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今、ネクストゴールとしてCさんの地域猫活動応援を主軸においています。

様々な苦労を泥だらけになりながら踏みしめ、（今時点において、動物ボランティア活動のハードルは乗り越える、という代物ではもはやないです）進んできたCさん。

そのCさんから最後にお預かりした3匹の猫について。

動物ボランティアの厳しい現実シリーズ4で記載した猫はそのうちの2匹です。

ずっと読み進めると（すみません、バックナンバーを売りつけたい売れない漫画家のようなことを…）その3匹は2歳になる前に全頭死んでしまっています。

Cさんが活動を行う場所の猫達はあまり状態が良くない個体が多いのです。Cさんが悪い、と思わないでください。獣医師からも状態の良くない個体が繁殖すれば、当然次の世代も状態の良くない個体が生まれる可能性が極めて高い、と言われました。私は死ぬと分かっている猫を保護するのはその時初めてでしたので、かなり動揺しました。Cさんに「どうしましょう。悲しいです。」と電話をしたところ、Cさんは「返してください」の一点張り。Cさん一人ですごい頭数看てらっしゃるのですから、私は、悲しみでアップアップに溺れている状態で必死に考えました。「返したら後悔する」。

それだけ明確になったので「私に看取らせてください。ひょっとして、2歳をうまく迎えられたら次の6歳の関門まで生きるかも！」（猫白血病ウイルスは2歳までの発症が多いのですが、発症しなければ6歳くらいまでは生き延びられる、などと言われていました）と必死で説得したのを思い出します。

気弱な保護主に任せていられない、例え個体が長生きしなくても、その個体のQOLを維持して看取る、など彼女の方には考えがあったのかも、と思います。気弱で優柔不断な飼い主ほど動物を苦しめてしまうから。

こんなところで、自慢してはいけませんが、優秀な獣医師さんのもと、頑張って看取ることができたと思っています。