猫ちゃんに温かいお家が見つかりました。
この度は皆さんの温かいご支援、本当にありがとうございました。
ご支援とともにくださった温かいコメントにも本当に励まされました。
動物病院でも冷たくされ、私が猫を捨てたわけでもないのに・・・という気持ち、里親さんが見つからなかったらどうしよう?このままうちで発情期が来てしまったらどうしようという不安を皆様が「ああ、拾ってよかったんだ」という安心に変えてくださいました。
うちよりも困っている家庭もあるでしょうし、誰からの支援も受けずに保護猫ちゃんたちの世話をしてくださっている人もいる中で、図々しいプロジェクトだろうか、と悩んだこともありました。
でもこのプロジェクトを通して今野良猫ちゃんはどういう状況なのか、野良猫ちゃんを保護した人はどんなお世話をしなくてはいけないのか、頼れるところはないのか、といったことを多くの方に知ってもらい、考えていただく機会になったと思います。
猫ちゃんは無事、温かい里親さんのもとにもらわれていきました。
最初、先住のペットちゃんとの相性を見るためにトライアルで、ということでしたが、先住ペットちゃんとも仲良くできたようです。
その後、日当たりの良いお部屋でくつろぐ姿、元気にカーテンに登る姿(汗)、新しい飼い主さんの腕で眠る姿、新しく買っていただいたおもちゃで遊ぶ姿、等のお写真を定期的に送っていただいています。
先日避妊手術も無事におわったそうで、まだ走ったりはできないそうですが、元気におもちゃで遊んでいるそうです。
避妊手術は新しい里親さんが病院に連れて行ってくださり、私の方で代金をお支払いすることになりました。
3月10日にこちらのreadyforから私の方に振り込まれるので、そのあと新しい飼い主さんの方へお振込みするお約束になっています。
寄生虫駆除の病院代、ワクチン代、避妊手術代を差し引いたあとの皆様から頂いたご支援は、こちらで同じように猫ちゃんを助けようとしておられるプロジェクトへの支援にさせていただこうと思っています。振込日までにもしも別の猫ちゃんを保護しましたら、その子に使わせていただくかもしれません。
お待たせしているリターンにつきましては、これから順番に送らせていただきます。
まえから洋服のお直しの店をするのが夢で、そのことで商工会にも相談に乗っていただき、2月までに作成する書類があったのでリターンが遅くなって申し訳ございません。
お礼のメール、またはお手紙を準備しておりますので、もう少しお待ちください。
私が猫ちゃんを拾ったのは、一つには三才の娘に、良い経験をさせてあげられるかな、と思ったからです。私も母子家庭で市営住宅で育ち、猫も犬も飼ったことがありません。娘にも、もしかしたらこれからも飼ってあげられないかもしれません。だからひと時でも、動物と暮らすとはどういうことなのか、体験させてあげる良い機会だと思いました。
でも結果的には私自身、とても良い経験ができました。猫と暮らす楽しさ、猫ちゃんから感じる信頼、猫を保護するという大変さ、里親さんを探すときの焦り、経済的にいくらかかるのか、そして助けてくださる人の温かさに触れました。無料でチラシを印刷し、配ってくれた知人もいましたし、最終的に里親さんに結びついたのはカフェをやっている知りあいのFacebookからでした。
たくさんの人の優しさに触れ、私も経済的に余裕ができた時には人のために何かをしてあげられる人間になりたいと思いました。また、今できることとして、学生時代の友人のFacebookで知ったのですが、貧しい家庭の子供たちのため、無料で勉強を教えてあげる塾があることを知りました。そこでは使わなくなった鉛筆などの文房具や未開封のお菓子などの支援を受け付けている、ということでした。それを読んだとき、海外で生理用品を買うお金がなくて、万引きするしかない、というお話を思い出しました。私は勉強は教えられませんが、洋裁が得意で布でナプキンを作るので、布ナプキンをつくって送ったり、作り方を教えてあげられるかもしれない、と思いつきました。
まだ、具体的には行動していないのですが、こうやって、優しさってひろがっていくんだなあ、となんだかしみじみしてしまいました。
よく、犯罪が起きた時にその犯罪者が貧しい家庭だった、優しくしてもらったことがなかった、という話を聞くことがあります。そういう人たちが子供のころに優しい手を差し伸べてもらっていたら、その人も温かい気持ちを持った大人になっていたかもしれないと思いました。
小さなことだと、お店で買い物をしたときにきちんとお礼を言うとか、そういう小さな温かさを広げていける人間になりたいと思いました。
私は以前にもこちらで猫ちゃんのご支援をお願いしたことがありますが、その時は目標金額まで集まりませんでした。その時の改善点を生かし、今回は目標を達成することができました。もしこれから猫ちゃんを保護した人が助けが欲しいと思ったときに、私のように勇気を出して、一歩を踏み出してもらいたいと思います。みんなを巻き込んで、優しさの輪を広げていただきたいです。それで得られるものは金額を超えて、本当に大きいと感じました。
最後に、皆さんの温かいご支援に、改めて感謝申し上げます。
ほんとうに、ありがとうございました。
お体に気を付けてお過ごしください。
2021.01.29 佐橋ひとみ