プロジェクト概要

皆様のご支援のお陰で、公開早々に最初の目的金額を達成いたしました!

次は50万円を目標に頑張ります!

 

私たちの活動はこの3月で震災5年目を迎えます。アートブックの赤と黒のイメージも少しずつ浸透して「震災」のアイコンのように育ってきました。皆様のご支援のお陰で今現在集りました資金は、資金不足でまだお送りできていない海外の図書館へ寄贈するための国際郵便代に充てさせていただきます。

 

公開2日目で最初の目標金額を達成できたことを本当に嬉しく思います。一緒に肩を組んで、日本で起きた大災害を忘れないように次の世代へ繋げて行きましょう。

 

次のゴールでお願いするご支援は、引き続き国内、国際郵便代と、追加で製本するアートブックの費用の一部に充てさせていただきます。一冊でも多くのアートブックを図書館に届け、震災で起きたことを様々な人に知って貰えるよう、ご協力をお願い致します!

 

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震災を語り継いでいくために、自費出版したアートブックを世界の公共図書館、美術館、大学図書館に収蔵してもらいたい!

 

 

はじめまして、美術家の新藤久美子と申します。2011年3月11日、私たちは同じ国に生まれた、2万人近い友を一度に失いました。私はその年、亡くなられた方々の「存在の証」を作品に投影し、想いを重ね、アートブックを同年に自費出版しました。

 

被災地の復興を願ってカリフォルニアの図書館へ、アートブックを寄附をしてくれた
エリカさん(22)とモニカさん(20)姉妹。

 

その後、英語版アートブックを世界の図書館に寄贈し、現在、世界の100箇所以上の図書館、美術館に本は所蔵されています。そして、子供たちを始めとする世界のかたがたへ3.11を語り継ぐ役目を担っています。

 

しかしこれからの目標は、3.11を語り継ぎ、多くの人へ知って貰うため、世界中の図書館へ届けることです。そのために、今後かかってくる費用の一部のご支援をお願い致します!

 

 

左綴じアートブックは305x224mm、全24ページ。
中に日本語訳1ページが挟み込んであります。

 

東京アメリカンクラブから出版されている
”iNTOUCH"2013年11月号で掲載されました。

 

 

私が美術に対して、熱い気持ちを持ち続けているワケ。それは、アメリカで巨匠ロバート・ラウシェンバーグとの出会い切っ掛けでした!

 

今回のプロジェクトのお話しをする前に、少し私のお話しをさせてください。私は、子供の頃は両親が買ってくれた世界の名画集を読み漁り、中学・高校ではデッサン研究所に放課後に通いました。そして美術大学に進みました。ここまで強い気持を持って、美術と対峙し続けているのは、ロバート・ラウシェンバーグという芸術家との出会いがきっかけだと思います。

 

彼には、ちょうどミレニアムを迎えた2000年にロサンジェルスのジェミナイという版画工房で出会いました。話をして固い握手を交わした時、体に電流のようなものが流れ何かスウィッチが入ったような感覚を受けたことをよく覚えています。

 

本当の握手の意味を教えてもらいました。
ボブ(ロバート)の意思は各所で受け継がれています。

 

そしてその後帰国し、2006年に多摩美術大学美術館で開催した”3つのヒューマン・スケープ" という展覧会で出展することが出来ました。私と、世代の違う2名のアメリカ人女性アーティストが、人びととの関わり方をテーマにした作品を発表しました。私は、記憶の中の残像に現代社会背景や家族のイメージを、隠喩として作り上げた『残像』を発表しました。

 

展覧会で展示した作品の中から祖父をモデルにした
"Man & horse" (男と馬)2006年57.8x81.7cmモノタイプ。

 

 

作品のテーマに流れていたものは、「簡単にものを捨ててしまう時代に対し、芸術を通じて、失われていく人間社会に対する問題提起」でした。

 

今は簡単にものを捨ててしまう時代です。先祖代々使ってきた家具や身の回りのものを大切に引き継いでいくようなことは、無くなってきています。

 

しかし、廃棄されるものを解体してみると、隠れた場所に美しい金属や木、布などを発見します。すべて人間によって考えられ、作られ、使われそして捨てられていくものたちです。これらを見つけ出し、新たに組み合わせ、失われていく人間社会に対する問題提起をしてきました。

 

“Change of times"2013年は、時代の流れと共に変わりゆく「伝統と革新」
両者が相互に敬意を払っている。

 

"AIDS"は甘いミントの入った缶を使い、文字を浮き彫りにして
社会が向き合うべき問題に焦点をあてた作品。

 


震災以前から人間の存在をテーマとして創作してきた私にとって、震災の時には何かをしなければならないと強く考えました。

 

1000年に一度と言われる大震災と津波は、東北地方の生活を大きく変えてしまいました。人々の生活だけではなく、動物、木々、そしてそれらが織り成す美しい景色までも一変してしまいました。

 

そして亡くなったのは、昨日まで自分の横にいた人、皆友人や家族とともに人生を送ってきた人たちです。そのような身近な人が突然に消えてしまう恐怖、かつて体験したことのないような痛ましい想いを経験し、「亡くなったかたがたへ捧げる本」を残さなければならないと思いました。

 

亡くなったかたがたの生きた証として、世界の次世代へ語り継がれていくために、アートブックにしてまとめたい。使命感のようなものが徐々に芽生え、震災直後は、自分の複雑な気持を表現できないもどかしさで「無」の状態でしたが、ある日、それまで抱えていた生々しい感情が溢れ出るように、気がつけば自然に指先が動いていました。

 

なぜこの作品を生み出すことができたのか?あの時の制作の様子はほとんど記憶にないのです。

 

 

世界のどこに置かれても見劣りのない、子供から大人まで語り継いでもらえるように。

 

「亡くなったかたがたに捧げる」といった責任ある主旨を掲げ、大判にして世界のどこに置かれても見劣りのない、日本に起きた大震災を、アートブックを基に、子供から大人まで語り継いでもらえるように努めました。

 

世界の図書館へ収蔵していただいて、3.11を語り継いでもらいたいという気持でしたので、表紙には私の名前は載せていません。アートには言葉やジェンダーを越えた共通認識があり、3.11を世界で語り継いでいって欲しいと思っています。

 

ページを開くと宮城県東松島市の被災直後の写真と「亡くなったかたがたへ捧げる」とあります。

 

 

完成した本を寄贈し、校長先生方から感謝のお手紙をいただきました。

 

全国学校図書館協議会を通して、被災地3県(岩手、宮城、福島)の中学校、高等学校の図書室へ寄贈も行いました。お送りした41件の中には仮設の図書室もありました。

 

校長先生方から感謝のお手紙をいただき、大変感動していただき、生徒さんたちのために10年後、20年後へこの大震災を語り継ぐ大切な資料として有効に活用したいというお言葉も頂きました。

 

被災地への寄贈には心のケアも考え、心の痛みも深く特に子供たちの心の傷を想い、小学校は外しています。個人的に差し上げた被災地の方々には、どうしようもない悲しみや苦しみをアートブックに書き込んで楽になって欲しいと伝えました。

 

アートブックが一人でも多くの生徒さんのお役に立てれば嬉しいです。

 

メトロポリタン美術館図書館、スミスソニアン協会図書館、被災地から届いた手紙です。

 

 

本を作った後、世界の美術館・図書館のライブラリアン一件一件に連絡をしました

 

被災地の美術館と学校図書館へ寄贈した後、まず世界の数件の美術館図書館のライブラリアンとコンタクトしました。予算がないため、一件一件少しずつおこなっています。

 

寄贈本であっても全て収蔵されるわけではなく、丁寧に内容とビジュアルを伝えて、理解を頂き所蔵して頂いています。最初にメトロポリタン美術館図書館、スミスソニアン協会図書館から是非収蔵したいとお返事をいただいた時は嬉しかったですし、今後の大変な励みになりました。

 

【現在、アートブックを所蔵する場所】

スミスソニアン協会図書館メトロポリタン美術館、トーマス・J・ワトソン図書館米国国立女性芸術美術館ライブラリー、リサーチセンターテート・ブリテン、アーティスト・ブック・コレクションナショナル・アート・ライブラリー、ヴィクトリア・アルバート美術館ロイヤル・カレッジ.オブ.アート、スペシャル・コレクション・アーカイブチェルシー・カレッジ・オブ・アーツ,ライブラリーMAK応用美術博物館オーストラリア国立図書館国立国会図書館国立新美術館アートライブラリー国際文化会館図書室神奈川県立近代美術館葉山館美術図書室仙台市図書館(仙台メディアテーク内)多摩美術大学図書館(八王子図書館)武蔵野美術大学美術館・図書館横浜美術館美術情報センター東京アメリカンクラブ、ハル・ロバーツライブラリー福島県立美術館米国ネイパービル公共図書館 その他

 

 

本の寄贈ではじめて出会った大切な支援者。

 

横浜在住のアメリカ人英語女性教師が私の活動に大変感動し、今では良き支援者となってくれています。母国へ帰郷する度に、行く先々の公共図書館へ寄贈してくれています。彼女が以前住んでいたことのあるイリノイ州のネイパービルという都市の古き友人に何かの折りにプレゼントしたところ、その友人が最寄りの公共図書館へ寄贈してくれたのです。まさに私が夢に描くところの草の根的な連帯感で、自主的に行って寄贈が広がり、大変うれしい出来事でした。

 

カリフォルニアの友人宅で、出版して最初に行われたミーティング。

 

また、一昨年、アートに深い関心を寄せられている、駐日米国大使のキャロライン・ケネディ様より、アートを通して、日本の震災を語り継ごうとしている私の活動を賞賛しますという内容のお手紙を頂きました。

 

3.11ブックマーク・メーキングの会で、参加してくださったかたがたが作られたブックマーク。

 

不用品を生かしたブックマーク作りを昨年開催、出来上がりに
©3.11art book projectのスタンプを押して被災へ。

 

 

これから目指す、世界へのアートブックの発信。

 

これからも、世界中のなるべく多くの図書館に寄贈したいと思っています。限定アートブックですから、今のところ数に限りがありますが、より多くの図書館などに寄贈できればと思います。

 

そのためにはアートブックを送る国内、国際郵便代が必要です。先ずは100冊分をご支援いただけないでしょうか。この震災を多くの人々に知って貰えるよう、みなさまご支援よろしくお願い致します。

 

 

◆◇◆引換券について◆◇◆

ご支援頂きました金額に合わせて、以下のリターンをお送りさせて頂きます。

 

①アートブックの表紙を印刷したポストカードに、気持を込めて自筆でお礼のカードをお送りします。

 

②アートブック・プロジェクトのために考案された、” 3.11 " 刺繍入りオーガニック・コットンの優しい風合いのトートバッグ。(W40XH30XD14、刺繍色はレッド、ネイビーのどちらかをお選びください。)

 

③アートブックをお送りします。

(もちろんご自宅に所蔵して頂いても大丈夫です。)


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