
モネやゴッホなど、近代ヨーロッパの画家に影響を与え、世界的に著名な画家である、歌川広重(1797-1885)。「ヒロシゲ・ブルー」と呼ばれる鮮明な藍色と斬新な構図で、今もなお世界中で人々を魅了しています。中でも、《東海道五拾三次》は、江戸の日本橋から京都・三条大橋までの旅路を描いた、浮世絵版画の最高傑作といわれています。広重は、1834(天保5)年の保永堂版を皮切りに、生涯で20種類以上もの東海道シリーズを手掛けました。本展では、広重の名を世にとどろかせた保永堂版55点と、現存数が少なく、幻と言われている丸清版55点、さらに現地の写真も添えて一堂に展示。構図、色彩、季節など、全く異なる二つの東海道五拾三次を見比べながら、時代を席巻した浮世絵の魅力をご覧いただきます。
季節がめぐり、時代が大きく変わっても、吉和の自然は変わらずここにあり、私たちを温かく包み込んでくれます。この場所で、私たちは、大自然の中で生きる悦びや明日を生きるエネルギーを感じていただけるよう、アートを守り発信し続けます。
こうして展覧会を開催することができるのも、皆様方の物心両面にわたるご支援のお蔭です。ここに改めて、皆様方のご支援に心より深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
これからも、職員一同、この感謝の想いを胸に、皆様方から長く愛される美術館としてアートを後世に引き継ぎ、アートの力で地域と人をつなげていけるような活動に努めていく所存です。
今後ともご支援を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
ウッドワン美術館職員一同