治療終了のご報告
ご支援して頂いた皆様この度は猫ちゃんの治療の為のご支援と温かく勇気をまでも頂けるメッセージをして頂きありがとうございます
初めてこのようなクラウドファンディングという方法を用いてみて当初は半信半疑でもあり、それでもどうにかしたいという気持ちで不慣れながらも実施させて頂きました
お陰様で当初の予定に達することが出来ましたのでご報告とお礼を報告させて頂けたらと思います
【治療の報告】
治療の結果をご報告させて頂きます
10月初旬に体力の明らかに落ちている仔猫をみつけて保護するべきか否かを悩みましたが、ここで見放してしまい後悔する事になるのではという思いで保護をし掛かり付けの動物病院のほうへと連れていきました
その日のうちに血尿が溜まっているということでカテーテルにて排尿をさせましたが翌日に連絡がきて尿が止まって排尿が出来ないという事で大きい病院へ行かないと口の中の歯茎等々の血色からして命の危険があるとのことで大学病院へ連れて行かなくてはならない、骨盤が骨折しているかもしれないという報告を受け
もしかしたら手術等々になり多額の治療費がかかるかもしれないという報告を受けましたが、その日のうちに緊急診療で連絡をとり新幹線で向かいました
診断の結果では骨盤には骨折は見られないが背骨と骨盤がズレているとのことでした
このままでも成長して大きくなっても普通に暮らせるが排便がもしかしたら下痢等になる可能性もあるということでした
その場合には手術を検討してみてはという結論でした
膀胱に尿が溜まっている件は尿毒症になりかけているとのことでお腹の方からの排尿を取りあえずした結果状態は良くなりました
ただ、大きな問題として尿管が膀胱とつながっておらず排尿が出来ないという問題がレントゲンの結果でわかり
体の外側近くで尿管が切れているのなら膀胱と繋げて膀胱を体の外側に持って行くことが出来、通常の猫ちゃんとして生活できるとのことでしたが
レントゲンの診断では可能性として膀胱側近くで切れている可能性が高いとのことで尿管を途中で切っても尿管が短すぎる場合は外側に膀胱を動かすことの限界があり不可能との事で腹部に穴をあけ短くなった尿管をお腹とつなげそこから排尿するという方法になるとのこと
翌日に造影剤を入れ検査したところ通常の手術により治療できるだろうとの事で開腹手術を行いました
開腹した結果、造影剤では分らなかった個所からの尿管での損傷がありましたが尿管を膀胱と繋げカテーテルを入れた状態でしばらく様子をみるとのことでした
通常の手術で治療が出来た場合は2~3日での退院予定でしたが約10日ほどカテーテルを繋げた状態にして尿管の損傷の回復に望みを託すという方法になりました
約10日ほどしてカテーテルを抜いた結果
尿をしようとする態勢を取るが尿は排出されず、造影検査の結果、残念ながら尿管の損傷は回復しませんでした
後日、再度回復手術にて尿管をお腹と繋げ腹部からの排尿するという手術となりました
【猫ちゃんの事】
猫ちゃんの今後ですが、1度目の手術を行った後に入院している間で仔猫といこともあり凄く元気になりご飯もモリモリ食べました
2度目の手術を行い障害は多少残りましたが、命を繋ぐ事が出来ました
そして皆様のご支援のおかげで治療費の一部を賄う事が出来ました
そして猫ちゃんが入院している間にお世話をしてくださった方が猫ちゃんを引き取りたいとの申し出がありました。
私どもが保護して治療の決断等は行いましたが障害の残った猫ちゃんの今後がどうであるべきか考えた時に、申し出をしてくださった方が若い獣医医療従事者であるという事を考えると退院後の猫ちゃんのケア等を考えた場合に万が一何かがあった際も大きな病院までは新幹線を使わないといけない事などを考えると普段からもケアがしっかりと出来る医療従事者の方の申し出を受けた方が猫ちゃんにとってもベストなのではないかという決断をさせて頂きました
現在、無事に退院をし野良猫ちゃんから家猫ちゃんとしての歩みを始めました
形的には譲渡という形になり譲渡書等も作成しての譲渡となりましたのでご報告とさせて頂きます
今回は自分達の意志で保護し生死を色々と考えさせられました
そして、クラウドファンディングを通して皆様のような温かい支援をして下さる方々がいるという事を知り、今回の事は我々も学んで支援出来る事があればどういった形であれ行動してみようと思いました
本当に皆様ありがとうございました
以上、ご報告とさせていただきます