プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

ザンビアの子ども達に、慢性栄養不良を改善するため600人分の給食と栄養教育を届けたい!

 

はじめまして!私たちは大学3年生の伊藤憲子(法学部)、鈴木伸子(工学部)、田口智英(工学部)、小野里由香(教育学部)、中村美佳(教育学部)です。私達はアライアンスフォーラム財団(AFF)様のザンビアにおける栄養改善プロジェクトの教材作成に携わらせていただいています。作成した教材は現地に送られ、ザンビア・バウレニに位置する小学校の子ども達と母親達にむけた栄養教育の場で用いられています。今まで作成した教材は5回中3回分で、現在第4回のための教材を作成中です。

 

2016年3月、私たちは、ザンビアの貧困地域バウレニに位置する小学校で、3日間の栄養に関するセミナーを行います。しかしザンビアまでの3人分の渡航費の一部が足りません!また、バウレニの小学校の半年分の給食費も不足しています!

 

第1回教材作成を終えた様子

 

 

「見えない飢餓」に陥る人々は世界に約20億人。世界の子ども達は栄養が取れていなかった。

 

私たち5人は、栄養に対する共通の問題関心により集まったグループでした。世界における栄養不良の問題に焦点を当て、リサーチを重ねる中で、「見えない飢餓」と呼ばれる「慢性栄養不良」の存在を知りました。慢性栄養不良とは、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素の慢性的な欠乏によって引き起こされる栄養不良のことをいいます。エネルギー不足により痩せ細る「急性栄養不良」ばかりが着目されており、穀物を中心とした食糧の支援が優先されているのです。しかし、「見えない飢餓」に陥る人々は世界に約20億人もいるとされています。(International food policy research institute, 2014)私たち5人は、この深刻な慢性栄養不良に焦点を当て、この問題の解決の一助となりたいと強く決意し、行動を開始しました。

 

 

食料はあっても、栄養の偏りで子供達は苦しんでいます。

 

 

スピルリナによる子供達の栄養改善プロジェクトとの出会い

 

そこで私たちはこの慢性栄養不良を調べる中で、あるプロジェクトの存在を知りました。それが、AFF様の行う栄養改善プロジェクトでした。このプロジェクトは、ザンビアにて高タンパク・高ミネラル・高ビタミンの「スピルリナ」という藻を認知・普及させることで、現地の人々の慢性栄養不良の改善を図るものです。

 

このプロジェクトには、ある課題が存在していました。それは、現地の人々に栄養知識が不足していることにより、スピルリナが人々の食生活に定着しづらいということでした。住民にスピルリナを配布したとしても、「そもそも栄養とはなにか」「自分たちの食生活にはどの栄養素が不足しているのか」など基本的な栄養の知識がないことや、緑色の見た目と独特のにおいもあり、なかなかスピルリナの重要性を理解してもらえなかったのです。そのため、現地の人々に栄養知識を定着させるための栄養教育の機会を提供する必要がありました。
 

 

左の白いものが「シマ」、右が「スピルリナ入り野菜の炒め物」

 

 

栄養の摂取に向けた教材を現地の生徒がで使ってくれました!

 

私たちは、AFF様に機会をいただき、現地の栄養教育で使用する教材作成に携わらせていただくことになりました。教材作成は2015年3月から始動し、以来3回に渡る教材を作成してきました。第1回目は、「体の臓器の働きと食べ物の消化・吸収を学ぶ」をテーマにし、ポスターやカルタの教材を考案しました。子ども達に楽しみながら学んでもらえるよう工夫を凝らし、ゲームを多く取り入れた教材を作成する事ができました。この教材は現地に届けられ、AFF様の駐在員の方に高学年の生徒に向けて初めての授業を行っていただきました。

 

まず、高学年の選抜メンバーに授業を行い、その内容を彼らから低学年の児童に伝えてもらう事で、現地だけで栄養教育を運営できるような持続的な教育システムの構築を試みています。第2、3回では、母親向けの教材を作成しました。これは、乳児期・幼児期に食生活の質がその後の子ども達の成長に大きく影響するからです。母乳育児や、栄養バランスのとれた離乳食の重要性などを盛り込んだ紙芝居を作成してきました。
 

 

 

第1回教材を使用し、高学年の生徒が低学年の児童に教えている様子

 

 

ついに2016年3月の3日間、私たちは現地で栄養セミナーを行います!

 

2016年3月、私たち5人のうち3人がザンビアの貧困地域バウレニに位置する小学校を訪れ、そこで3日間の栄養に関するセミナーを行います。

 

私たちは今まで、バウレニの小学校の子どもたちが私たちの教材を通して勉強している姿や、彼らの笑顔を励みにしながら教材作成を行ってきました。しかし、そうしているうちに、「彼らに会いたい!」「会って直接彼らの学びの役に立ちたい!」という思いが募ってきました。また、このプロジェクトの目的である「子ども達の栄養知識の定着」はまだ十分に達成されておらず、目的達成のためには今まで習ってきた内容の総復習の機会が必要であると考えました。さらに、今までの授業では、100人程度の大きな規模で授業が行われる事が多く、後ろにいる生徒達は授業内容が聞こえない、教材が見えないという問題がありました。この現状をふまえ、子ども達にとってより効果的な授業を行うために出来る限り少人数制でのセミナーとし、ゲームやスキットなど工夫を凝らした参加型の授業を実施します。そして、子ども達に自らの食生活を見直してもらう機会を提供していきたいと思います。セミナーの運営には、現地駐在員の方だけでなく、児童・生徒の選抜メンバーにも協力していただきます。これは、プロジェクト終了後にも、選抜メンバーを中心として自分たちで授業を行なうことができるようにするためです。

 

第2回教材を使用し、AFF職員の方が教育を行っている様子

 

教材作成を行い、自分たちの作ったもので教育に挑戦します!

 

バウレニの小学校の給食の支援があと半年以内に途切れてしまいます!

 

AFF様はこのバウレニの小学校で子ども達にスピルリナを混ぜた給食を提供しており、この給食は子ども達の重要な栄養源となっています。給食費は、現在 AFF様の募金活動によって賄われておりますが、この半年以内にその支援が途切れることとなっています。そうなれば、子ども達が摂取できる栄養が不足し、偏った食事しかできない子ども達は、より慢性栄養不良に陥りやすくなってしまうでしょう。

 

AFF様の職員の方がバウレニの小学校の子ども達に行なったインタビューを行った際には、「あなたにとって給食は大事?」との質問に対し、ラッフェオクンダ君(7歳)は「大事!」と即答しました。シシャサントちゃん(12歳)に同じ質問をしたところ、こちらも同様に「(給食は)大事!」と即答したのです。このように現地の子ども達にとって給食の存在は、非常に大きなものなのです。子ども達の給食を食べる時の笑顔を守るためにも、給食を継続させたいと考えました。また、2人は将来の夢について、ラッフェオクンダ君は「医者」、シシャサントちゃんは「すてきな奥さん」と答えてくれました。彼らは夢の実現のためにも、栄養バランスのとれた給食を食べ、元気に勉強することが必要なのです。

 

このままでは多くの子供達に栄養のある給食が行き渡らなくなります

 

シシャサントちゃんが給食をたべる様子

 

ラッフェオクンダ君(写真右)が友達と給食を食べる様子

 

 

栄養知識を定着させ、将来慢性栄養不良の子どもを失くしていくために、どうかご協力いただけないでしょうか?

 

私たちのこのプロジェクトを通し、子ども達が受け身の学びではなく、自ら参加しながら学んでいく事で、より深く栄養知識を身につけられます。またそれによって彼らの食生活の変化が期待できます。これは、子ども達自身の脳と体の発育に大きく関わります。子ども達の将来に関わるといっても良いでしょう。これは、たった1回きりのプロジェクトかもしれません。しかし、この1回のセミナーにより、子ども達の栄養に対する意識の変化を起こすことができると信じています。 また、現地の選抜メンバーと共にセミナーを行うことによって、その後も彼らによって教育が継続できる、持続可能な栄養教育を試みています。
さらに、給食の継続により、毎日の給食を楽しみにしている子ども達に喜んでもらえると思います。皆様、温かいご支援いただければ幸いです。

 

 

 


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