皆様ご協力ありがとうございます!
応援してくださった皆様へ
僕たちはプロジェクトをやり切ることができました!
予定通りに進まなかったり体調を崩してしまうメンバーがいたりと、様々なアクシデントに見舞われましたが、メンバー一人一人が目的を意識しており、直面した問題にも強く向き合うことができました。
例年と比較しても、今回は確実により多くの人とより深く関わることができました。
今回のプロジェクは、笑顔や感謝の気持ちで溢れていました。
また、文化やお互いへの想いも交換でき、大変有意義な活動になりました。
ここまで有意義な活動にすることができたのも、応援していただいた皆様のおかげです。
金銭的にも精神的にも、本当に皆様の応援が力になりました。
皆様からいただいた応援コメントの一つ一つが心に刺さりました。
「金銭的な協力はできなけれど応援してる」というお言葉も多くいただきました。
僕たちのFacebookの投稿にいいね!をしてくれたり、シェアしてくれたりしてくれる方もいました。
どんな形でも応援していただけているという事実が、どうしようもなく嬉しくて本当に心強かったです。
本当にありがとうございました!
V-ACTは今後も活動を続けていくので、引き続き応援いただけると本当に嬉しいです!!
よろしくお願いします!!
【活動報告】
V-ACTは、予定していた通り、8月1日から11日までの約10日間、フィリピンを訪れ、
マニラ市内のパヤタスというゴミ山がある地区と、マニラの外れのサンホセという小さな村の二つの地域で、事前に企画した活動を行ってきました。
『パヤタス地区』
パヤタス地区では、「私たちが関わることで、勉強をする意欲を高めてもらう」
ことを目的に、三日間パアラランパンタオという幼稚園を訪れました。
この学校は、
「ゴミ山の麓に住む子供達に教育を施すことで将来自立していく力を与えたい。」
という思いで建立され、子供達の給食や、授業料は全てNGOやNPOなどからの支援金で賄われています。
私たちは、企画を大きく、
①授業1〜子供達と仲良くなろう〜
②授業2〜私たちにできること〜
③先生、親の方々との座談会
の三つに分けることで、深く、幅広い人々との交流を図りました。
1日目の、「授業1〜子供達と仲良くなろう〜」では、移動中のアクシデントがあり、予定時刻より2時間遅れて学校に到着してしまいましたが、V-ACTメンバーが臨機応変に動き、限られた時間内で、最大限子供達と関わり、私たちに慣れてもらうことができました。
この日は、
-カルタ(V-ACTが事前に作成したアルファベット学習用のもの)
-自己紹介(V-ACTメンバーが事前にタガログ語で練習)
-生徒の名札作り(二日目以降に名前を覚えやすくするため)
の三つの活動を行いました。
二日目の、「授業2〜私たちにできること〜」では、
-日本の小学生からの手紙披露
(秋田の小学生に日本の文化を紹介する手紙を作成してもらい、それを翻訳をし、まとめたもの)
-石鹸プロジェクト
(子供達に、手を洗うことの大切さを学んでもらうため、事前に石鹸を作成し、持参した)
-日本の駄菓子配布(昔ながらの紙芝居を再現)
-紙芝居
(V-ACTメンバーが物語、絵の作成を行い、オリジナルで子供達を勇気付ける内容の紙芝居を作成した。事前に練習をし、タガログ語で読み聞かせを行った。)
-日本からのプレゼント配布
を行い、子供達の学ぶ意欲の向上と、日本文化を体験し、子供達の世界の拡張を図りました。
パアラランパンタオ最終日の「座談会」には、保護者、先生含め、約30人ほどの参加者が集まり、お互いに質問、意見交換を行いました。
V-ACTは、パヤタス地区の人々の生活の実態や、想いなどについてお話を聞くことができ、
また、現地の人々にとっては、普段ない、保護者と先生が関わる場ができたことで、互いの感謝や想いを共有する機会となりました。
【まとめーパヤタス地区ー】
例年と比べ、下準備や、V-ACTメンバー一人一人の目的意識もしっかりしていたため、これらの活動に関わる私たちの想いは、より深く人々に届きました。ここで実現した相互理解や、より深い、新たな信頼関係は来年以降のV-ACTの活動の幅を大きく広げてくれたと確信しています。
『サンホセ村』
場所が変わり、水牛を使った伝統的な農耕生活が主流であるサンホセ村では、「私たちが関わることで、村の人々と繋がり、喜びや幸せを共有する」ことを目的に活動してきました。V-ACTメンバーはそれぞれ村の家庭にホームステイをさせてもらい、合計5日間、それぞれに盛大なおもてなしを受けました。
私たちは、私たちの目的を達成するために、『運動会』、『日本食配布』、『小学校訪問』、『日本のお祭り』を行いました。
「運動会」では、初日だったため、参加者が限られる中ではありましたが、「ラジオ体操」、「人間知恵の輪」、「大縄跳び」、「しっぽ取り」の実施を試みました。しかし、フィリピンの大人の方々とまだ距離があり、小さい子供が多く集まってくれたため、なかなかうまく企画が進みませんでした。そんなかではありましたが、V-ACTメンバー一人一人が積極的に大人の方々にも声をかけ、話をする中で、参加をしてくれる人々が次第に増え、最終的には、とても意義のある交流の場となりました。
『運動会』実施直後に、
『日本食配布』を行いました。
この企画は、「決して裕福ではない生活の中にも、盛大にフィリピン料理を振る舞い、歓迎をしてくださる村の方々に、私たちもおもてなしを返したい。」という思いから生まれました。
今回配布した、ちらし寿司の準備も、村の人々が積極的に手伝ってくれ、おもてなしをするつもりが、文化を超えたとても意義のある交流の場となりました。
運動会に来てくださった方々への配布後、残った寿司を、村を歩きまわり一軒一軒家を訪ねながら配布しました。この活動は、日本文化だけでなく、私たちの関わり合いたいという思いをも配ることができ、とても意義のあるものとなりました。
『小学校訪問』では、V−ACTメンバーで、サンホセ村の小学校を訪れ、実際に午前の部の授業を執り行わせていただきました。
V-ACTメンバーを、「歌とお絵描き班」、「日本文化紹介と日本のお菓子班」、「紙芝居とかるた遊び班」の3班に分け、各班一時間づつ、低学年、中学年、高学年で授業を行いました。
「歌、お絵描き班」では、持参したギターを使い、簡単な英語の曲を歌い、英語を楽しく学びました。また、その後に書いてもらった絵は日本で缶バッジにして売ります。その売り上げはパアラランパンタオの小学校運営費に充てます。
「日本文化紹介と、日本のお菓子班」では、折り紙、けん玉を教え、ともに楽しんだ後、日本のお菓子を配布してみんなで食べました。
そして、「紙芝居とかるた遊び班」では、自作持参した紙芝居をタガログ語で読み聞かせをし、その後、また、持参したアルファベットを学べるかるたで一緒に遊びながら英語を学びました。
この『小学校訪問』を通して、子供達がすこしでも楽しみ、世界を広げ、そして、その瞬間を私たちV-ACTが共有できたことはとても価値のあるものだと思いました。
そして、一番の目玉企画であった『日本のお祭り』では、雨だったのにもかかわらず、大勢の子供や大人が押しかけてくださり、大成功を収めることができました。
ブースとしては、「落書きせんべい」「おもちゃの金魚すくい」「ヨーヨーすくい」「輪投げ」「うちわ作り」「交流コーナー(日本のお菓子を配布して談話をする」「日本文化体験コーナー(コマ、けん玉)」の七つのブースを準備し、多くの村の人々が楽しめるように企画をしました。
日本に来たことも、日本という国を聞いたこともない子供達が、水ヨーヨーを片手に、金魚すくいを真剣にする姿は、とても可愛らしく、そして、同時に、そんな楽しい瞬間を私たちが来たことで届けることができたのだと実感し、とても感動しました。
この企画を行わせていただいて、本当に有難うございました。
自分たちで作った紙芝居を見せているところ
カルタをしているところ
プレスクールでの集合写真
ヨーヨー釣り
世界に一つだけのうちわを作っているところ
素敵な笑顔
【収支報告】
皆様からご支援頂いた資金は、全額以下のプロジェクトのために使わせていただきました。
・サンホセ村でのお祭り・運動会・小学校訪問・日本料理
・パヤタス地区のプレスクールでの授業・保護者様や先生方との座談会
【リターンの発送状況】
サンクスレター、ビデオレター、バッジの3点につきましては、9月中に完成させて発送させていただきます。
ドキュメンタリーは遅くても11月までには完成させて発送させていただきます。
【今後について】
今回のプロジェクトを通して、フィリピン人の繋がりの強さや素晴らしさを感じることができました。
今後は、人の繋がり自体の素晴らしさや、その繋がりを大切にしながら生きている人たちの存在をより多くの人に知ってもらい、少しでも日々の生活を豊かに暮らしてもらうキッカケを作り続けていきます。
また、今回の渡航で感じた憤り・喜び・可能性としっかり向き合いつつ、現地の人々とこれからも連絡を取り合い、来年の渡航に向けて何ができるかを真剣に探っていきます。