
支援総額
目標金額 600,000円
- 支援者
- 98人
- 募集終了日
- 2020年3月31日

「防衛技術博物館を創る会」のマンスリーサポーターを募集します!

#地域文化
- 総計
- 391人

311人募集中!|311子ども甲状腺がん裁判応援サポーター

#災害
- 総計
- 285人

能楽文化を絶やさない!「岡山後楽能」を未来につなぐご支援を。

#地域文化
- 現在
- 2,315,000円
- 支援者
- 72人
- 残り
- 16日

子どもたちの子どもたちによる子どもたちのための「くるみ割り人形」

#地域文化
- 現在
- 815,000円
- 支援者
- 34人
- 残り
- 15日

芸術祭開催で台湾と日本の新たな文化の絆を築き世界の絆に発展したい!

#地域文化
- 現在
- 45,000円
- 支援者
- 3人
- 残り
- 10日

マイ・ハート弦楽四重奏団ひろしま|『ひろしま』の想いを胸に、世界へ

#地域文化
- 現在
- 10,690,000円
- 支援者
- 345人
- 残り
- 2日

クロノス・クァルテットがテリー・ライリー90歳を日本で祝いたい!

#音楽
- 現在
- 4,153,300円
- 寄付者
- 222人
- 残り
- 5日
プロジェクト本文
終了報告を読む
東京ビエンナーレ2020共催企画
「玉川上水 46億年を歩く」
ー 生物の一種である「ヒト」として生きるために ー
地球が誕生してから46億年。
人が生まれたのはいつごろで、
劇的に世界が変化したこの100年は、
どれほどの時間なのか。
その果てしない年月を、体で感じてみたい。
東京を東西につらぬく玉川上水。
46kmを、地球史の46億年に見立て、
一日かけて歩くプロジェクトは、
いまを生きる「ヒト」の
立ち位置を考える試みです。
ごあいさつ
ページをご覧いただきありがとうございます。リー智子です。美術大学の彫刻科を卒業後、電気、ガス、水道のないインドの村で、「人が生きる上で大切なものは何か」を探りながら暮らしていました。東京都小平市に居を構えた後は、2006年から現在まで、玉川上水を基点に人と自然の関係について考える活動を続けています。これまで、こどもアート・地球環境などをテーマに、ワークショップや映画上映、自然観察会の企画運営をおこなってきました。
今年の夏、東京都心の北東エリアにて開催される東京ビエンナーレ2020に、「玉川上水 46億年を歩く」というアートプロジェクトとして参加することになりました。これは、玉川上水の全流域と皇居までの46kmを地球の歴史46億年と見立て、一日かけて歩くというプロジェクトです。先行してイベントを実施し、会期中には作品展示を予定しています。参加者の皆さんと共に、地球に起こった様々な出来事や変化に思いを馳せながら、いまを生きるわたしたち=“ヒト(ホモ・サピエンス)”の立ち位置を考えたいと思っています。
私たちは、この試みをより多くの方に知ってもらうために、プロジェクトを映像作品にまとめたいと考えています。完成した映像は東京ビエンナーレ2020でも展示したいと考えています。より良い形で映像作品を仕上げるためには、多くの資金が必要となります。そこで今回クラウドファンディングに挑戦し、皆様からのご支援を募ることにいたしました。ひとりでも多くの方と共に、人と自然との関係を考えていくために、どうぞ応援よろしくおねがいいたします。
▶東京ビエンナーレ2020についてはこちらをご覧ください。

東京の豊かな生物多様性を支える「玉川上水」
東京は、世界的にも生物多様性が豊かな都市といわれています。そしてそれを支えているのが、多摩山地と都心をむすぶ「水と緑の大動脈」、玉川上水です。
玉川上水は、江戸の飲料水不足を補うため、1653年に玉川兄弟によって造られた上水です。以降、周囲の宅地化や道路開発、暗渠化など、時代の変化にあわせて、その姿を変えてきました。1960年代には、全域を埋めて高速道路化する計画がありましたが、地域住民の反対により、一部を省き、埋め立てを免れることができました。人々の意思によって造られ、人々の意思によって東京の真ん中に生き残った、緑の回廊なのです。
現在は上水道としては利用されていませんが、市民の憩いの場として地域に愛されています。その流域は、絶滅危惧種も含む多様な生物の生息地となっています。水路自体は禁足地となっており、生物たちにとってはまさにパラダイスです。戦後の宅地開発で住処を奪われてきた小さな生物たちにとって、ここ玉川上水が避難場所となったのです。
地球の歴史、生命の果てしない営み
地球が誕生してから46億年。生物たちは、酸素濃度の推移、気候変化、隕石の衝突など、様々な要因で何度も大量絶滅を経験してきました。その度、かろうじて生き残ったものたちが長い時間をかけ、再び種の多様性を取り戻していきました。地球の歴史には生命の果てしない営みがあるのです。その中で "ヒト(ホモ・サピエンス)" が現れたのはおよそ20万年前。そこから現在に至るまで、生き物たちの暮らす環境は大きく変化してきました。
国連報告書(※1)によると、これから数十年で100万種の生き物が絶滅していく予測だそうです。現在の地球環境はそれほど急激に変化しているのです。多種多様な生物で成り立つ生態系にはヒトも含まれており、これは決して他人事ではなく、私たちの暮らしに与える影響は計り知れません。いまここで「アクション」をすることが、自分たちや次世代への大きな遺産になるのです。
しかし私たち人間の感覚では、「億」という単位は感じにくいものです。人と自然の関係を考える上で、この果てしない営みと変化を感じるめには、何かきっかけとなる体験が必要だと考えました。
※1:参照 国際連合広報センター ホームページより
46億年。歩いて体験する時間。
そこで今回私たちが挑戦するのが、「地球史46億年=46kmとして時間を距離に変換する」という試みです。玉川上水の起点となる羽村取水堰から四谷大木戸までの43km、そこに皇居までの3kmを足すと、なんとちょうど46kmになります。ヒトの歴史は20万年ですから、ゴール手前の2mがヒトの歴史、ということになります。更に、社会構造が急激に変化した産業革命は300年前、たった3mmとなる計算です。
このように、46kmという距離を生き物の歴史と照らし合わせることで、生物100万種が絶滅してゆくスピードを、インパクトをもって体験できると考えています。
当日は、玉川上水に架かる多数の橋を年代の目盛りとしながら、年表マップを手に46kmを1日かけて歩きます。ゴール手前にはヒトの歴史を表すアート作品を設置し、たった2mで地球環境がどのように変化したのか、そのスピードを体感できるようにする予定です。準備期間として1月から、46kmを5回に分けて歩くプレウォークを開催しています。
「玉川上水46億年を歩く」
・プレウォーク vol.1 1月12日(日)9.6km羽村取水堰〜武蔵砂川(終了)
・プレウォーク vol.2 1月25日(土)6.2km武蔵砂川~鷹の台(西部砂川駅改札)(終了)
・プレウォーク vol.3 2月 8日(土)9.2km鷹の台~三鷹(西部鷹の台駅改札)(終了)
・プレウォーク vol.4 2月22日(土)11.7km三鷹~笹塚(JR三鷹駅改札)(終了)
・プレウォーク vol.5 3月 7日(土)9.2km笹塚~皇居(笹塚駅改札)(終了)
・「玉川上水46億年を歩く」4月25日(雨天の場合は4月26日に延期)
主催:「玉川上水46億年を歩く」実行委員会
共催:東京ビエンナーレ2020事務局
協力:ちむくい(ちいさな生きものや虫や草を支える会)、地球永住計画
クラウドファンディングに挑戦する意味
私たちは、この46kmの歩みを映像作品として残し、当日の様子を追体験をできるようにしたいと考えています。完成した映像は、7月〜9月の東京ビエンナーレ2020開催期間中に開催する「玉川上水46億年展(仮称)」にて、地球史とあわせて展示する予定です。
この映像作品は、玉川上水に関わる多くの人達のアクションを、より明確にたくさんの方に知っていただくきっかけになると考えています。また、江戸時代以降、人々の暮らしにあわせてその姿を変えてきた玉川上水。これから先の未来、現在の姿のまま残っていくとは限りません。玉川上水の姿を、起点から終点まで記録することで、玉川上水の現在の姿、その価値を、次の世代へと受け継いでいく手段にもなると考えています。
しかし、より良い映像作品を制作するためには、想像以上に費用が必要なことが分かりました。そこで今回、クラウドファンディングに挑戦して皆様にご協力をお願いしたいと考えています。
Think globally, act locally
地球規模で考え、足元から行動する。
このプロジェクトは、地球規模で人と自然の関係を見直す「意識改革」や「啓蒙」ではなく、いま身近にあるものからはじめる「実践」です。何年かかるかわかりませんが、歩くことで生命のドラマを体感できる、そんなプロジェクトに育てたいと思ってます。
人と自然の現在を知る勇気、これから未来へと行動する勇気、それを抱くための、はじめの一歩になります。皆様と共にその一歩をふみだし、そして二歩、三歩へと、歩みを続けていけたらと思います。その先で、「都市にはどのような自然が必要か」「自然を守ること、実は私たち一人一人の毎日の消費活動とつながっているんじゃないか」ということを、一緒に考えていけたら嬉しく思います。
※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
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プロフィール
ちいさな虫や草やいきものたちを支える会代表、地球永住計画副代表。物にあふれた日本を飛び出し、インドの電気、水道、ガスのない村で、人が生きるうえで本当に大切なものは何かを考えて見た。国内外多くの彫刻シンポジウムに参加。2006年から現在まで、玉川上水を基点に、人と自然の関係について考える活動を継続。これまで、こどもアート・地球環境などをテーマに、ワークショップや映画上映、自然観察会の企画運営に取組む。
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リターン
3,000円

ウォークマップコース
・サンクスレター
・「玉川上水46億年を歩く」ウォークマップ(じゃばら折り・手のひらサイズ・「46億年を歩く」のために新しく作成するマップです)
- 申込数
- 27
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年8月
5,000円

ウォークマップ & DVDコース
・サンクスレター
・「玉川上水46億年を歩く」ウォークマップ(じゃばら折り・手のひらサイズ・「46億年を歩く」のために新しく作成するマップです)
・完成した映像作品のDVD
- 申込数
- 32
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年8月
3,000円

ウォークマップコース
・サンクスレター
・「玉川上水46億年を歩く」ウォークマップ(じゃばら折り・手のひらサイズ・「46億年を歩く」のために新しく作成するマップです)
- 申込数
- 27
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年8月
5,000円

ウォークマップ & DVDコース
・サンクスレター
・「玉川上水46億年を歩く」ウォークマップ(じゃばら折り・手のひらサイズ・「46億年を歩く」のために新しく作成するマップです)
・完成した映像作品のDVD
- 申込数
- 32
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年8月
プロフィール
ちいさな虫や草やいきものたちを支える会代表、地球永住計画副代表。物にあふれた日本を飛び出し、インドの電気、水道、ガスのない村で、人が生きるうえで本当に大切なものは何かを考えて見た。国内外多くの彫刻シンポジウムに参加。2006年から現在まで、玉川上水を基点に、人と自然の関係について考える活動を継続。これまで、こどもアート・地球環境などをテーマに、ワークショップや映画上映、自然観察会の企画運営に取組む。