
【本当の 子ども虐待防止を目指して】
にんしんSOS東京へのご支援、ご協力ありがとうございます!
皆さまのご支援に、スタッフ一同開設へ向け、さらに励みに感じている日々です。
***
【大人としての責任】
私は助産師の古谷と申します。
昨今、青少年、20代、30代の若者世代の犯罪について、テレビやネットの報道を見ては心を痛める方も多いのではないでしょうか。
特に子ども達の犯罪には、その残虐性もふまえ、近年際立って増えて来たと感じています。
報道管制もあり、そのような子ども達の「真の姿」「育ってきた過程」は知るに及びませんが、犠牲になった子どもにも、罪を犯した子どもにも、産んだ親がいて、実の親元で育っていなくても、成長過程で周りに大人がいたはずです。
誰が、これほどまでに、子ども達が不安を抱え、人間関係も築き難く、生き辛いと感じる世の中にしてしまったのだろう?・・・そう思うと、少なからず「大人」として、誰にでも責任があるのではないかと考えさせられます。
それは、「特定の大人」と言う事も出来ますが、それだけでなく、子ども達が育つ地域や社会全体としての責任もあるのではないかと思うのです。
【被虐待児としての経験】
私は、ある意味で「虐待」を受けて育ちました。
殴る蹴るの暴力ではありませんでしたが、母子家庭で、不倫の末に私を産んだ母は、仕事や社会の目など、日々のストレスを私に吐き出し、私を否定し続けました。
「産まなければ良かった」
「こんな醜いとは思わなかった」
「何の役にも立たない」
「自分は素晴らしい母親なのに、どうしてこんなにダメ人間が育つのか」
「産んだのに感謝も出来ないのか!」
毎日毎日そう言われて育った私は、学校や社会、地域でも、大人へと育って行く過程で常に生き辛さを感じ、
親が言うように自分には何も価値がない存在なのだ。死んでしまいたい…存在ごと無くしてしまいたい…
と、いつも思っていました。
お恥ずかしい話ですが、小学生の頃から何度も自殺を試みましたし、辛い事があると、その生き辛さから、簡単に死にたい気持ちになってしまうのは40代になった今も変わりません。
それほどまでに、長い人生に渡って影響を及ぼすのが子ども虐待なのです。
ですが自分も親も殺さず、犯罪も侵さず、どうにか生きて来られました。
それは、死のうとした時に声をかけてくれた通りがかりのおじさんだったり、さほど仲良くないのに家に呼んで夕飯をご馳走してくれたお友達のママだったり、会うたびいつも声をかけて何か褒めてくれた小学校の先生だったり。
いつも、気にかけてくれる大人が傍にいてくれたから。
そうした人との「出会い」が私を助けてくれたのです。
そして、夫との出会いもまた、大きく私を変えてくれました。
産まれて初めて、「無条件に」生きていても良い居場所を与えてくれ、私が大人になるまで得られなかった「安心」を与えてくれました。
多くの人にとっては当たり前のことかもしれませんが、これまでの人生でその当たり前の自分への肯定感を得ることが出来なかった私にとっては、とてつもなく大きな変化で、夫との出会いを期に、「生きたい」「この人の子どもを授かりたい」と思えるようになったのです。
こうしたたくさんの出会いに救われた私は、私のように「自分ばかりが生き辛い」と感じている人に「大丈夫ずっと傍にいるよ」と声をかけてあげる存在になれないだろうか?
あの時の母親に、誰がどう支援をしてくれていたら、母は私を楽しく育ててくれたのだろうか?
そんな問いを持つようになり、子ども虐待防止と子ども達への支援に携わる仕事がしたいと、勉強してきました。
先にも書きましたが、子ども虐待をする親ばかりが悪い訳ではなく、その背景には必ず深くて暗い闇があります。
母親や父親達を支える社会全体や、そして、その祖父母の世代からの影響もあり、表面的な問題に対処するだけではどうしようもありません。
私は助産師として、子育てをスタートさせるママ・パパ達のモチベーションを上げ、「子育て楽しいよー!」「大変な事もあるけど、素敵な事だよー!」と言い続ける事が、自分に出来る子ども虐待防止に向けた取り組みだと思ってきました。
そしてそんな中、「にんしんSOS東京」の立ち上げに「出会い」ました。
この出会いを大切に、様々な女性のライフスタイルを尊重し、思いがけない妊娠・出産に戸惑い悩む女性達に寄り添い、サポート出来る存在になりたいと思っています!
この活動が、自分のような思いで育つ子どもを一人でも多く救えますように。
子ども虐待の、本当の意味での防止につながりますように。
そんな願いを持って、向き合っていく所存です。
まだまだ至らぬところも多い私たちですが、引き続きご支援、ご協力、そしてあらゆる形での協働のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
リターン
3,000円
■サンクスレター
- 支援者
- 98人
- 在庫数
- 制限なし
5,000円
3,000円に加えて、
■オリジナルクリアファイル
- 支援者
- 52人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
3,000円に加えて、
■オリジナルクリアファイル
■オリジナルノート
- 支援者
- 69人
- 在庫数
- 制限なし
30,000円
10,000円に加えて、
■赤ちゃんごはんの本
- 支援者
- 11人
- 在庫数
- 制限なし
50,000円
30,000円に加えて、
■HPにお名前掲載
もしくは
■助産院見学会及び「松が丘ごはん」のお食事会(1回分)
- 支援者
- 12人
- 在庫数
- 制限なし
100,000円
3,0000円に加えて、
■HPにお名前掲載
■助産院見学会及び「松が丘ごはん」のお食事会(1回分)
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 制限なし