橘の実の大きさは直径4センチ前後でピンポン玉より小さな可愛い姿をしています。元々お正月の鏡餅の上にのせる「みかん」は橘であり日本人が大切にして来た霊果でもありました。大和橘の気品ある花は着物の伝統柄に用いられ、高貴な香りは日本の文化に深く根付いておりました。大和橘は常緑の葉で冬を力強く越しその実は鈴なりのごとく沢山なり、子孫繁栄の象徴として縁起良く、霊力を持つ神木とされていました。古代では薬としても使われていました。最近の近畿大学及び奈良県産業振興総合センターでの香分析や成分分析において、大和橘は、抗がん作用、抗認知症作用、抗酸化作用があることが判明しました。現代科学の成分分析結果から橘には温州みかんの20倍以上のノビレチン及びタンゲレチン(柑橘系の植物に多く含まれる成分でフラボノイドの一種)が含まれていることも分かりました。大和橘は、その名を平成の世に残す神木であり日本の宝であると私共は考えております。

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