
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 298人
- 募集終了日
- 2021年2月28日
ありのままで〜2023年夏〜
秋風が心地よい季節になりました。
ここ天川も猛暑もようやく過ぎ去り、新秋の涼風が心地よいです。
さて、過ぎ去るとあっという間ではありますが、植樹した樹木たちは今年の夏をしっかり生き抜き、また大きく成長したようにも感じます。今回は「2023年夏」と題し、この夏の様子をご報告させていただきます。ぜひ最後までお目通し頂けますと嬉しいです。
|| 盛夏
今年の夏は、8月中旬に台風が紀伊半島を縦断するなど緊張を強いられていましたが、幸いにも大きな被害を被ることはなく過ぎ去り安堵しておりました。一方で、全体的に降水量は多くなく、田畑をはじめ、樹木たちにとっても十分な水分量ではなかったのが気がかりではありました。

しかし、山の中で植樹した樹木たちをみていると、この環境下でもしっかりと枝葉を伸ばし成長している姿が見えました。
|| 船岡山は3年目の夏、寺峰の杜は初めての夏

クラウドファンディングで多大なるご支援をいただき行った船岡山に植樹した樹木たちも、今年も一段と大きく成長したように感じました。

今年の夏は大きな獣害の被害を受けることがなかったものの、一方で虫に食われて、一部枯れてしまうものもありました。
そして、今年の3月に植樹祭にてご支援者さまと一緒に植樹した寺峰の杜の樹木たちにとっては、この場所での初めての夏を過ごしました。

植樹した3月はまだ葉も出ていない枝だけだった樹木たちも、春から夏にかけて勢いよく枝葉を伸ばし、葉も大きく広げ光をたくさん吸収しています。

そもそも、葉の役割はこうしてたくさん光を吸収し葉緑素を使って光合成し、エネルギーを生み出すということがあります。

一方で、葉を広げることで、株の中にある水分を蒸発させることができ、樹木内の水分調整をする機能も有していると言います。
つまり、これによって、根から水分を吸い上げるためのポンプ機能を担っていることに。

季節の移ろいの中で様々な自然環境の中で自ら順応し、“生きる”ことを精一杯行う姿からなのか、まさに「生氣」を近くで感じることもでき、毎回山に上がる度にこちらも活力が湧いてきます。
|| 下刈りにも変化が

今年の夏も下刈りを何回かにわたって行いました。
そもそも下刈りを行う理由は、成長を促進させるためでもあります。(詳細については「こちら」をご覧ください)
しかし、下草に邪魔されずだんだんと大きく成長してきたこともあり、下刈りの目的・やり方も変えていこうという判断をされた夏でもありました。
以前も何回か「下刈り」の作業の様子を報告させていただきましたが、なかなかの作業量と重労働でもあり、これにより少しずつ下刈りの作業負担が減るので少し気持ちとしてはホッとするところもあります。

とはいえども、虫に食われるという被害もあったり、蔓(つる)が樹木の枝葉に巻き付いて成長を止めてしまうこともあったりするので、やはりもう少し大きく成長するまでは丹念に成長を見守り、そして愛情をかけて育てていきたいと思っています。
※間伐についても「こちら」の中で簡単にご説明させていただいております。
|| 学びの場に
我々も「これが正解だ!」というものはなく、日々自然の中に身をおきながら、学ばせてもらっていることが多くあります。

それは植物の成長も教科書や図鑑で見て学ぶことも然りですが、実際に直接目で観ることができるのは大きな学びだと思っています。

山、森、川の自然生態系が私たち人間、人間の暮らしとも本来は密接であるということも、この場所からは体感することができる、絶好の学びの場であると実感しており、山に上がるたびに様々な発見や学びをもたらしてくれます。
▲今年の夏の初めに、村の小学生たちを船岡山に案内し、森の仕組みなどを代表の井頭が説明をしました。この村の中で生まれ育っていながらも、こうして改めて山を眺め、自然生態系の関係を知ることができるのは驚きと発見があったと感想をいただきました。
|| 全てを受け入れてくれる

こうして様々な学びをもたらしてくれる場としても貴重な場所だと感じておりますが、今年の夏は毎回山に上がるたびにどこか安心感に包まれる感覚も多かったようにも思います。

それは、植樹した苗木たちがだんだんと成長していく中で、樹木たちを観る目線も高くなってきたからなのか、はたまた、枝葉を大きく広げているのがどこか感覚的に包容されるようにも感じているからなのか。どこに起因しているのかなと思ったのですが、もしかするとこの土壌にもあるのではないかなと気づいた夏でもありました。




視界と同じ高さの部分などに目がいきやすいですが、こうしてふと足元を見たり、また、草木の下、土の中を見てみると、小さい花を咲かしたり、虫がいたり、本当に様々な植生が増えてきているなと実感しています。
我々はここに昔「壺中(こちゅう)」として称された鎮守の杜へと還す取り組みとして、意図して落葉樹の紅葉だけを植樹しましたが、こうして2年経た今では、想像以上に様々な植生が繁殖し賑わっています。

「これだけしかダメ!」などという一方的な押し付けは何もなく、小さくても、大きくても、また、実がなるものもあれば、棘を出すものもあったりと・・・・。

風や鳥が運んできたのか、ここに種が飛んできて芽を出すのもこれまたご縁なのでしょうか。まさに多種多様な生命がここに共に生きています。
そこにはそれぞれのありのままの姿を受容してくれる、そんな温かみのある土壌があるからなのでしょうか。

ここにいると「ありのままでいいのだよ」と、優しく微笑み、包み込んでくれる安心感に浸れます。
今年の秋は植生に詳しい先生をお迎えして、色々とご助言をいただく予定でおります。
下刈りをする上でも、全てを一概に下草として刈り取るのではなく、残す植生を決めていこうという話も上がっており、様々な方々のご助言・ご指導を賜りながら、我々もこの場所を引き続き育て、守っていきたいと思っております。
〜今日の一枚〜

今年の8月11日にここ坪内に「おおとり」が開店しました。前のオーナーの方がお店を閉めてから2年弱過ぎましたが、この度、ご縁あって新たなオーナーご夫婦がお店を開けてくれました。
そもそもこの「おおとり」の建物ができて早30年近くが経とうとしています。ご覧いただいた通り、ログハウス。店内も木の温もりを感じられる場所です。先日ここで皆で食事をしていたとき、建設時には代表の西岡も井頭もノコギリを片手に手伝ったという話をしてくれました。
建物は変わらずとも、こうしてまた新たなオーナーのもとで生まれ変わった「おおとり」は、我々にとってもまた新たな灯火が灯り喜びでもあります。
ぜひ天川にお越しの際は、お立ち寄りください。
おおとり
営業時間:11時〜15時
リターン
3,000円

い|【弥栄の杜】コース
ご支援誠にありがとうございます。感謝の気持ちを筆にしたため天河よりお送りさせていただきます。
----------------------------------------------
●「斎庭之衆」メンバーシップ
●御礼状
- 申込数
- 127
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年3月
10,000円

ろ|【大将軍の杜】コース
●「斎庭之衆」メンバーシップ
●御礼状
●斎庭HPにご芳名掲載(掲載はご希望の方のみです)
- 申込数
- 128
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年3月
3,000円

い|【弥栄の杜】コース
ご支援誠にありがとうございます。感謝の気持ちを筆にしたため天河よりお送りさせていただきます。
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●「斎庭之衆」メンバーシップ
●御礼状
- 申込数
- 127
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年3月
10,000円

ろ|【大将軍の杜】コース
●「斎庭之衆」メンバーシップ
●御礼状
●斎庭HPにご芳名掲載(掲載はご希望の方のみです)
- 申込数
- 128
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年3月

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