FIPを発症したきなこもちへの治療にご支援ご協力をお願いいたします

▼自己紹介

 

初めまして、大阪市内の保護猫カフェで働いています大和と申します。

 

数多くあるプロジェクトの中からこのプロジェクトをご覧頂きまして誠にありがとうございます。

 

この度家のきなこもちが

猫伝染性腹膜炎（FIP）ウェットタイプ

と診断されました。

 

名前：きなこもち

 

性別：男の子

 

誕生日：2021年5月頃

 

種類：ＭＩＸ　茶トラホワイト

 

2021年6月18日に私が勤務している保護猫カフェにて

「保健所には連絡できないので、保護してください。」と依頼がありました。

 

※私は発達障害、自閉症スペクトラム症、躁鬱病を患っており、就労継続支援B型の障がい者枠での労働をしております。

 

きなこもちは保護猫カフェから近くの住吉区万代池付近で発見され保護されました。

カフェの事務所に来た当初はお母さんを探していたのか、ひっきりなしにミャーミャーと鳴いていたのを覚えています。

 

 

その後、7月下旬にトライアルが決定しましたが1週間後にトライアル失敗ということでカフェの事務所に戻って来てしまいました。

 

そこから少しして8月23日にきなこもちが私のお家へトライアルに来ることになります。

現在私の家では1歳半のキジトラのメス猫2匹と

きなこもちを保護する前に保護依頼を受けた生後約2ヶ月のキジトラのメス猫の計3匹がいました。

 

当初は4匹みんな仲良く遊んでおり、

私のお家に来てからの初めての診察では、きなこもちの健康状態も問題はなかったのですが、9月22日に去勢手術を受けるため病院へ行くと胸水がかなり溜まっており、

恐らくFIPを発症しているだろうと診断を受けました。

 

その言葉を聞いた時は頭の中が真っ白になり、先生の説明を聞いているうちに涙が止まらなくなりました。

 

確かに9月22日当日病院へ連れていく2日程前からは食欲も元気もあまりなく、

病院へ問い合わせたところ発情期の影響の可能性だろうと説明を受け、

きっとそのせいだろうと私自身も思っていました。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

去勢手術予定の2日前から明らかに呼吸の速度が速まり、食べることが大好きだったのに全くご飯を食べない故に便も出ない、、

発情期とは別の問題があるのでは？と違和感を感じ始めました。　

しかし爪とぎをしたりお水はしっかり飲んでたので明後日の診察まで様子を見て

緊急性があれば病院に連れて行こうと思っていました。 

 

その2日後にきなこもちがまさかFIP発症の診断を受けるなんて思ってもいませんでした。　　

 

去勢手術目的で受診したきなこもちの胸には100CCもの水が溜まっていました。

それらを抜いてもらい、ここからきなこもちの闘病生活が始まります。 

 

血液検査の結果

内臓の数値は正常なのに対してFIP特有のA/G値がかなり下がっていること、

軽度の貧血、発熱、この3点がFIPの特徴的な症状とのことでした。

 

 

9月22日抜いた胸水量を見てびっくりしました。

20㎖のシリンジ5本分、粘稠性のあるやや緑がかった黄色い体液でした。

エコーで水の溜まっている個所を見せてもらいましたが、

胸水に圧迫されて心臓がほとんど見えない状態でした。

 

FIPと診断された時の明細書です。

 

▼FIP(猫伝染性腹膜炎)▼ 

 

FIP(猫伝染性腹膜炎)は1度発症してしまうと死亡率が非常に高い恐ろしい病気です。

原因となる猫腸コロナウイルスは猫の多くが持っているウイルスで、病原性は低いウイルスになります。

ある日突然、猫の体内で変異を起こし強い病原性を持つようになり、結果FIP(猫伝染性腹膜炎)を発症してしまいます。

症状は様々ですが2つのタイプに分けられます。 

 

ウェットタイプとドライタイプ 

 

▼ウェットタイプ▼

腹水や胸水が溜まる。発熱、元気、食欲の低下、体重減少、呼吸困難も見られる。

進行が早く、診断後2週間〜1ヶ月程度で亡くなることもある。 

 

▼ドライタイプ▼ 

色々な臓器に肉芽腫を作るのが特徴。目にぶどう膜炎を引き起こすことあり。脳に炎症を起こし、神経症状を生じる事もある。 ウェットタイプとドライタイプ2つを発症してしまう混合タイプもあります。

 

 

2021年9月24日検査の結果

陽性(＋)猫伝染性腹膜炎(FIP)だと診断されました。

きなこもちはウェットタイプのFIPを発症していました。

 

9月24日、この日もぐったりしており緊急で掛かりつけの病院へ行き

約100ccの胸水を抜き点滴をしてもらい、利尿剤と食欲増進剤を処方してもらいました。

 

▼このプロジェクトで実現したいこと

 

私は何が何でもきなこもちを救いたいが為にインターネットで猫コロナウイルスの病気とは、

また寛解するにはどうすればいいのかを一日中検索しました。

 

その時は無我夢中でとにかく　

 

「きなこもちを助けたい！何がなんでも助けてやる！」

 

この思いしかありませんでした。

しかし、冷静になって考えてみるとこのお薬はかなり高額で

１バイアル（１本5㎖）￥9,400この１バイアルを３日ほどで消費してしまう、

つまり一日平均約￥3,000程掛かるお薬なのです。

またこのお薬は体重×0.4㎖～最大投与量0.7㎖の計算で投与するとのことです。

つまり、体重が増え健康体に近づくにつれて投与量も比例して増えていきます。

 

きなこもちの胸水を抜いた後の体重は2.25㎏でした。

そして集中ケアということで5日間は従来の1.5倍を投与する事になりました。

2.25kg×0.4㎖×1.5＝1.35ml/日計算上一日に1.5倍の1.35㎖、

約1.4㎖を投与することにしました。

皮下注射は自宅で決まった時間帯に施しています。

 

¥9,400÷３＝¥3,133/日

 

きなこもちの体重に対しての一日の薬剤の使用量金額

¥3,133×1.4㎖＝¥4,386

 

 

 

▼プロジェクトの内容

 

治療開始の9月22日から9月末までの明細書です。

 

 

きなこもちは生後約半年程とのことでこれから体重も増えていくと思います。

健康体になればなるほど、それに比例して治療薬の投与も増えていきます。

 

10月分の明細です。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

きなこもちのFIPの治療は9月22日から開始したので、基本的には84日間の12月14日までとなります。

 

主治医からは寛解するまで、日本での未承認薬の薬品は約25〜30本必要と説明されました。

 

最低限のFIP薬25本(25バイアル)を使用する計算で掛かる金額は薬品代金

¥9,400/1バイアル×25バイアル＝¥235,000

 

週に一度の通院代金

¥4,950/1通院×1ヶ月＝¥19,800

週に一度の通院では体温測定、血液検査と胸水が溜まっていないかの診察になります。

 

寛解するまでの12月14日までに掛かる通院費

¥178,200

 

寛解するまでのFIPの治療薬

¥235,000

 

治療費総合計約 ¥413,200 

※上記の金額は最低治療金額であり、交通費、注射針、シリンジ代金等含めますと

¥628,200かかる計算になります。

 

 

84日間毎日同じ時間に投薬、体重の変動によって投薬量の変動もあります。

現在は少しづつ体重も増えて来ており、食欲も旺盛になってきてます。

 

10月11日現在に至るまでにかかった治療費¥113,150は今後の経過観察による検査費用も含めまして、最低でも50万程度は必要になると想定しております。

今回目標金額を自己負担した上での合計金額500,000円で設定させて頂きました。

皆様からのご支援金は全て治療薬代金に充てさせて頂きます。

 

きなこもちが必ず助かるという保証はありませんが、かなりの確率で助かる可能性が

高いと聞いております。

 

きなこもちは長い間保護猫カフェの事務所で過ごし、里親さんが見つかっても

戻ってきており、私とはある意味では長い時間を共にしました。

きなこもちには私のお家が生涯の家として過ごしてもらいたいと思っております。

もうほかのお家や里親さん探しをしなくて済むよう、

病気を乗り越えて一緒に生涯暮らしていければと思っております。

 

皆様のお力をかしていただければ幸いで私は

何卒宜しくお願い申し上げます。

 

 

▼リターンについて

些細なものとなってしまいますが心を込めてお礼のメッセージ、

きなこもちの写真のデータ、キーホルダー等送らせて頂きます。

 

クラウドファンディング終了後にオリジナルグッズの発注を行いますので、その時の発注先在庫状況や発注予定商品の取り扱いを中止などの理由により、色の変更、またはやむを得ず他グッズ（同等の商品）に差し替えさせていただくこと、ご了承いただけましたら幸いです。

 

万が一治療期間中にきなこもちが亡くなってしまった場合でも、頂きましたご支援は全てそれまでにかかったきなこの治療費に充てさせていただき、ご返金はいたしかねます。

ご理解の上、ご支援を賜れますと幸いです。 

 

▼最後に　

 

大阪市内で個人的に細々と保護猫活動を行っております。

2020年の夏頃から始め、今年の春に保護猫カフェにてきなこもちと出会いました。

 

当時のきなこはひっきりなしに鳴いており、長い間カフェのケージで過ごしていましたが

やっと里親さんが見つかった！と思い喜んでるのもつかの間、トライアル失敗ということで

事務所に帰ってきました。

それは仕方のないことだとも思います。

 

しかし私の家に来て約１か月後、FIPが発覚し私はその場では頭が真っ白になり、

今後この子を幸せにできる自信がなくひたすら泣くことしかできませんでした。

 

でも今は日本では未承認薬ではあっても助けられる命を私は最優先しました。

お金は後からでもどうにでもなる、しかしこの子の命は後先考えている余裕や猶予などはないのです。

 

大切な家族の一人です。

きなこもちがFIPを発症したことでFIPをいつか必ず治せる病、

猫コロナウイルスを根絶させる事が出来る未来を切り開きたい。

そう強く思いました。

 

人間社会でも新型コロナウイルスの蔓延により、大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃることも重々承知の上での厚かましいお願いです。

恐縮ではありますが、どうかみなさまのお力をお貸しいただければ幸いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。