この度、9月6日7日にフィリピンの首都マニラのバセコ地区にて折り紙教室を開催し、加えて、英語で書かれた折り紙の教科書を寄贈しました。予定していた小学校は諸事情により使用できず、バセコ地区一つだけある図書館を使用しました。
集まった子供たちの平均年齢は7~10歳で最年少が3歳、最年長が15歳でした。二日間で約合計50人の子供たちが集まりました。
子供たちの中には学校に行けるようになっている子がいました。しかし、現地NPOの方に聞くと、学校に行くことができても、先生の数に対して子供の数が多く先生と生徒の割合が合っておらず、まともな授業が受けられず、3か月~半年で辞めてしまうそうです。
昨年12月に訪れた際と少しばかり状況が変わっていましたが、子供たちのエネルギーは相変わらず半端なかったです。。。(笑)
そんな元気な子供たちにまず、自己紹介をして、全員が初めてという「折り紙」の説明をしました。
折り紙を知らない子供たちにまず、どのようにやるのか手本を見せる。初めて見る折り紙に興味深々でした!!
手本を見せた後、折り紙配布。みんなものすごい勢いで紙をもらいにきました。以外にもフィリピンでは金色銀色の折り紙は不人気でした(笑)
そして英語で書かれた折り紙の教科書も各グループに渡し、いよいよスタート!!
最初は簡単なものから。まずは風船。
折り方などは至ってシンプルなんですが、なんせ初めての折り紙なので正確に角と角を合わせるという概念がなく、角を合わせてきれいに折ると、きれいに完成するという説明をします。正直ここはかなり体力を使いました。。(笑)
次に鶴を折りました。だんだん子供たちも慣れてきて、中には一人で教科書を見ながらやり、わからないお友達に教えていました!!!!
初めて作った鶴を見せてくれました!形はまだいびつですが、初めてにしては上出来!!!素晴らしい!!
彼は12歳ですが、とても覚えが早く他の子供たちに教えてくれて、とても助かりました!!!
教室後、子供たちに感想を聞くと、みんな「I’m happy」と言っていました。折った折り紙を袋に入れて大切に持って帰る姿を見たときは「やって良かったー」と心から思いました。
英語、日本語で書かれた折り紙の教科書。これを寄贈。
昨年12月にバセコ地区に初めて訪れた際に周辺を案内してくれた現地のNGO法人 SMORKYETOURS。今回のプロジェクトも快く承諾していただき、成功することができました。ありがとうございます。SMORKYETOURSはフィリピンの貧困地で知られるバセコ地区をはじめ、1995年に閉鎖されたスモーキマウンテン周辺のバセコ地区などの貧困問題を知ってもらう活動をしているフィリピン現地NPO法人です。もし興味ある方いらしたら是非。(現地NPOですので全て英語です)
最後にみんなで記念撮影。(フィリピンには結構シャイな子が多く、隠れて写っていない子が何人かいます(笑))2日間で合計約50人の子供たちに折り紙を教えることができました。
収支報告
皆様からご支援頂いた資金は、以下の用途に使用させていただきました。
18万9000円のご支援があり、READYFORシステム利用料3万4700円、早期入金システム3万2400円、差し引き金額合計12万1900円のうち航空券3万5000円、折り紙教科書10冊
1万1180円、折り紙600枚1200円、4泊分食費宿泊費合計1万4000円、交通費5000円
二日間子ども50名分昼食費7000円、折り紙教室記念旗3万5000円、NGO謝礼金5000円の合計11万3380円を使用させていただきました。残りの資金8520円は2019年4月に予定してます次回の教室に使用させていただきます。ご理解、ご協力いただきありがとうございます。
折り紙を教えているときに、感じたのが現地の子供たちはとても仲間思いだということです。鶴を折っている際、自分はできるようになり、周りの友達ができていないと、丁寧に教えていました。このように僕が帰国した後もできる人が教えてあげてね。と約束をしました。折り紙の良いいところは古紙でもすることが可能であり、コストがあまりかからないというのがメリットです。通常の折り紙で鶴を折った後に使用済みのノートで鶴を折ると、子供たちはとても驚き感動していました。
子供というのは素直で「折り紙に知育効果、創造力がつく」などの説明は不要でした。彼らはただ折り紙を楽しみながら折っていました。教育というのは後付けでした。
子供たちが、自分で折った折り紙を大切に袋に入れて持って帰る姿を見たときは、「やってよかった」と心底思いました。
今後は現地NGO法人SMORKYETOURSが教育の一環として定期的に教室を開催します。僕自身が2019年4月に再訪問する予定でいます。
最後に
人生初のクラウドファンディングをREADYFORさんの協力のもと実施させていただき、沢山のことを勉強させていただきました。
ご支援頂いた方をはじめ、プロジェクトにあたりくれて沢山の方に応援して頂き、アドバイスをしてくださったり、時には厳しいお言葉もありました。それらすべてが本当に今回のプロジェクト成功に繋がったと心から思っております。様々な気づきをくれた子供たちにも感謝します。皆様のご支援、ご協力本当にありがとうございました。
リターンにつきまして、支援者様の名前を記入した旗は来年2019年4月、私が再訪問す際に寄贈を検討しておりますのでしばらくおまちください。他のリターンに関しましては12月を目途にお届けさせていただきます。
今後とも折り紙教室を継続し、情報を発信していきます。これからはより一層精進してまいりますので、今後ともご支援、ご協力よろしくお願いします。最後にこのプロジェクトに関わった皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
勝見 仁泰