【NGO LOOB】活動拠点「イロイロ市」をご紹介！

 

 

今回は本プロジェクトに参加していただくNGO団体「LOOB」の活動拠点「イロイロ市」をご紹介したいと思います！

 

イロイロ市はフィリピン中央部のビサヤ州西ビサヤ地方にあるパナイ島の中心都市です。西ビサヤ地方で最も古い歴史を持ち、商工業の中心地として発展しています。

 

気候や生活の便がよく、とてものどかな街であり、フィリピン国内で最も住みやすい街の一つです。「City of Love（愛の街）」という愛称で呼ばれており、その名の通り、この地域の人々はフィリピン内でも特に性格が良く愛情深いことで知られているんです！

 

 

観光名所としてサント・トマス・デ・ビリャヌエバ教会（Church of Santo Tomas de Villanueva）があります。中心街から車で1時間ほどの距離です。サンゴ礁の石灰岩で造られ、ユネスコ世界遺産に登録されています。建造に11年かかったそうです！

スペイン統治時代に建てられたもので、写真でわかるように彫刻のデザインが魅力的ですね。

 

他にも毎年1月の第4週目の土日に開かれるディナギャン・フェスティバル（Dinagyang Festival）は全国的に有名なイベントで、街全体が盛り上がります。さまざまな地域から多くの人が訪れるそうです。

 

⬇︎サント・トマス・デ・ビリャヌエバ教会

 

 

 

こうした魅力あるイロイロ市ですが、中心街から少し離れると都市貧困地域が広がっています。

 

 

例えば、イロイロ市内のカラフナン村はイロイロ市の人口50万人から出るごみを全て受け入れる投棄場です。驚くことに、その周辺には1000人を超える人が住んでいて、ウェストピッカーとして金属類などの有価物を回収し売却することで生計を立てています。日収は100～150ペソ（約220～330円）程度です。その中には子供たちも多くおり、彼らは両親の収入を補うために不衛生な環境で、ごみの回収作業に従事しています。そのため、ゴミ山からの匂いでお腹が痛くなったり、自分自身にその匂いがついてしまったりするなど彼らの健康や安全は常に危険に脅かされている状態にあります。

 

 

しかし、都市の発展、人口の増加により廃棄物の量は増えていくばかりです。条例により、ごみの分別化が義務化されましたが、罰則等はないため市民による分別は進んでおりません。

 

LOOBはこの貧困問題解決のためには若い世代の解決に対する自発性、積極性が大切であるという考えのもと子供達の教育支援を精力的に行っています。

 

以上、フィリピンイロイロ市の魅力やその裏に抱えている課題についてお話しさせていただきました。ご清覧ありがとうございました！

 

 

しかし、ここでお伝えしたことはイロイロ市のほんの一部です。

 

「イロイロ市やLOOBの活動についてもっと知りたい」

「現地の方のリアルな声を聞きたい」

「SDGsの問題の解決策について英語でディスカッションしたい」

 

という方はぜひオンラインスタディツアーにご参加ください！！