プロジェクト終了のご報告
この度は「フィリピン、レイテ島にヘルスケアセンターを」のプロジェクトを通して、多くの方々からご支援をいただいたこと、大変嬉しく思います。支援者の皆様、本当にありがとうございました。8/15〜9/12の渡航でプロジェクトを実行してきたので、その活動報告をさせていただきます。
*プロジェクトについて*
まず初めに結果としては、約1ヶ月の渡航でヘルスケアセンターの約9割を建設し、完成まであと1歩!というところでの帰国となりました。できなかった部分は①窓・ドア付け ②便器の設置 ③壁の仕上げ 以上の3点です。
完成できなかった理由としては、悪天候による材料の到着の遅れが挙げられます。今回キャンプを行ったカワイヤンブッグトング村への道は、ほとんどの部分が土であるため雨が降ると状態が非常に悪くなってしまいます。渡航中はよく雨が降り、材料を積んだトラックが村まで来ることができず、到着が遅れることが何度かありました。この遅れが完成の遅れにつながってしまいました。
未完成の部分に関しては、日本人が帰ってからも村人たちが作業を続け、完成させてくれるとのことでした。完成し次第村長から写真が届くので、その時はまた新着情報にてお知らせします。
ワーク初日、穴を掘る作業からスタートしました
最終日
入り口はこのような感じになっています。
中の様子。診療室と分娩室の二つの部屋があります!
渡航中は日曜以外は毎日ワーク(8時〜17時)をしました。自分の身長くらいの穴を掘ったり、雨でびしょ濡れになりながらセメントを運んだり、、体力的につらいことも多かったのですが、それでも頑張れたのは村人が一緒だったからです。毎日、老若男女関係なく多くの村人がワークに参加してくれて、最多の日にはなんと約50人もの村人たちが来てくれました。どんな作業でも楽しそうにこなしている彼らといると、私たちも自然と頑張ることができました。キャンプ終盤では、日本人がいる間に少しでも進めようとワーク開始前から作業していたり、最後まで残ってくれる村人がたくさんいて、彼らのその思いに答えようと日本人キャンパーも一生懸命に働いていました。互いに影響し合いながら前に進んでいく、そのような関係が築けるワークキャンプの素晴らしさを感じた瞬間でした。今回のプロジェクトを行って本当によかったと強く感じました。
クラウドファンディング支援者の方々、村人、日本人キャンパー、OBOGの皆様、このキャンプに関わり、サポートしてくださった皆様に本当に感謝しています。ありがとうございました。
*支援金について*
皆様からご支援いただいた支援金は全額プロジェクト費(材料費、技術者への給料)に充てさせていただきました。その他の航空券代や滞在費には一切使用していません。
今回のプロジェクトは予算が約30万ペソ(60万円)で、私たちの予算20万ペソ(40万円)をはるかに超える大きなプロジェクトでした。皆様からのご支援のおかげで、日本人学生の負担を大きくすることなく、無事にプロジェクトを実行することができました。本当にありがとうございました。
*リターンについて*
リターンは11月中に支援者様1人1人の住所に送らせていただきます。帰国後ミーティングの中でメンバーで話し合いを重ねながら丁寧に準備していきますので、しばしお待ちください!
*今後について*
現在、この夏渡航の報告会・報告書作りに取り組んでいます。報告会は10/27に都内のレンタルスペースで行う予定です。詳しい情報については決まり次第、新着情報でお知らせします。報告会ではキャンパー直々にパワーポイントを使いながら夏の渡航の詳細について発表します。キャンプの様子やメンバーの生の声を聞ける機会ですので、日にちが合う方はぜひ、いらして下さい!
報告会後は来年のキャンプに向けて動き出します。これからも私たちの活動をサポート、応援していただけると誠に幸いです。どうぞよろしくお願いします。なお、Twitterやfacebookを通じてミーティングやイベントの情報を更新しているので、是非ともチェックしてみて下さい!
twitter : @FIWCph
facebook : FIWC Kanto
村人と同じ場所で、同じ経験、同じ時を過ごす。その中で互いに影響し合いながら成長していく。たった1ヶ月、されど1ヶ月。この経験は私の人生に計り知れない影響を及ぼすことになるでしょう。そんな経験をさせてくれた、このキャンプに関わってくださった全ての方々
本当にありがとうございました!!