原爆の記憶を絵で表現し、継承に挑んだ高校生の物語を仙台で。

支援総額

408,000

目標金額 370,000円

支援者
43人
募集終了日
2018年6月15日

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2018年06月06日 12:00

テレビの番組にもなったけど、お芝居なのはなぜ?

 広島基町高校のこの取り組みは、NHKでもドキュメンタリーで放映されました。毎年ほかの民放でも夏になるとニュースの中で特集が組まれています。そういう意味では目新しい取り組みではなくなっているのかもしれません。

 ドキュメンタリーは一人の生徒さんを中心に、その心の葛藤や被爆者の思いをどう受け取っていくのか、というプロセスがリアルに伝わりとても貴重な映像になっていました。過酷な被爆者の生きざまを自分のものにするのは大変な作業です。その真摯な姿に感動します。

 でも、それをあえて「お芝居」という形で表現するのはなぜなのでしょうか?

 脚本家の福山氏はこう書いています。「演劇は、ライブであるからこそ、お客さんと俳優が本当に身近に交流ができる贅沢な空間です。『思い』を共有し、絵の具を塗り重ねるように積み重ねていくことー『記憶の継承とは、中心から遠くなるほど薄れていくものではなく、思いが積み重なって深まっていく過程のことを言うのだと思う。そこにこそ芸術の価値がある』と、基町高校で原爆の絵に取り組んだOBの方が言っていました。」

 

 私は「なぜ お芝居なんですか?」とある報道関係の方に質問され、はっとしました。

 映画ではなく、朗読でもなく、お芝居である意味がある。

 この作品は、絵を描くことで被爆者に向き合い「思い」を受け取った実際の生徒と、その生徒に向き合って被爆者の思いを受け取った俳優。そしてその俳優の演じる生徒の葛藤や伝えたいという強い「思い」を受け取る私たち。伝える→受け取るという「つなぐ」というキーワードが、シンプルな場面展開で共有され、観るものに訴える。雑味がなくストレートにテーマが迫ってくるような気がします。

 「思いの連鎖」に観客も参加している。・・これこそが被爆体験の継承ではないでしょうか?

 「なぜ お芝居なのか?」という質問は私にとってはいい質問でした。

 被爆者の生も、被爆者が悼んでやまないあの日に亡くなった人々の生も、私たちがこうやって次につなげていく。それは震災を経験した被災地の私たちの未来にもつながるものだということも、この空間芸術だから味わえるのではないか。そんな風に思います。

 

リターン

3,000


【コースA:「あの夏の絵」仙台上演を応援】

【コースA:「あの夏の絵」仙台上演を応援】

■サンクスレター
■宮城県原爆被害者の記念像「いのりの像」写真
*写真はイメージです
       

支援者
15人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年8月

10,000


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【コースB:「あの夏の絵」仙台上演を応援】

■サンクスレター
■平和七夕の写真
■宮城県原爆被害者の会の記念像「いのりの像」の写真
■宮城県原爆被害者の会証言DVD
■当日プログラム(パンフレット)へのお名前の掲載

支援者
24人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年8月

30,000


【コースC:「あの夏の絵」仙台上演を応援】

【コースC:「あの夏の絵」仙台上演を応援】

■サンクスレター
■平和七夕の写真
■宮城県原爆被害者の会の記念像 「いのりの像」の写真
■宮城県原爆被害者の会証言DVD
■当日プログラム(パンフレット)へのお名前の掲載
■出演者の写真とサイン

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年8月

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