クリスマスコンサート無事終了致しました
このプロジェクトを支えて下さったみなさまに力強い応援をいただき、心より感謝申し上げます。みなさまから頂いたご支援は、コンサート開催にあたり大切に使わせて頂きました。
お蔭をもちまして12月25日に所沢ミューズアークホールでの第33回定期演奏会を無事終える事が出来ました。
オーケストラ、ソリスト、合唱のリハーサルは20日、21日に渡り二日間行われました。
指揮者ともどもマスク着用し、午後、夜間の長時間に渡る練習でした。
検温、健康状態など、チェックリストを作って出来る限りの感染予防対策を取りました。
特に弦楽器奏者の場合は通常二人一台の譜面台を使用し演奏致しますが、今回は一人一台に致しました。そのことでお互いの間隔を空ける事が可能となりました。
管楽器奏者の前には飛沫防止用シールド、床には吸水シートを用意して臨みました。
合唱団は全員、合唱用のマスク着用。
これは東京混声合唱団が制作したマスクで、装着し十二分に歌うことが可能となりました。
演奏会当日は14時からゲネラルプローベ(最終練習)が行われました。
聴衆の方々をお迎えするにあたり、検温と各自氏名、連絡先の記入をお願いし、ソーシャルディスタンスコンサートである事から各自、席を空けて着席して頂きました。
このコロナ渦にもかかわらず、300人以上の来場者となりました。
演奏は緊張感に満ちたものなり、演奏時間はゆうに二時間を超えましたが、字幕スライドのおかげで楽しく聴くことが出来たようです。
アンコールはグルーバー作曲「きよしこの夜」のオリジナルバージョン、これは同日ザルツブルクでも演奏されているそのものを再現いたしました。
帰り際にはお客様にこう言っていただきました。「このコロナ渦での殺伐とした気持ちの中、短い時間ではあったけれども、貴重な癒しの時間又心の糧ともなる大切な時間を過ごす事が出来ました」と。
このような状況下でありながら、大きな会場でコンサートを開催できたことを本当に幸せに思います。その場所にいた全員が同じ気持ちを共有していたと思います。
今回のクラウドファンディングでの資金は全額コンサートの経費として使わせて頂きました。
字幕スライド7万円、会場付帯設備費6万円、人件費(オーケストラ、エキストラ)等々。
リターンのカレンダーは私と漆畑氏の合作です。何度もザルツブルクを往復し、撮りためた作品です。
モーツァルトの生まれた美しい風景を楽しんで頂けましたらこんなに嬉しい事はございません。
2021年8月15日に再び演奏会を予定しています。東京から少し離れた所沢市での芸術活動ですが、この気持ちを絶やさないよう、皆さまに心から感謝申し上げ、頑張って参ります。
ありがとうございました。
牧野成史