能登半島地震　奥能登の医療介護を担う病院再建のご支援をお願いします

1月18日から始めさせて頂きましたこのクラウドファンディングも今週末で1ヶ月となります。この1ヶ月、本当にたくさんのご支援を頂くことができました。2月に入ってからはテレビや新聞にてご紹介頂けたこともあり全国の皆様からご支援頂けておりますこと心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

このクラウドファンディングを始めて1ヶ月を迎えて感じたことを今日は書きたいと思います。なので記事のタイトルが学校の作文のようなタイトルになりました。

クラウドファンディングを始めた当初、友人、知人からは「なんでクラウドファンディングなの？」「クラウドファンディングできるの？」「直接、寄付を募る方がいいのでは？」など、たくさんのご心配のお声がけを頂きました。正直に言えば「クラウドファンディング」聞いたことがある程度でした。多分、コロナ禍で活用事例が増えていたので自然と耳にしていたのだと思います。

1月1日の地震直後から対応可能なスタッフ全員で入院患者様や入所者様の安全を最大限確保できる方法を考えながら無我夢中で対応する数日間が過ぎ、DMATの方々や自衛隊の方々が助けに来て下さり少しだけ冷静になれた時、変わり果てた病院の風景を見て愕然となりました。

当時は非常用の電源はあるものの生活用水は断水、奥能登から金沢方面への道路は崩壊、孤立状態です。当然、自分たちの日々の生活の見通しすらわからないなかで、今、思えばなぜこんな無謀な行動を起こすことができたのか・・・

全てのライフラインが遮断された中で運が良かったのはネット回線が使えたことでした。インターネットで地震の状況を調べる中で、すでに自己再建を目指す能登の方々がクラウドファンディングを始められているのを知りました。またクラウドファンディング運営会社様も能登半島地震支援プログラムをご用意頂いていたので、詳細を調べることなく連絡してました。それが地震発生から10日目のことでした。

今、お世話になっているREADYFOR株式会社様の助けを得てアカウント作成、スマートフォンで撮影した写真を活用しながらプロジェクトのページ作りなどを素人ながらに進めなんとかページの公開ができたのが1月18日でした。「何かしなければ」そう思ってから約1週間で作ったクラウドファンディングのページは決して綺麗ではありませんでしたが、その時、私たちが伝えたかった事を全て込めたページだったと思います。

そして不安の中、始めさせて頂きましたこのクラウドファンディングに開始直後から多くのご支援を頂けたことがどれほど嬉しかったことか。先に書きました通り孤立状態だった奥能登で全国の方々から応援のメッセージとご支援を頂けている事を実感できたことが本当に私たちの心の支えとなりました。

今回のクラウドファンディングの目的は病院再建ということでスタート致しました。皆様からの多大なご支援に、ただただ感謝するばかりでございます。そして当初は考えてもいなかったことで私たちは救われました。というのも皆様の応援メッセージがページ上で見れることでスタッフたちが日々の楽しみにしてくれたことです。「自分の友人からのコメントを見つけた」とか「以前、お世話になった方からのコメントだ」とか、いつの間にか、みんなで見守ることができるプロジェクトになっていました。無謀だったかもしれないクラウドファンディングでしたが今は行動して良かったと思っています。ご支援頂きました皆様には本当に心より感謝申し上げます。

ただ、こんな風に文章にしてしまうと過去の綺麗ごとのようになってしまいます。奥能登はようやく車で移動できる道が簡易修復された程度の復旧だと思って頂ければと思います。生活用水も復旧していない断水地域がほとんどです。日々、問題解決と新たな問題の繰り返しです。それでも能登は前を向き始めています。

引き続き見守って頂けますことお願い申し上げます。