振り込め詐欺(オレオレ詐欺)を撲滅するぞ。

支援総額

528,000

目標金額 500,000円

支援者
67人
募集終了日
2020年10月19日

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プロジェクト本文

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▼ご支援に対する御礼とネクストゴールの設定

 10月6日に、当初の目標を達成することができました。皆様のご支援並びにご協力に深く感謝致します。

 我々のプロジェクトが、皆様のプロジェクトになりました。身の引き締まる思いです。

 

 一部から「ネクストゴールを設定してはどうか」とのご提案をいただきました。

 

 本プロジェクトの実現のためには、皆様以上に銀行及び開発ソフトベンダから共感と協力をいただくことが必要です。

 当初の目標では、関東圏の銀行や開発ソフトベンダを対象に提案を予定していましたが、関東圏に限らず地方の銀行や開発ソフトベンダにも広げて提案を行っていきたいと考えています。

 また、銀行や開発ソフトベンダに本プロジェクトの有用性や実現性をよりご理解いただくためには、デモシステムが必要かと考えております。システム全体のデモシステムの構築は困難ですが、チェック代理人(子供や孫等)のなりすましがあっては本末転倒であるので、まずは、チェック代理人のなりすましを防止する仕組みを導入したデモシステムの構築を行いたいと思います。その仕組みにも、千葉大学との共同研究の成果を取り入れます。

 

 目標金額は、70万円です。

 

 以上、これからも皆様のご支援を承りますようによろしくお願い致します。以下は、これまでの掲載です。

 

▼自己紹介

 「老人の敵は老人が倒す」 「弱い者いじめは許さない」

 

 始めまして、糸井正幸です。私は、今年で75歳になります。60歳で専門商社を定年退職後、セキュリティー問題、特に個人認証やなりすまし犯罪の防止について、研究を行っています。約8年前に千葉大学と共同研究を開始して、いくつかの研究成果もあります。

 このような研究を行うようになったきっかけは、以前勤めていた企業でリース契約の偽造による架空売上が発生し、そのことにより大きな損害が発生しました。私は、その時の責任者の一人でありました。その事件の為、多くの社員が、退職を余儀なくされ、企業もその後10年以上苦しむこととなりました。当時は、責任者として十分な役割を果たせませんでしたが、その時のことを思うと慚愧の念に堪えません。それ以来、「偽造」や「なりすまし」という言葉を聞くと背中に電気が走ります。

 現役時代は、情報システム関係の仕事が多かった為、情報システムを活用して、何とか、なりすましを防げないかと研究を続けています。

 我々の子供時代は、弱いものいじめは、一番卑怯なことと教えられてきました。ところが、その弱い老人を対象にした振り込め詐欺が堂々と横行しています。同じ老人として、決して、許すことができません。私の元気な間は、人生最後のテーマとして、振り込め詐欺の撲滅の為に全力で戦いたいと思います。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 振り込め詐欺は、金銭的な損害だけでなく、被害にあった老人を絶望感に苛ませます。

 

 

 自己紹介でも触れましたが、私は、今年、後期高齢者となります。我々の年代が、一番、振り込め詐欺の被害者が多いと聞いています。我々は、幼少から人を信頼することを前提とした性善説を基本に教育を受けてきました。その為、詐欺による犯罪には、もともと弱い面があります。定年までこつこつ貯めてきた預金や退職金により、少しでも、子供や孫に迷惑をかけずに、老後を過ごしたいと思っている人が多いのではと思います。その多くの老人の性善説(やさしさ)を逆手にとって、わずかな預金や退職金を奪い取る不届きな輩を、私はどうしても許す訳にはいきません。特に、ただでさえ、自信を無くしかけている老人が被害者になることで、一層、落胆させることになります。それは、家族にとっても心配なことです。

 ただ、残念なことに、振り込め詐欺は、年間約111億円の被害が生じているのも関わらず、犯人の首謀者はほとんど逮捕されていません。闇のインターネットで、受け子や出し子を募集する為、例え、受け子や出し子を逮捕しても、真の首謀者を特定することが難しいのが現状です。

 また、若者が出し子や受け子に手を染めて、犯罪者になってしまうことも不幸なことです。

 現在、行われている対策は電話での対応があります。例えば、家族で合言葉を準備しておく、又は、録音機能付の電話に交換する等です。

 また、引き出し限度額の引き下げや銀行窓口でのチェック等が現在行われています。

 しかし、前述した通り、性善説のお人よしの老人に対して、犯人は、新たな方法や心理作戦を考えてきます。例えば、チェックの厳しい銀行窓口を避けて、コンビニ等での現金引き出し等が行われています。老人一人の判断で詐欺を事前に見抜くことは至難の業です。現に、警察庁の調査では、被害者になった老人の8割の人が、自分は騙されないと思っていたとのことです。

 そこで、我々は、新出口作戦を考えました。「新出口作戦」とは、老人又はキャッシュカードを不正に取得した犯人がお金を銀行から振り込む又は引き出す際に子供や孫のチェックを必要とする作戦です。つまり、最終チェックです。郵便局や銀行の詐欺防止の第一番の対策に「息子やお孫さんに電話を掛けなおし確認すること」と記載されています。それならば、お金を振り込む又は引き出す際に、息子や孫等家族の確認を半強制的に行う仕組みを作るべきと考えました。

 この結果、被害を未然に防ぐことができ、やがて、「振り込め詐欺は、お金にならない」と犯人達に知らしめることができます。

 概要は、下図の通りです。 

 

▼プロジェクトの内容

 最終目的は、下記仕組みを全国の銀行で実施して、振り込め詐欺を撲滅することです。

ただ、今回のプロジェクトでは、第一段階として、皆様から頂いた支援で、銀行や開発ベンダに対して本仕組の提案活動を行います。そして、実証実験を実施してもらうように依頼を致します。

 まずは、関東圏の銀行(20行ほど)並びにソフト開発ベンダーへのアプローチを予定しています。勿論、関東圏以外でも可能性があれば、訪問致します。

 

 

(我々が考えた振り込め詐欺防止の仕組みの例)

1 事前登録

  ① 事前に、本人が指定して、本人以外の確認作業を行う人を指定する。

    指定する人を「チェック代理人」と呼ぶ。通常は子供や孫であるが、信用できる人であれば、

    必ずしも、子供や孫でなくても良い。

  ② 振り込み金額や引き出し金額(1回又は1日の)の上限を定め、それ以上の金額の場合に

    本システムの対象とする(日常生活に必要な少額の金額は、対象外とする)

2 実施段階

  ① 大金を移動する際に、本人の家族等(チェック代理人)のスマートフォン(以下スマフォ)に

    その通知が伝えられ、本人以外の人(チェック代理人)がスマフォでの最終確認を行う。

  ② チェック代理人のスマフォの最終確認後、はじめて、振り込め処理並びに現金の引き出しが

    可能となる。チェック代理人の最終確認で不審な状況が発覚すれば、チェック代理人の指示に

    より、振り込み処理や現金の引き出しは行わない。

    一例は、下図の通り。

 

 

(本仕組みのメリット)

1 チェック代理人が、正しい判断を行えば、確実に犯罪を防止できる。

2 銀行も、振り込め詐欺の被害者と思われる人が来た場合、その対応に時間と労力を割いていたが、

  その前段階で家族間でクリアできれば、その手間が省ける。

3 また、被害発生後の事後処理も軽減できる。

 

(今までの取り組み経緯)

① 発案(平成29年7月)

  千葉大学とのそれまでの研究成果にヒントを得て、本アイデアを考案しました。

② 某ソフトベンダーへの提案(平成29年10月~平成30年7月)

  当時は、アイデアも初期段階でもあり、下記の通り否定的な意見でした。

  ・費用対効果がない為、顧客ニーズが見込めない。

   (金融機関の金銭的なインセンティブがないことにより、ビジネス性がない)

  ・本人以外の人が、決済に関係することによる信用損失を引き起こす可能性がある等

③ 地方銀行への提案(平成30年8月)

  今回の提案は、一定の効果があると思われる。ただ、利便性を損なうことが顧客の不満に

  つながらないかが心配である。

  どれだけの人が参加されるかを調査してみては如何とのアドバイスを頂いた。

④ 警視庁への訪問(平成30年11月)

  犯罪抑止対策本部の警部並びに警部補より意見を聞いた。

  振り込め詐欺犯罪防止には、この方法が徹底されれば効果があるとのこと

  問題は、どれだけの人が参加してくれるか そして銀行が本システムを構築するかという点で

  ある。ただ、システムが実施された場合には、警視庁もバックアップするとのことであった。

⑤ アンケート調査:対象者400人(令和2年5月・6月)

   協力調査会社:クロス・マーケティング

   ③の銀行④の警視庁のアドバイスもあり、老人世代(60歳以上)とその子供や孫の世代

 (40歳 50歳代)を対象に、それぞれ200人にアンケート調査を行った。

  その結果、この仕組みができた場合に活用すると答えた人が、

  ・子供や孫の世代では半分以上の人が活用するとの回答であった。

  ・また被害者となりえる老人世代でも30%以上の人が、活用するとの回答であった。

  また、その理由として、子供世代は、46%の人が、親が振り込め詐欺に会うことを心配している

  ことが分かった。(老人の私としては、信用されていない点は悲しいが、反面、心配してくれて

  いることがうれしい)一方、老人世代の活用理由で一番多かったのは、確実に被害を防ぐことが

  できるいう回答であった。

   私としても、これだけ多くの人が本仕組みを活用してくれる可能性がある結果に正直驚きで

  した。

   以下、アンケート調査の抜粋です。

 

⑥ 某ソフトベンダへの提案(令和2年6月)

   銀行業務に強い某ソフトベンダに意見を聞きました。その結果、本仕組みを実現することは

  可能であるとのことでした。但し、銀行の基幹システムの方で、ATMからの入力情報を一旦保留

  そして再開又は取消す機能があるかどうかにより、システムの修正作業並びに費用は変わってくる

       とのことでした。

 

⑦ 某信用金庫への提案(令和2年7月)

   現状、信金で行っている振り込め対策を教えて頂いた。ただ、その対策でも限界があり、現状

  行っている方法に加えて、本仕組みを実施することは、良いのではとの意見であった。

   ただ、ATMの前でチェック代理人からの返事を待たせることはできないので、一工夫は必要

  とのアドバイスを頂いた。

 

 上記取り組み経緯により、我々の仕組みは、下記の可能性を確信致しました。

  ① 振り込め詐欺防止を確実に防ぐことができること

  ② 多くの人の参加が見込めること

  ③ 実現可能な仕組みであること(ただ、まだまだ、工夫の余地はある)

 

支援して頂いた資金の使い道

 全国の銀行やソフト開発ベンダーへの提案の為の活動費(資料作成 交通費 日当等)として

50万円を目標としたい。少なくとも、2人で銀行(企業を含む)等を20企業以上訪問する予定。

 ① 資料作成・印刷代・郵送料等       51000円

 ② 交通費・日当等         350000円

 ③ READYFORへの手数料        66000円

 ④ 早期入金オプション                              33000円

50万円以上の支援があった場合

 ⑤ 全国には、信用金庫も含めれば200以上の銀行があります。より多くの銀行に対して、提案

   活動を継続する費用に充てたい。(目的が達成されるまで、続けたい)

   また、幸いにも、実証実験を行う銀行が、現れた場合には、その費用の一部に充当したい。

 

 ※ 勿論、目標金額の達成は一番の目的ですが、一人当たりの支援金額が小さくても、多くの

   人の賛同を得たいと考えています。

    

  

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

  第一段階  1年後(今回のプロジェクトの目標)

   全国の銀行や開発ベンダ並びに関係省庁に本仕組みの提案活動を行う。

  第二段階  2年後

   実証実験を実施する銀行が現れたら、その結果を分析する。特に、実際に被害が減少することを

  証明したい。また、登録方法の簡素化やPR方法とも併せて検討したい。

  第三段階  3年後

   上記分析結果を基に全国展開を目指す。

 

 確かに、本提案は、費用対効果という点では、ビジネス性が乏しいと思いますが、本来比較するのは、金銭的な費用対効果ではなく、犯罪を防止すると言う大きな社会的な課題ではないでしょうか。

 前回のアンケート調査と同じく、今回のクラウドファンティングでの賛同者が多ければ、多いほど

皆様方の思いが本提案の強力な推進力となります。

 また、実証実験がスタートした場合、是非、モニターになって下さい。そして、より、広く活用される為のご意見をお寄せ下さい。

 賛同者の皆様と共に活動を継続でき、

 老人がより安心して暮らしていける世の中を作っていきたいと思っています。

 応援よろしくお願いいたします。

   なお、上記スケジュールを予定していますが、新型コロナの影響で、銀行や開発ベンダーとの打ち合わせを遅延せざるえない場合には、スケジュールが後ろにずれることがありますことをご了承下さい。

 

 

▼糸井正幸の略歴・活動

昭和43年 関西学院大學 経済学部卒業
昭和43年 ユアサ商事(当時 湯浅金物)入社
平成18年 CACナレッジ退職(CACとユアサ商事の子会社)
平成18年 (株)セフティーアングル 設立 代表取締役就任
      なりすまし犯罪防止の研究を開始
平成24年 千葉大学と共同研究を開始
平成29年 某ソフトベンダーと中間者攻撃対応特許の非独占の通常実施契約を締結
令和2年  某ソフトベンダーと中間者攻撃対応特許の非独占の通常実施契約を締結
      中間者攻撃対応特許にヒントを得て、今回の提案である振り込め詐欺防止の

      システムの提案活動を開始 
      現在に至る 

 

▼プロジェクトの終了要項
運営期間:2020年8月1日より2021年3月31日まで
運営場所:千葉県市川市真間5丁目18-21
運営主体:株式会社セフティーアングル
運営内容詳細:銀行や開発ベンダに対して本仕組の提案活動を行う

 

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3,000


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振り込め詐欺の防止の仕組みを銀行が採用してくれたとしてもプロジェクトに収入があるわけでない。従って、金銭や物によるリターンはできないが、成果をメールやお手紙等で報告して、皆様と達成感を共有したい。

支援者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月

5,000


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支援者
18人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月

10,000


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37人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月

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