“ZONO”海外で夢を追い続けるプロサッカー選手の挑戦

【クラウドファンディング掲載終了まで残り３日】

アルビレックス新潟シンガポールでのプレーを評価してもらい、マレーシアプレミアリーグのサバFAからオファーを頂き、僕の初の“外国人選手”としての生活が始まりました。

サバFAはボルネオ半島のコタキナバルという場所にあり、僕は40年近くあるクラブで初めての日本人選手として背番号10を頂き、迎えてもらいました。 サポーターの応援歌は東南アジアで大人気のKiroroの「未来へ」。（笑）

選曲のクセは強めでしたが（笑）、街で会ってもいつも声をかけてくれる明るくて優しいサポーターばかりでした。

コタキナバルは多くはないですが日本人コミュニティもあり、毎試合僕のために横断幕を持ってホームゲームの応援に来てくださる日本人の皆さんがいました。

シーズンの最初はなかなか勝つことができず呼んでくれたフランス人GMと監督も交代となり、初めて日本人1人でプレーした僕自身難しい時期が続きました。

それでも僕はなんとか個人でもチームでも踏ん張って結果を出していくことで乗り越えていきました。 そして前期リーグ終盤の5月、20年程勝っていなかった強豪クラブとの試合で、1-1で迎えた後半ロスタイムのラストワンプレーでフリーキックを決めてチームを勝利に導くことができました。

あの時のスタジアムの一体感、試合後サポーターの皆さんに「ありがとう、本当にありがとう」と言ってもらったことが最高の思い出になっています。

その試合の翌日にタイのクラブからオファーをいただき、結果的にその試合がサバFAでの最後の試合になりました。その試合ではシンガポールから応援してくださってくれていた家族も観戦に来てくださり、毎試合応援に来てくれていたサポーター、コタキナバル在住日本人の方々にも最後にゴールと勝利を見せることができました。

言葉は100%通じないけれど心が通じ合える友達ができたり、ここでもとても良い人間関係を築けたことが僕の財産になっています。 初めての1人での日本人選手としての生活とプレーで正直不安だらけのところから始まりましたが、うまくいかない中でも支えてくれた人たち、応援してくれた方々に本当に感謝しています。

それでは今日も読んでいただいてありがとうございました。