【2022年クラウドファンディング達成の御礼と新年のご挨拶】
新年、明けましておめでとうございます、NPO法人ワールドシップ代表の農澤明大です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨年挑戦させていただきました本クラウドファンディングですが、皆さまにご協力いただき、無事目標の250万円を達成し、ネクストゴールの300万円も達成することができました。改めまして、心より御礼申し上げます。
皆さんのご支援を活用させていただき、9月の広島プロジェクト、奈良県の中学校公演、10月の奈良公演、ナラクロスオーバー公演、12月の渋谷区音楽鑑賞教室と、全公演を成功させることができました。坂町をはじめとした各市町村の教育委員会や、広島の安芸ライオンズクラブさん、コラボした中高吹奏楽部の皆さん、奈良ミュージックデザインさん、奈良ロータリークラブさん、上映会でお世話になっている保山耕一さん、そしてワールドシップのメンバー及びスタッフの皆、多くの方に支えられながら、何とか無事に2022年を乗り切ることができました。
依然として海外に赴くことができず資金繰りに不安を抱えつつではありますが、ご支援のおかげで何とか怒涛の下半期の活動を終えることができました。2022年もたくさんの子どもたちに音楽を届けることができました、本当にありがとうございました。
特筆すべきは奈良公演、何と900名以上のお客様にお越しいただき、同じホールで繰り返し演奏を行うことによって文化は根付くのだと実感することができました。
私農澤の出身地である奈良に根付き、奈良県文化会館が来年より建替工事ということで、その最後に演奏をさせていただき、感無量でした。とはいえ、WSOは奈良だけのものではありません。東京にも多くのファンがいらっしゃるので、近い将来、東京での公演ができればと画策しております。
また、今回クラウドファンディングにてご支援いただいた方へのリターンの通知が不足しており申し訳ございませんでした。今回ご支援いただいた方には、2023年の国内での活動につきましても、ワールドシップ主催のものにつきましては無料にてご招待させていただきます。周知が徹底できていなかった点について、お詫び申し上げます。
2023年の活動につきまして、「そろそろ海外プロジェクト行けるんじゃないの?」というお声もたくさんいただきます。世界中の子どもたちに初めてのオーケストラ体験を届けるために、2014年に生まれたワールドシップオーケストラ。世界の情勢とも相談しつつ、海外でのプロジェクトも視野に入れつつ、徐々にではありますが足を踏み出して行く所存です。
しかしながら、海外だけを照準に入れるのではなく、今後も日本での活動にもしっかりとフォーカスして、持続可能な発展目標を持って前進したいと考えております。
↑コロナ前最後のプロジェクトとなった20春カンボジア
文化庁によるコロナ禍での助成につきましても、2022年までで一旦一区切りとなるようです。たくさんの音楽家や実演団体が存続の危機にある昨今ですが、今後は文化として芸術が受け容れられる、その土壌を醸成するためにも、「はじめてのオーケストラ体験」を届けることに特化した我々WSOが旗を振らないといけないと考えております。
これからも、皆さんに応援していただける団体で在り続けたいと、夢を語り、紡いでいくことのできる団体でありたいと考えています。本クラウドファンディングにおいて、229名もの方が応援してくださっているという事実を直視し、逃げずにこの団体と向き合い、日本中に、そして世界に音楽を届け続けることを、改めましてここに宣言します。
今後とも、応援のほどよろしくお願いいたします!!
2023年1月9日
NPO法人ワールドシップ 理事長 農澤明大