絶滅したとされるニホンカワウソの生息写真を撮影したい。
【感謝】
カワウソ写真撮影プロジェクトにご理解をいただき、また、ご支援いただき、ありがとうございました。
【結果報告】
プロジェクトの成立が、2017年7月31日です。それから1年後というのは、2018年7月31日になります。ですから、形式的には、活動はすでに終了しております。しかし、私は、まだ精神的にも体力的にも十分に活動できる状態なので、今も活動を続けております。
ご存知のように、2017年8月に、長崎県の対馬でユーラシアカワウソが撮影された、と発表があり、大きなニュースになりました。(撮影そのものは、同年2月)その後、環境省が調査に乗り出し、採取した糞のDNA鑑定から、オス、メス、子どもの3頭以上がいるとのことです。つまり世代交代が成立しているわけです。ですから、対馬周辺の島々には、まだ、カワウソが生息しているのです。仮に、ユーラシアカワウソだとしても、カワウソに違いはないのですから、環境省は、「カワウソ絶滅宣言」を撤回しなければなりませんが、未だに撤回しておりません。
私が問題にしているのは、ユーラシアカワウソではなく、ニホンカワウソです。現在、高知県の西部、および仁淀川流域に生息していると思われるのは、ニホンカワウソです。私自身はまだ撮影に成功しておりませんが、2016年7月に県西部の海岸で目撃したD氏は、その後も通い続け、何度も遭遇し、動画撮影に成功しております。ただ距離が遠いため、カワウソと断定ができないので、社会的には未発表です。彼は、カメラを持っていないときに、3mの至近距離から目撃しており、「絶対に間違いない」と断言しています。目撃の状況から判断して、カワウソに間違いないのですが、未だ、対馬のような万人を納得させる至近距離からの映像にはなっていないのです。
県西部海岸でのD氏の目撃現場は、最重要ポイントですが、他にも目撃や捕獲の情報が
県西部にはひしめいています。四万十川の西部支流にも目撃情報が多いのです。(ツチノコの目撃も多く、私は、ツチノコはカワウソの可能性が高い、と考えています)カワウソの子どもを捕まえて、1週間飼った、という情報もあります。エサを食べなかったので、捕まえた場所にまた放してやった、ということです。その際、ダムの建設業者から、「誰にも言わないでくれ!」と言われたそうです。
今年は、豪雨災害や台風被害に日本列島全体が翻弄されました。四国南部でも多数の死者の出るような水害がありました。カワウソも、台風や洪水の後には、海岸の波打ち際や川岸に死体となって発見されたことが過去には多くありました。水辺に生息するカワウソが今年の水害に巻き込まれていないことを祈りばかりです。
2018年6月25日、高知大学名誉教授の町田吉彦さんからメールが届きました。それは、「カワウソとの共存を考える会」への入会を勧める内容でした。私以外でカワウソの生息確認をしようとしている人(10名弱)はすべて入会しているようです。しかし、私は、入会を丁重にお断りしました。原稿の執筆や写真の発表に他の会員の同意を取り付ける必要がある、という会則がわずらわしいと思ったからです。今後とも、基本的には、個人的に活動していくつもりおります。
【写真】
『南国ジャーナル(by 成川 順)』というブログがあります。そこに、ニホンカワウソ写真撮影プロジェクト関連の写真や記事が出ています。最近は、台風襲来のため活動できないことが多く、カワウソ関連記事が少ないですが、遡って見ていただければ、活動のようすが確認できると思います。
【収支報告】
ご支援いただいた活動資金は、以下のように大切に使わせていただきました。
自動カメラとSDカードと小型三脚をセットにして使用します。1セット15000円かかります。故障、盗難、流失などが頻繁に起こりますので、20セット必要となりました。現在手元に6台確保していますが、合計300000円でした。それから、野外活動用のキャンプ道具なども新たに購入しました。それに合計100000円。それから、移動のためのガソリン代120000円。総合計は、520000円です。約20000円の赤字になりました。
【リターンの発送状況】
リターンについては、期限内に、当初お約束した通りのものをお送りしたつもりでおりますが、何か不手際があれば、お知らせください。
【今後の情報発信】
今後もニホンカワウソの生息を確認するために、活動を続けますので、ブログ等の報告ををご覧ください。
※なお、新着情報は引き続き使用可能です