保護猫シェルターができるまで（その7）

 

保護猫シェルターを作るために訳アリ物件を契約しておよそ1か月、連日の作業の甲斐あってようやく普通の賃貸物件らしくなってきました。

 

ここまでくれば、残る作業は限られてきます。

 

まず、私はオーナーさんに連絡して、台所の床の修繕をお願いしました。

 

数日後、さっそくリフォーム業者さんが来て、室内の見積もりをしていきました。

 

その際に、なるべく要望に応えてくれるとのことだったので、気になった点はまとめてお願いすることにしました。

 

 

あとはリフォーム業者さんからの返答を待って、細かな日程を相談するだけです。

 

しかし、2週間経ってもリフォーム業者さんからは返答がありません。

 

仕方なくリフォーム業者さんに連絡すると、オーナーさんからリフォーム業者さんへ見積もりに対する返答が無いため、私への連絡も滞っていたそうです。

 

このままではいつまで経っても日程が決まらないため、今度は私からオーナーさんに現状の確認をお願いしました。

 

すると、その翌日、リフォーム業者さんから私に連絡が来て、一気に話がまとまったのです。

 

どうもオーナーさんがリフォーム業者さんへ連絡するのを忘れていたらしく、オーナーさんのところで話が止まっていたようです。

 

そして台所の工事当日、リフォーム業者さんは3人でやってきて、さっそく作業に取り掛かりました。

 

私はしばらく工事の様子を見ていたのですが、さすがにプロだけあって手際の良さが違います。

 

 

最後までどういう作業をするのか見届けたかったのですが、私も入れて大人4人が室内にいるのはさすがに狭く感じますし、ボンヤリ見ていて邪魔になると悪いので、私は一旦帰宅することにしました。

 

その後、工事が終わった夕方頃、リフォーム業者さんから終了の連絡がきました。

 

私は少しドキドキしながら室内に入ると、見違えるほど綺麗になった台所が目に飛び込んできたのです。

 

 

しかも、歩いても全く床が軋むことはありません。

 

それに、床が丈夫になったので、重い物でも安心して設置することができます。

 

床の修繕のついでにお願いしたアコーディオンカーテンの撤去や、洗面所の壁の隙間のコーキングなど、細かな作業もしっかりこなしてくれました。

 

 

今回はオーナーさんが手配してくれたリフォーム業者さんなので、どの程度の費用が掛かったのかは分かりませんが、かなり満足度が高い仕事ぶりでした。

 

私はリフォーム業者さんに十分お礼を伝え、綺麗になった台所をしばらく眺め続けていたのでした。

 

（つづく）