こんにちは。

 

本日も、前回に引き続き、私どものフェイスブック・ページ(https://www.facebook.com/midorinooniwa )に掲載しておりますコラム「樹木と塩害プチ講座」です。

皆さんの塩害への理解を少しでもお手伝いできれば嬉しいです。

 

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 《第2回 塩害から樹木を救うには?》

 

今回の「プチ講座」では、樹木を塩害から救う試み、いわゆる「塩害対策」についてお話したいと思います。

 

前回は「塩害とは何か」についてご説明しました。

 

海水をかぶるなどして土壌に塩分が残ると、植物は枯死してしまいます。根から水分が流出して干からびてしまったり、ナトリウムが根過剰流入して、植物が栄養失調になったりすることが原因です。

 

今回は、除塩をして植物を救う方法をご紹介しましょう。

 

★まず塩を抜きます

 

除塩には、主に3つの手法があります。

①水をたくさんかけて、塩分を水といっしょに流す

②塩分が流れやすくする薬剤を入れて、水をかける

③塩分を好む植物に塩を吸い取ってもらう

 

たとえば、③はトウモロコシの種をまく、等の手法があります。塩気を吸って、塩味の効いたトウモロコシができるんですかね?

 

★除塩と同様に大事なのが「土壌改良」

しかし、除塩をして終わり! ではありません。

 

海水には、ナトリウムイオンが大量に含まれています。

津波などで土壌に浸入すると、土の粒子に吸着されているカルシウムイオンやカリウムイオンなどが、ナトリウムイオンに置換される「土壌のナトリウム粘土化」という現象が起こります。

 

簡単に言えば、土壌が非常に細かい粒々の状態となって固まります。そうなると、土の排水性や通気性が悪くなり、植物は元気になれないのです。

 

そこで「土壌改良」、つまり固まってしまった土壌をほぐしてあげることが必要になります。

 

塩害対策とは、「除塩」+「土壌改良」なんですね。

 

土壌改良には、以下のような効果がありますので、個別の塩害の状況に合わせて、これらのうちの1つもしくは2つ以上の効果を狙うこととなります。

 

①根系の発達促進

②保水力を改善する

③排水性を改善する

④通気性を改善する

⑤養分を補給する

⑥微生物を活性化させる

 

★まとめ

塩害対策とは、「除塩」と「土壌改良」の2段構えというお話でした。