のらくろの保護

餌やり現場を放棄した餌やりさんが最近ふたりいて、

のらくろは一体、どこでごはんを食べているのだろう。・・・

大勢がのらくろのことを心配していました。

 

それでものらくろは元の現場に時々は来るだろうと思い、

夜中でも台風前夜でも、メンバーは餌やりに日参していました。

 

のらくろを病院に連れて行き、検診を受けさせなければと、かねてよりずっと考えていたので、いよいよ本格的に捕獲することにしました。

 

いよいよ・・・と本気になったところで、地域ねこの捕獲は難航するのが常です。

のらくろについては、実はいつも本気モードだったのですが、なかなかうまくいきませんでした。

 

そしてついに３日前に捕獲に成功しました。

診察をしたところ、幸い疾病・負傷等はありませんでした。

ただ、残念なことにエイズキャリアでした。

 

保護を名乗り出てくださっていた方が、のらくろを迎えてくれました。

これからはずっと、室内で安心して暮らせるのらくろ。

 

先住さん達と仲良く、

今までずっと暮らしていたかのようにお家でふるまっているそうです。

 

保護主を亡くしたミケちゃん、遺族に放逐されたグレコ、地域出身のしずかちゃん、ブラッキー、先住さんたちも様々な事情を抱えて生きてきた子達ばかりです。皆、のらくろを優しく受け入れてくれるのです。

 

 

寝転がるのらくろ。長らくみんなに心配されてきたけれど

無事に保護され、幸せな家の子になりました。