高齢猫を看取るための保護猫シェルターの設立にご支援をお願いします!

高齢猫を看取るための保護猫シェルターの設立にご支援をお願いします!

支援総額

1,074,000

目標金額 800,000円

支援者
95人
募集終了日
2023年3月6日

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2024年02月29日 09:00

悲しいお知らせ

 

非常に不本意ではありますが、皆さんに悲しいお知らせをお伝えしたく投稿させて頂きました。

 

私がお世話をしている外猫の「とんちゃん」が、2月の上旬に亡くなってしまったのです。

 

本当に悲しい出来事でしたが、とんちゃんの最後についてお伝えさせてください。

 

まず、私がとんちゃんの生きている姿を最後に見たのは、1月22日の深夜です。

 

その日は一段と寒い日でしたが、いつも通りご飯を食べに来たビエラ、空歌ちゃん、とんちゃんに温かいご飯を食べさせました。

 

その後、全員がご飯を食べ終えた後のお皿を確認してみると、とんちゃんのご飯がずいぶんと余っていることに気付きました。

 

しかし、とんちゃんは普段から食べムラがあるので、食が細い日があるのは珍しいことではありません。

 

寒い日が続くなかで食べ残しが多いのは少し気がかりではありましたが、次に畑に来る時はとんちゃんの好物のウェットフードを多めに持ってきてあげようと考えていました。

 

元気だったころのとんちゃん。
マイペースにご飯を食べる子だった。

 

そんな矢先、畑から帰った翌日から、私は38度を超える高熱で寝込んでしまいました。

 

体調を戻すために薬を飲んで休んでもなかなか熱は下がらず、床に伏せたまま1週間が過ぎました。

 

この間も何とか家の猫たちとシェルターの猫たちのお世話はこなしていましたが、どうしても外の子たちには手が回らなかったのです。

 

特に深夜の畑に出掛けていく体力と気力は皆無で、ハタケーズのことを気にかけながらも延々と時間が過ぎていきました。

 

そして10日ほどが経ち、ようやく体調が戻ってきて畑へ行こうとしたところ、今度は車が故障してしまいました。

 

しかも修理には部品の取り寄せが必要になるとのことで、車が戻ってくるまで1週間以上掛かる見通しでした。

 

その間はディーラーの人の厚意で代車を貸してもらえることになったのですが、用意された代車は普段よりも大きな車でした。

 

乗り慣れた車よりも大きいサイズの車を運転するのは気を使いますし、深夜の畑に出掛けていくのはなおさら気が引けてしまいました。

 

さらに間が悪いことに代車を借りた翌日から、千葉県に雪が降ってしまいました。

 

乗り慣れた自分の車なら雪が降っていても畑へ行くことに躊躇はしませんが、いつもと勝手が異なる代車では、どうしても深夜の雪道を走る気になれなかったのです。

 

仕方なく道路の雪が落ち着くのを待ち、2月8日にようやく私は畑へ出掛けることができました。

 

前回畑へ出掛けた日から数えると、18日ぶりということになります。

 

全てのタイミングが悪く、およそ半月が経ってしまいましたが、私の心の中はハタケーズの無事を祈る気持ちでいっぱいでした。

 

雪の降る畑は筆舌に尽くしがたい寒さで、猫たちの安否が気になっていたからです。

 

ともくんと一緒のとんちゃん。
とんちゃんはともくんが大好きだった。

 

畑に着いた私は、まず寝床ボックスを開けてみました。

 

以前アクオスが寝床ボックスの中でうずくまっていた経験から、寝床ボックスの中に異常が無いか確認することを畑に着いて最初の作業と決めていたのです。

 

この日もいつも通り、寝床ボックスの中に異常が無いことを確認して、次の作業に取り掛かるはずでした。

 

しかし寝床ボックスを開けたその瞬間、私の目に飛び込んできたのは、寝床ボックスの中で小さく丸まっているとんちゃんの姿でした。

 

寝床ボックスを開けても身動きひとつしないとんちゃんの姿に、私は言葉を失い呆然としてしまいました。

 

私がこれほど至近距離に迫っていても臆病なとんちゃんが逃げ出さないのは、もはや只事ではありません。

 

およそ生気を感じないとんちゃんの姿に動揺しながらも、私は一縷の願いを込めて手袋を外し、とんちゃんの身体に触れてみました。

 

しかし私の手に伝わってきたのは、とんちゃんの冷たく固まった身体の感触だけでした。

 

私が畑に来れなかった18日間に、とんちゃんは寒い畑で息を引き取ってしまったのです。

 

突然の出来事に私は混乱しながらも、他の子のご飯や周囲の掃除など、普段の作業を済ませることにしました。

 

いつも通りに作業している間でも、私の頭の中にはとんちゃんの死についての思いが巡り続けていました。

 

獣医学の知識の無い私がどれだけ考えてもとんちゃんの死因は分かりませんが、食欲が落ちて弱っていたところに大雪の寒さが直撃してしまったことが致命的だったのかもしれません。

 

そう考えると、やはり18日間も畑に来れなかったのは悔やまれることです。

 

色々なアクシデントが重なった不運はありましたが、せめてもう数日早く畑に来ることができれば、もっと違った結果が待っていた気がします。

 

私は言葉にできない後悔の渦の中で、とんちゃんを救ってあげられなかったことを心の底から謝りました。

 

小さな身体で6年間生き抜いたとんちゃん。
保護できなかったことに後悔が残る。

 

こうして無念の最後を迎えてしまったとんちゃんに私ができることは、厳かに送ってあげることしかありません。

 

私はとんちゃんをシェルターへ連れて帰り、火葬の準備をすることにしました。

 

シェルターに着いたのは深夜4時を回っていましたが、私はシェルターにいるともくんにとんちゃんと最後のお別れをさせてあげました。

 

ともくんはとんちゃんの亡骸が入った段ボールを覗き込み、少し考える素振りをしてから部屋の奥へと戻っていきました。

 

とんちゃんを見たともくんの反応はいまいちでしたが、とんちゃんは最後に大好きなともくんと再会できたことを喜んでくれたと思います。

 

そして次の日、とんちゃんの火葬へ出掛けました。

 

火葬には友人も来てくれて、2人で一緒に見送ることができました。

 

思えば6年前に私と友人がTNRしたとんちゃんを、同じく2人で火葬に立ち会うことになったのは、何とも言えない運命を感じました。

 

私はアクオスを保護した時に使ったブランケットと、ともくんの寝床に敷いてあるペットシートを、とんちゃんの棺に入れてあげました。

 

とんちゃんが大好きだったアクオスとともくんの匂いで棺を満たして、天国へと送ってあげたかったのです。

 

とんちゃんの火葬当日。
付き合いの長い子だけに悲しみは深かった。

 

私は棺の中で小さくなったとんちゃんを見て、ようやく胸に込み上げてくるものがありました。

 

この日は夜中の3時にとんちゃんの亡骸を見つけてから、ほとんど寝る間もなくその日の昼に火葬へ出掛けていて、一日中ずっとバタバタしたままだったからです。

 

とんちゃんの火葬を待つ間、友人はとんちゃんの死を悲しむのと同時に、私を十分に労ってくれました。

 

とんちゃんが人知れずどこかで亡くなってしまうのではなく、私の目の届くところで息を引き取ってくれたことは、とんちゃんが最後に私への信頼を示してくれた証だと言ってくれたのです。

 

私もとんちゃんが最後の場所に寝床ボックスを選んでくれたことは、不幸中の幸いだと思っています。

 

もし私が見つけることができない場所で亡くなっていたら、こうしてとんちゃんを天国へ送ってあげることはできなかったでしょう。

 

それでも、私の心の中には決して晴れることのない感情が覆い尽くしていたのです。

 

とんちゃんと最後のお別れ。
せめて天国で安らかに眠って欲しい。


こうしてとんちゃんの火葬を終えた後、お骨は私の家のアクオスのお骨の隣に並べてあげました。

 

その後しばらくはお骨になったとんちゃんを眺めるたびに、「どうしてこんなことに…」と自問自答する日々でした。

 

どこでボタンを掛け違えて私はとんちゃんを死に追いやってしまったのか…?

 

何度も捕獲に失敗したとんちゃんを他に捕獲する方法は無かったのか…?

 

色々と考えるたびに私の胸によぎるのは、ハタケーズを全員保護すると決めてから捕獲に失敗し続けてきた1年間のことでした。

 

1年という十分な月日があったにも関わらず、捕獲を成功できなかったのは、やはり私の落ち度です。

 

それからは、とんちゃんの最後を考えるたびに、胸が締め付けられる思いでした。

 

寒さで弱っていたとんちゃんは、大好きだったともくんやアクオスと寝床ボックスの中で寒さを凌いでいたことを思い出し、最後の力を振り絞って寝床ボックスの中へと入っていったのでしょう。

 

そして寝床ボックスの中で微かに残るともくんやアクオスの匂いを感じながら、天国へと旅立っていったのだと思います。

 

しかし、これがとんちゃんにとって良い最後だったとは思えません。

 

かつてはハタケーズの仲間たちで賑やかだった寝床ボックスの中で、ひとり寂しく寒さに震えながら死を迎えてしまったとんちゃんのことを考えると、私は悔やんでも悔やみきれない想いなのです。


それに、こういう子を1匹でも減らしたくてシェルターを立ち上げたのに、結局は同じように外で孤独な死を迎える子を生じさせてしまったことに対して、悔しさが募る一方でした。

 

私は取り返しのつかない結果を招いてしまったことに大きな後悔と自己嫌悪を感じる毎日でしたが、とんちゃんの死に報いるためには残る子たちの保護に全力を注ぐしかありません。

 

そして、ハタケーズの初期メンバーで残っているのは、空歌ちゃんただ1人です。

 

今後は何としてでも空歌ちゃんの捕獲を成功させて、とんちゃんの分も長生きしてもらうことが、何よりの手向けになると思います。

 

私は砂を噛む思いをしてでも、空歌ちゃんの捕獲に取り組むべく決意を新たにしました。

 

最後になりましたが、私の力不足で大事な命を守ってあげられなかったことは、保護猫活動を応援してくださる皆さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

これからは気持ちを改めて保護猫活動に取り組んでいきますので、今後とも温かく見守って頂ければ幸いです。

 

長くなってしまいましたが、とんちゃんのような悲しい最後を迎える猫が1匹でも多く減らせるようにご理解頂くことと、とんちゃんの魂が安らかに眠れるように哀悼のお気持ちを寄せて頂くことを、切にお願い致します。

 

菊川

 

リターン

500+システム利用料


お礼のメール

お礼のメール

感謝のメールをお送りします。リターン希望なしの方向けのコースになります。

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

1,000+システム利用料


お礼のメール&保護猫画像

お礼のメール&保護猫画像

感謝のメールをお送りします。ご希望の方には保護猫画像も一緒にお送りします。

支援者
39人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

5,000+システム利用料


お礼のメール(リターンなしご希望の方向け)

お礼のメール(リターンなしご希望の方向け)

感謝のメールをお送りします。リターンなしご希望の方向けのコースです。

支援者
34人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

10,000+システム利用料


お礼のメール&保護猫カレンダー(2023年版)

お礼のメール&保護猫カレンダー(2023年版)

○感謝のメールをお送りします。
○2023年版の保護猫カレンダーを郵送にてお送りします。

支援者
18人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

50,000+システム利用料


お礼のメール&保護猫オリジナルトートバッグ

お礼のメール&保護猫オリジナルトートバッグ

○感謝のメールをお送りします。
○保護猫オリジナルトートバッグ(ユニクロオーダー品)を郵送にてお送りいます。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

100,000+システム利用料


お礼のメール&保護猫オリジナルトートバッグ&保護猫シェルターご招待権

お礼のメール&保護猫オリジナルトートバッグ&保護猫シェルターご招待権

○感謝のメールをお送りします。
○保護猫オリジナルトートバッグ(ユニクロオーダー品)を郵送にてお送りします。
○保護猫シェルター(千葉県船橋市)へご招待します。遠方の方は最寄り駅への送迎などご相談に応じます。ご招待権の有効期限は2023年4月1日より1年間と致します。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

200,000+システム利用料


お礼のメール&保護猫グッズ詰め合わせ&保護猫シェルターご招待権

お礼のメール&保護猫グッズ詰め合わせ&保護猫シェルターご招待権

○感謝のメールをお送りします。
○保護猫カレンダー・保護猫オリジナルトートバッグ・オリジナルコースターなどの詰め合わせを郵送にてお送りします。
○保護猫シェルター(千葉県船橋市)へご招待します。遠方の方は最寄り駅への送迎などご相談に応じます。ご招待権の有効期限は2023年4月1日より1年間と致します。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

500,000+システム利用料


お礼のメール&保護猫シェルター命名権&保護猫シェルターご招待権&保護猫グッズ詰め合わせ

お礼のメール&保護猫シェルター命名権&保護猫シェルターご招待権&保護猫グッズ詰め合わせ

○感謝のメールをお送りします。
○保護猫シェルターの命名権をお渡しします。命名後は頂いた名前にて保護猫シェルターを運営致します。
○保護猫シェルター(千葉県船橋市)へご招待します。遠方の方は最寄り駅への送迎などご相談に応じます。ご招待権の有効期限は2023年4月1日より1年間と致します。
○保護猫カレンダー・保護猫オリジナルトートバッグ・オリジナルコースターなどの詰め合わせを郵送にてお送りします。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

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