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保育訪問で、未就園の親子の生活と遊びを通した愛着形成を支えたい!

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支援総額

257,000

目標金額 550,000円

支援者
26人
募集終了日
2024年4月26日

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プロジェクト本文

自己紹介

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

この度、地域で活動する保育士や保健師、産後ケア施設、子育てに奮闘するママたちの応援を受けて、にこにこ♡ねんね保育訪問を立ち上げることになりました。

 

立ち上げに関わる主たるメンバーは、保育士養成校の看護系教員かつ元行政保健師、元公立園保育園長の専門職です。主たるプロジェクトリーダーは、現在は保育士養成機関において「乳児保育」「子どもの健康と安全」「子育て支援」を担当し、親に限らない「養育者」と「乳児」の「出生早期からの相互作用による関係性を育む」支援に関する研究をしています。

 

これらの経験を活かして、「未就園の親子への生活や遊びを育むための関係性を構築する支援」を「家庭訪問」で実施したいと考えています。

 

過去の保育訪問の活動
過去の保育訪問の活動

 

乳児期は、とても発達が著しい人生のスタートの大切な時期です。世界的に学術領域として広がっている乳幼児精神保健(IMH:Infant  Mental Health)の考え方や、私たちが研究活動で用いた、親子の関係性を育む相互作用を促す「バーナード理論」やその理論を用いたトレーニングの1つである「NCAST」1)は、残念ながら、国内であまり多くの方には知られていません。

 

1):Nursung Child Assessment Satelite Training, Parent-child relationship programs at the Barnard Center for Infant and Early Childhood Mental Health ,Univercity of Washington,school Nursing Center onHuman Development and Disability ,USA

 

NCAST本部のサイト
NCAST本部のサイト

 

「乳幼児精神保健(IMH:Infant Mental Health」の「infant」は、「3歳未満の非言語的コミュニケーションを中心とした発達段階にある乳幼児」のことを指します。そして、「mental」は、「社会・情緒・認知領域」を指し、「health」は、「乳幼児とその家族みんなの、心・からだ・社会的な観点も含む『健康』」を意味します。NCASTは、このIMHの理念を基盤として、州立ワシントン大学看護学部キャサリン・バーナード博士らによって1979年に開発(1994年に改訂)されたもので、親子の相互的な「関係性」を育むトレーニングの一つで、子育て支援・教育プログラムです。

 

バーナード博士に直接師事し、この理論とNCASTを国内に広める教育研究活動を長年してきた、廣瀬たい子(現:親子関係研究所所長、東京医科歯科大学大学院名誉教授)は、「安定した愛着やアタッチメント形成には、生後数か月までの養育の重要な点として、日々繰り返される生活の日課、相互作用のパターン、コミュニケーションを確立することが関連する」と述べています。そして、「一般的に普及している言葉を用いれば健康に育つことと健康な子育てに注目する子育て支援そのもの。しかし、一方で大きく異なるのは、『関係性』の視点である」と述べています。

 

愛着形成の基盤は、生後まもない時期から始まる、日々の生活や遊びの中にある相互作用が重要で、特にその積み重ねは、記憶のない時代である3歳未満の子どもたちであり、私たち人間の人格形成の基盤となる」と言われています。一般的な心理学用語としては、親と子の間にある「間主観性」を育む視点で重要な場面と捉えられています。

 

 

退院した親子にとって、新たな生活がスタートする家庭へ戻ると、母親たちは、産後ならではの心身の回復とともに、赤ちゃんとのお世話に慣れること。また、赤ちゃんの育ちについて、さまざまな悩みに向き合います。

 

少子化・核家族化により、子育てについての悩みを相談する人が少ないうえ、また、赤ちゃんの心と発達を育む相互作用となる遊びなどを身近なモデルによって、知る機会が少ない時代です。

 

私たちは、このような乳児期の子育てに対する保育の専門的なサポートを親子や各家庭環境に合わせて行います。

 

具体的には、生活(食事、排せつ、睡眠等)の託児をしながら、子どもたちの現在の発達に合わせた遊びを保護者とともに行います。大切な親子の相互作用が育まれるきっかけづくりとなるように、親がゆとりと自信をもてる時間をつくることを目指します。

 

過去の保育訪問での食事の場面から
過去の保育訪問での食事の場面から
手作りおもちゃの例
手づくりおもちゃの例

 

鳥取県鳥取市内に事務所を構え、保育に関するアウトリーチ(訪問)型のサービスをつくり、対象者を限定することなく、ニーズのある家庭に対して実施します。

 

これまで、令和4年度鳥取看護大学・鳥取短期大学地域研究・活動推進事業として、活動してきました。市内で開業されている産後ケア施設からの紹介依頼を受け、乳児期のご家庭へ保育訪問を実施しました。実施後の満足度も高く、実際にサービスが定着することを望む声もいただきました。

 

現在の主たるスタッフは、3名(保健師1名、保育士2名)ですが、今後参加予定の保育士1名、保健師1名です。また、子育て中のママや多くの専門職の方から応援の声をいただいています。

 

乳児期は、子育てに迷いが日々ある時期ですが、簡単にでかけることができない時期でもあります。まだ未就園の時期に子どもを育てて奮闘するご家庭への訪問によって、気軽に専門性のある保育を受けられるサービス定着を目指したいと考えています。

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

コロナ禍前から、乳児期は家から出かけにくい時期であり、少子化・核家族化によってますます子育ての見本が身近になく、子育てに自信がない親らが増加していると考えられています。

 

心身のサポートを中心に、医療や母子保健サービスが拡充されてきていますが、「遊び」を中心とした保育については、保育所等の児童福祉施設に預けること、また子育て支援拠点など、利用できるサービスの中心は、週や月に数回の遊び場が中心に担っています。

 

託児は、ファミリーサポートやシニアを中心としたサービスがありますが、子どもの発達に合わせるという点では、専門性を強く求めることは十分には期待するサービスではありません。産前産後サービスについても、家庭訪問の支援で広がってきていますが、家事援助が基本となっています。また、産後ケアサービスもアウトリーチ型が広がっていく流れがあると考えられますが、そこでもまだ「遊び」を通した「関係性」の観点は入っていません。

 

地域の子育て支援の多くのサービスによって、自らが出かけることができる親子もいますが、一方では、出かけていくことがままならない家庭もおられます。ふたごやみつご、年子の子育て、見知らぬ土地で車や交通手段がままならない、、そのような家庭には家庭訪問のサービスが簡単に手の届く先のサービスとして広がることが望まれます。

 

そして、「本当は、自分の子どもの育ちを自分たちで見届けたい」。そう考えながらも、集団の場である保育所へ預け、「自分ではない大人に関わってもらうほうが子どもの発達・育ちにはいいのかもしれない」と、子どもたちへの関わり方に自信がないまま、保育所等への入園・仕事復帰する親たちが多くおられるようです。  

 

 

「赤ちゃんと親との相互作用によって育まれる心あたたかい時間の積み重ねが、必ず赤ちゃんの一生を支える愛着の基盤形成につながる。」

「育児休暇中に、じっくり我が子とのふれあいの時間をもち、親子の関係性に自信をもってほしい。」

「そのような親子を支えて、入園・仕事復帰の場へと送り出したい。」

 

私たちの思いは、ここからスタートしています。

 

そして、今後のサービスの定着に向かって、潜在保育士を活用したいと考えます。(潜在保育士:資格を有しながら活用した就労をしていない保育士)地域には、自身の子育て期を経て、保育現場には戻らないながらも、子育て家庭の力になりたいと考える潜在保育士・保育士OGらが多くいます。

 

行政保健師は、家庭訪問活動の力量形成をしていく職種です。この活動を定着させるため、元行政保健師が、一緒に訪問体制を整えていきます。

 

 

短期大学の保育士養成機関において、「乳児保育」と「子育て支援」を担当してきた元行政保健師、そして園長経験のある保育士が協働し、地域活動・研究として、令和4年から実験的に取り組みました。

(「とっとりプラットフォーム5+α共同研究事業『乳児期親子の関係性構築に関する育児支援体制強化の検討ー看護職と保育士の乳幼児精神保健の認識比較から―』及び「鳥取看護大学・鳥取短期大学地域研究・活動推進事業『乳児期親子の関係性支援における保育士訪問に関する研究』)

 

ニーズはあると感じています。満足度も得られているこの活動を、少しずつ拡げていき、多くの親子に届けられるサービスにしていきたいと考えています。

 

 

プロジェクトの内容

 

今回のプロジェクトでは、産後ケア施設等の乳児期のサービスを利用中の親子に対して啓発活動し、希望者に対して、発達著しい乳児期の家庭訪問による遊びや生活の相談援助のサービス提供を目指します。

 

1:産後ケア施設等の乳児期のサービス利用者に対する啓発し、「にこにこ♡ねんね保育訪問」の利用者を募集(生後 3か月以降から3歳未満児)

 

2:対象家庭の訪問日時・相談援助の希望調整:保健師が、訪問保育の日程、具体的な内容調整・確認

(例 1回3時間程度、訪問保育士2名(移動車は1台)、食事・睡眠時間が重なっても希望の時間で設定、2名以上の場合も可能)

 

3:アウトリーチ型(訪問)サービスの実施として、食事介助や昼寝の援助など、生活リズムに合わせた託児ともに、子どもたちのご機嫌タイムには、発達に合わせた遊びを提供します。家庭の環境に合わせ、また保護者のニーズに合わせた気軽な遊びから紹介していきます。その際の子どもの反応をしっかり伝え、関わることに対しての自信をもっていただくことができます。発達のきがかり等、また周辺地域の就園等の質問や相談にも応じます。

 

可能な範囲で保育訪問を継続することもできますが、地域のおでかけマップ・サークル・支援センター・認定こども園等の子育てひろばなど、既存サービスで気軽に利用できるものを一緒に考えるなど、地域で支えるシステムへのつながりも重視していきます。

 

4:訪問サービス後のアンケートの実施・評価・振り返りのため、保健師による事後事務として、サービスに関する評価を、Google Formアンケートにて依頼します。スタッフ間で共有・振り返り、定期的なスタッフ研修の実施します。

 

資金使途
・かかる費用の総額:2,400,000円


・そのうち、クラウドファンディングで集めた支援金の資金使途:

皆様からいただいた支援金は、2025年3月28日までの上記の訪問運営費(人件費:1家庭につき、人件費半日4時間日当4,000円)、日程調整に関する事務通信費、サービス紹介のための印刷製本費に充てさせていただきます。事務所賃貸等は現段階では不要であり、実際に必要な設備費として車両リース、タブレット等の通信機器費、その他の事務費等は、当面私費で運用していきます。

 

今回クラウドファンディングを活用させていただいた理由としては、今後、このような誰でも受けられる保育訪問のサービスが広がり、家庭で乳児との関わりに自信がもてる親が増えること、さらには、潜在保育士らが地域で活躍できる場として、利用者を限定しない保育訪問が広がっていくことをシステム化する一歩としていきたいとの思いから、挑戦させていただきました。

 

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

私たちは、子育ての見本がない中で模索する、現代の親たちへの子育て支援は、以下が求められていると考えています。

 

「乳児期早期からの親と子に合わせた必要な相互作用(授乳食事・遊び・寝かせつけ)の見本やアドバイス」

「子どもの育ちを一緒に確認することのできる存在が身近にいる」

「親が子育てに自信がもてる」

 

以前は、それが大家族、日本の文化の中で伝承的に機能していました。

 

現代社会は、母親だけではなく、父親も同様に子育てを求めてられており、またステップファミリーや里親など、さまざまな家族の在り方があります。そして、養育者は、母だけに限りません。

 

乳児期は、一人目の子育てだから大変なのでは決してなく、子どもの数が増えれば、増えただけの大変さや、家族の在り方・夫婦親子の在り方が、新たに形を変えるタイミング、スタートする時期です。

 

かつては、地域や各家庭で自然と成り立ってできていた日本らしい子育ての伝承は、あたりまえに身近にあった時代から、あたりまえにはない時代に、急速に変化してしまいました。

 

「乳児期早期の親子の育ちを、家庭の中から支えたい。」

 

IT化は、具体的でタイムリーな疑問や質問に答えてくれます。しかし一方で、実際に、子どもの様子や家庭の環境、親子のふれあうやりとりをその関係性に合わせながら、考えるサービスが、必要となったように感じています。

 

入園を急がず、親子の相互作用により、親子が楽しく過ごせる時間を増やすことから、親は子育てに自信がもて、子どもたちは親に愛されている時間を育み、愛着基盤をつくる。これらの取り組みは少子化対策・子育て支援の次の一手を担うと考えています。

 

赤ちゃんが慣れているご家庭の環境の中で、大好きな家族と心がふれあう時間づくりを、私たち保育士・保健師に応援させてください。

 

今回のクラウドファンディングは、そうした未来に向けた、大切な第一歩となります。どうか温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

プロジェクト実行責任者:
山村裕子(にこにこ♡ねんね保育訪問)
プロジェクト実施完了日:
2025年3月28日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

今回のプロジェクトでは、産後ケア施設を利用中の親子に対して啓発活動し、希望者に対して、発達著しい乳児期の家庭訪問による遊びや生活の相談援助のサービス提供を目指します。皆様からいただいた支援金は、2025年3月28日までの上記の訪問運営費(人件費:1家庭につき、人件費半日4時間日当4,000円)、日程調整に関する事務通信費、サービス紹介のための印刷製本費に充てさせていただきます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要額と目標金額の差額の対応には、自己資金にて補填いたします。

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リターン

10,000+システム利用料


【10,000円】にこにこ♡ねんね保育訪問 活動応援コース

【10,000円】にこにこ♡ねんね保育訪問 活動応援コース

心をこめた感謝のお礼メールをお送りするとともに、利用をされたご家庭の声をお届けします。

支援者
15人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月

30,000+システム利用料


赤ちゃん(3~4か月頃から6~7か月頃)へのプレゼントをお送りします

赤ちゃん(3~4か月頃から6~7か月頃)へのプレゼントをお送りします

赤ちゃんとの相互作用に効果的な遊びキットをお送りします(生後3~4か月から6~7か月頃)

支援者
0人
在庫数
20
発送完了予定月
2025年3月

30,000+システム利用料


【30,000円】にこにこ♡ねんね保育訪問 活動応援コース

【30,000円】にこにこ♡ねんね保育訪問 活動応援コース

心をこめた感謝のお礼メールをお送りするとともに、利用をされたご家庭の声をお届けします。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月

50,000+システム利用料


【50,000円】「「親子の関係性の育み方」に関する研修及び相談会をします

【50,000円】「「親子の関係性の育み方」に関する研修及び相談会をします

Zoomによる研修及び相談会をいたします。「親子の関係性の育み方」は、欧米を中心に研究発展している「乳幼児精神保健」に基づいたものです。(有効期限1年)

支援者
0人
在庫数
10
発送完了予定月
2025年3月

50,000+システム利用料


【50,000円】にこにこ♡ねんね保育訪問 活動応援コース

【50,000円】にこにこ♡ねんね保育訪問 活動応援コース

心をこめた感謝のお礼メールをお送りするとともに、利用をされたご家庭の声をお届けします。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月

3,000+システム利用料


お気持ちコース

お気持ちコース

心をこめた感謝のお礼メールをお送りします。

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月

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