支援総額
目標金額 800,000円
- 支援者
- 64人
- 募集終了日
- 2021年10月15日
人生会議について思うこと
このプロジェクトの公開も残り4日となしました。皆様の温かい応援ありがとうございます。
今回は私が情報発信を続けている人生会議についてお話したいと思っています。
平成30年厚生労働省は人生の最終段階における医療・ケアの 決定プロセスに関するガイドラインを発表しました。その時に一緒に発表されたポスターが物議になり覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
人生の最終段階における医療・ケアの決定とはいえ、私達は日頃「死」についてあまり真剣に考えたりしていませんね。まして未来に自分がどんな状況におかれているかもわからないのに考えようもないというのが正直な感想でしょうか。
確かに自分が病気になった時、その病気がどんな病気かによっても違うことは確かですね。この手術を受ければ治るのか、薬を服用すれば治るのか、まるっきり治療法がないのかによっても違ってくるし、その時の年齢によってもちがってくるでしょう。
では何故この「人生会議」という言葉が生まれたのか。
ガイドラインにはこのような記載があります。
医師等の医療従事者から適切な情報の提供と説明がなされ、それに基づいて 医療・ケアを受ける本人が多専門職種の医療・介護従事者から構成される医療・ ケアチームと十分な話し合いを行い、本人による意思決定を基本としたうえで、 人生の最終段階における医療・ケアを進めることが最も重要な原則である。
つまり、本人の意思決定のもとに医療・ケアをしていきたい、という医療者・ケアをする人達の思いがあるわけです。
また、ここで大切なのは適切な情報提供、説明となります。情報提供をうけても私達が理解できないままでは主体的な医療・ケアではないということです。
でも現状はいかがでしょうか?
毎日忙しい診療の合間に情報提供し、説明し、リスクの説明。
患者さんにとっても検査や治療の合間、考える時間もなく説明されて、医療用語でいっぱいの書類に署名を求められ、だれに相談すればいいのか?自分の仕事はどうする?家族になんて話せばいいのか?頭の中は一杯になっていないでしょうか?
薬剤師として在宅訪問しているときに、私はなるべく医師の初回訪問に時間を合わせて伺うようにしていました。そこでは必ずこれからの治療方針、緊急時の対応などが話し合われるためでした。そこで情報共有しておかないと患者さんが今後どうしたいのか、何を大切にしていきたいのか、治療はどこまでを望んでいるのかを共有する時間でした。
食べられなくなった時はどうするのか?抗生剤の服用はどうするのか?体調が悪化したときは病院に戻りたいのか、自宅で過ごしたいのかによってもケアの内容は違ってきますね。
でも普段私達は生活しているときに「死」について考えることはほとんどありません。「死」を口にすることすらどこかタブー視しています。「縁起でもない」と思っていますね。
私も父親を介護しているときに直接聞いてみました。食べられなくなった時にはどうするのか?呼吸が苦しくなった時にはどうするのか?などきいてみたところ、父親からは「お前は俺に死んでほしいのか?縁起でもないことを聞くな」といってしばらくは不機嫌になり部屋に引きこもってしまったことがありました。みなさんも同じではないでしょうか?
自分のことすら考えていないのに、親とはいえ他人に直接前もって聞けることではないですね。
未来の自分がどのような状況になっているのかわからないのに想像もできないというのが本音です。私ですら今は積極的な医療は受けないと決めていても
もし治る薬があれば、その時の状況によっては治療を望むかもしれません。
人生会議がプロセスを重視しているのは、そんな心の揺れをみんなで受け入れましょう。一度決めたことが最後まで変更できない決定事項ではなく、変わってもいいので変わることを受け入れ、心境の変化であったり、家庭環境であったり、社会的環境(経済も含め)の変化に応じて何回も話し合いましょうということなんですね。
がん治療されている方の孤独、医療者としては果たしてこれで良いのか?といういろいろな思いが交錯するのが人生会議です。
今、コロナ感染によりなかなか身内でも面会が出来なかったり、お亡くなりになってもお別れもできないまま、漠然とした喪失感を持ったまま過ごされている方もいらしゃるかと思います。
なかなか言葉にはできない思いもあると思います。また聞き出せないまま、その状況に置かれたらどうすればいいのかわからないという方もいらっしゃいます。
だからこそ、私は人生会議について情報発信していきたいと思っています。
一度は考えてみてほしい。その上で気持ちが変わること、置かれた状況もかわれば気持ちに変化があること、変わっていいんだと思っていてほしいとおもっています。完璧な人生会議もありません。
でも、心が揺れ動くこと、ゆらぎがあることも医療者にも理解してほしい。
心が揺れ動いているときに寄り添える医療者になってほしいし、そんな時にただ話を聞いてもらえるだけでも本人、ご家族は救われるということを理解していただきたい。
また、患者さん、ご家族には医療者もその方の人生に関わることの苦悩も悩みもあるんだと考えてほしい。
おまかせ医療であってもよいと思います。でもおまかせするなら尚更のことお互いの信頼関係を築いてほしいと思っています。
このプロジェクトの公開も残り4日となりました。
皆様の温かいご支援に支えられてなんとかここ迄きました。
最後までがんばりますので応援宜しくお願いします。
リターン
3,000円
感謝のメールをお送りいたします
感謝のメールをお送りいたします。
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
5,000円
初回放送番組公開時に掲載するプログラムにお名前を掲載します。
初回番組公開時のプログラムに支援者として皆様のお名前、企業名を掲載させていただきます。実名、ニックネームでも可。
☆<※注意事項:このリターンについては、こちら (https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。>
- 支援者
- 24人
- 在庫数
- 74
- 発送完了予定月
- 2021年12月
10,000円
パーソナリティー経験をしてみませんか?(10分番組)
ラジオパーソナリティ体験。10分番組(交通費は自己負担でお願いします)収録日の日程については改めてご連絡の上調整させていただきます。☆コロナウイルスの影響によって番組収録が遅延する可能性あり。遅延した場合には改めてご連絡の上日程を調整させていただきます。
- 支援者
- 23人
- 在庫数
- 15
- 発送完了予定月
- 2022年9月
50,000円
ゲストとして番組にご招待いたします。一緒に30分番組を作ってみませんか。
ゲストとしてお招きして一緒に30分番組を作ります。(交通費は自己負担でお願いします)収録の日時はご連絡の上調整させていただきます。☆コロナウイルスの影響により収録が遅延する可能性あり。遅延した場合にはご連絡の上改めて日程を調整させていただきます。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 14
- 発送完了予定月
- 2022年9月
120,000円
年間スポンサーになってください。
私がパーソナリティーとして公開する番組(10分放送)放送時にスポンサーとしてお名前・企業名を放送。番組プログラムにもスポンサーとしてお名前を掲載。初回放送月から1年間。(30回/月予定)
☆コロナウイルス感染状況により収録の予定、回数等に影響がでる可能性あり
☆<※注意事項:このリターンについては、こちら (https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。>
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 2
- 発送完了予定月
- 2022年9月