握手で集めた元気を元気玉にして、病気と闘うこどもに届けたい！

 

 

万羽鶴について

 

私は小学一年生から高校三年生まで

 

バスケット一筋で頑張ってきました。

 

高校三年生のインターハイ地区予選前の６月に

 

脳腫瘍が見つかりました。

 

見つかってすぐに抗ガン剤治療が始まりました。

 

 

 

抗ガン剤治療に１クールに一ヶ月かかります。

 

五日間の抗ガン剤投与後白血球がが急激に下がり

 

白血球が回復すまで一ヶ月入院します。

 

二回目の抗ガン剤治療後すぐに

 

急にバスケ部が会いにくるとの連絡がありました。

 

当時、抗ガン剤の副作用で吐き気、倦怠感があり、

 

とてもバスケ部の仲間に会える状況では、なかったです。

 

母親からバスケ部の仲間がどうしても尚利にあいたいと伝えられたけど

 

私は、とても気持ち悪くて会える状況ではないから会えないと母親に伝えました

 

当時自分は、体調が悪い自分を見せるのが嫌でした。

 

しかし、どうしてもみんなは、尚利に会いたがってるといい

 

強行的にバスケ部の三人が私の病室に入ってきました。

 

その時に持ってきたのが、万羽鶴でした。

 

私は今まで見たことがない量の鶴をみてびっくりしました。

 

「デッカ！！！！」

 

その時なぜかわからないけれど、急に気持ち悪いのがなくなり

 

バスケ部のみんなに会いたくなりました。

 

なにか目に見えないパワーをもらったのかもしれないです。

 

下の写真が万羽鶴とバスケ部と撮ったの写真です。

 

 

万羽鶴の秘話をお話します。

 

私の病気がバスケ部の仲間に伝わった時

 

私の当時の恩師が、クラスで尚利に何かしようと提案し

 

千羽鶴をつくることになりました。

 

しかし、担任の先生が

 

「尚利は、千羽じゃたりねぇ万羽だ」といい

 

万羽鶴をつくることになり

 

それから、バスケ部のキャプテンと副キャプテンが

 

市内のいたるところの折り紙を全て買ったそうです。

 

そして毎朝、登校前に学校の玄関の前で、バスケ部の仲間が

 

登校する生徒に大量の折り紙を配りました。

 

すると学校全体が私のために鶴をつくってくれて

 

終いに、あるクラスでは、

 

授業中にみんな鶴を作っていたので、授業にならなかったらしいです

 

そして、まさかの

 

たった　一週間　で万羽鶴を作り終えたそうです。

 

今、その万羽鶴は、お炊き上げしてしまいましたが

 

最強の万羽鶴の「衝撃」と「パワー」は、今でも忘れることはできません。

 

本当に万羽鶴は、今でも心の支えにになっているし、

 

バスケ部の仲間は、唯一無二の存在です。

 

本当に担任の恩師、バスケ部の仲間、鶴を作ってくれたみんなに

 

感謝してもしきれません。

 

だからこそ、その恩返しとして、元気玉を

 

今病気を治そうとがんばっている人たちに届けたいです。

 

少しでも一瞬でも前を向けるように…