謄写版版画家の神崎智子です。

 

はじめてのクラウドファンディングの挑戦は皆様のご支援で、なんと5日目にして目標達成することが出来ました。ありがとうございます。皆様のご協力に心から感謝を申し上げます。

 

 

皆様の温かい応援メッセージをみていると、私が謄写版を始めた頃の事を思い出しました。

 

13年ほど前、私は美大の版画科の学生でした。当時は製版するにも刷るのにも大掛かりな装置を使った版画を行なっていたため、卒業後も手軽にできる制作方法を探していたときに、ネットオークションで見つけた謄写版に出会いました。

 

初めて手に入れた謄写版は堀井製。

 

木製の箱に入った刷り台は立派な物に見えましたし、使い古されたそれは大変魅力的に映りました。

 

ですが予備知識があったものの謄写版がどのような仕組みで、どんな技術が必要なのかもまったく知らなかったうえ、謄写版に関する資料もまったく見つけられず、なんとか試行錯誤しながら、適切なインクの柔らかさの調整や、刷るときに使うローラーの硬さなど手探りの状態から始めました。

少しづつ古書など買い揃え、答え合わせをしながらです。

 

そうしていくうちになんとか安定して作品作りが出来るようになり、10-48.netという謄写版専門サイトを立ち上げました。2008年です。このサイト開設も今回のプロジェクト同様

 

失われつつある日本独自の簡易印刷、「謄写版」を広めたい!

想いで始めました。

 

一番初めに作ったサイトです。デザインが残っていましたのでご紹介します。

 

この謄写版に特別な思いがあってもう一度やって見たい人はきっといらっしゃるはず。

どんどん文化的にも技術的にも記憶から消えていってしまわないうちに、なんらかの形で残していけないか。。

ということで個人サイトのレベルから始まりました。

 

こんな小さい歩みから始まりましたが、この度多くの皆様にご支援いただけて本当に感謝しております。

このプロジェクトでは私が先導して資金集めを行なっておりますが、実は私も謄写版文化への1支援者の一人として活動できたら思っております。

 

目標に到達いたしましたが、新たな目標をお出しできるよう担当とこれから相談いたします。

どうぞ、引き続き心温かいご支援のほどお願いいたします。