このクラウドファンディングは達成しませんでした。支援予約はすべてキャンセルとなります。銀行振込みにより支援を行った方には、当社より返金が行われます。

労働も許されず、苦難を強いられている、日本に来た難民を救いたい

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支援総額

233,000

目標金額 1,000,000円

支援者
31人
募集終了日
2022年7月11日

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プロジェクト本文

 

自己紹介

 

私は遠藤眞彌と申します。游学社という出版社を30年営み、さまざまな本を出版して来ました。10年前に、問題を深く考え、調査報道をするというコンセプトで、「ディプソル(Deep Solution)」という誌名をつけ「多様性社会の再生」をテーマで出版した書籍があります。

 

 

 

当時東北三県は、東日本大震災で甚大な被害を受けました。障がい者支援に当たった、JDFみやぎ支援センターの「宮城県における住民死亡率と障害者手帳死亡者数及び被災死亡率」(https://www.dinf.ne.jp › doc › JDF › miyagiken_hisai)によると、死亡者のうち障がい者の死亡率が高かったことが明らかです。

 

その中には取り残された障がい者も多くいましたが、ほとんど報道されることもありませんでした。取材を進めると、知的障がいの子どもに、逃げるよう言い聞かせているうちに津波に流された保護者、いつもと違う環境の避難所での集団生活の難しさ、その彼らへの周囲の対応の難しさなどが見えてきました。書籍ではそうした障がい者の置かれている現実、問題点をあきらかにしたのです。

 

今回、ディプソルの出版を考えたのは、アフリカの母国の政府軍・警察に命を狙われ、日本に逃れて来た男性と知り合ったのがきっかけでした。

 

事情を聞くとまさに命懸けの脱出で、本国に戻れば命の保証はないだろうと予想がつきました。彼は大阪の空港に着いてすぐに、難民支援のNPOの弁護士に協力してもらい、難民申請手続を行ないました。

 

しかし申請して2カ月後に却下され、すぐに再申請請求をしましたが、そのままの状態です。今は働くこともできず、国に残してきた家族とも連絡が取れず、不安な毎日を過ごしているのです。また、昨年3月にスリランカ人女性が入管施設で亡くなられたことがニュースになりましたが、私たちは、日本に逃れて難民申請をしている彼女や彼らのことを、あまりにも知らないと改めて感じさせられましました。

 

そしてまた、昨年2月のミャンマーの国軍のクーデターで、日本に留学に来ていたミャンマー人の学生は、父親が国軍に殺害され本国に戻れず、日本に難民申請した人もいます。アフガニスタンの政変、そしてロシアのウクライナへの侵攻などによって、難民の増加は確実です。さらに日本に救いを求めてくる人たち、そうした難民に対して我々はどうしたらよいのでしょうか。

 

 

こういった難民問題をテーマに、再び「ディプソル」を発行しようと考えました。

 

今回、書籍を発刊するにあたって、コロナ禍の影響で、書籍の編集費や印刷費などなかなか厳しい状況になり、ご支援をお願いしたいと考えました。そしてまた、多くの皆さんに日本に逃れてきた難民の人たちの現状を知っていただきたい。そして多くの人たちの支援の輪を広げていただきたいと、クラウドファンディングという仕組みを利用させていただきました。

 

ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

世界各地では紛争が後を絶たず、国を追われた難民の数はさらに増え続けています。私たちの身近なアジアの国ミャンマーでは、国軍の攻撃を受けて、隣国タイの難民キャンプに逃れる人々が後を絶ちません。またアフガニスタンではタリバンが国内を制圧し、多数のアフガン人が国を逃れています。そして、ロシアのウクライナへの侵攻によってまた多くの人々が隣国に避難しています。日本にも知人を頼って避難してきています。

 

こうした母国を追われた難民の人たちに対して、今まで欧米の国々では、人道的な立場から数多くの人々を受け入れています。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR 数字で見る難民情勢(2019年) - UNHCR https://www.unhcr.org › global_trends_2019)によれば、2019年は、ドイツは56,583人、アメリカ35,198人、イギリスでも12,027人の難民を認定しているのですが、日本は、10,375人の難民の人たちが保護を求めてきたのに対して、認定されたのはたった44人でした。

 

ミャンマーから逃れてタイとミャンミャーの国境沿いにある難民キャンプ。

 

受け入れられなかった残りの難民申請者は、働くこともできず、住むところもままならず、この日本で不安な毎日を過ごしています。2021年3月には名古屋出入国在留管理局の収容施設で、拘束されていたスリランカ人の女性が、手当ても受けられず亡くなり、国際世論から批判を浴びました。

 

しかし、そんな彼ら彼女ら、日本に救いを求めてきた難民の現状はほとんど知らされていません。なぜ日本は保護を求めてきた難民を、欧米のように受け入れられないのでしょうか。難民申請者の多くは働くこともできません。ではどうやって生活しているのでしょうか。入管で収容されている人たちはどうなっているのでしょうか。あるいは認定を受けた人たちは、どういう生活をしているでしょうか。そして、なぜ難民にならなければならないのか。

 

私たちはこういった彼ら彼女らの現状を知るために取材を始めました。そして今回、彼らを様々な側面から支援するために、難民問題をテーマにした書籍を発刊したいと考えました。コロナの影響により、取材費、印刷費などが足りません。みなさまのご支援が必要です。ぜひ、みなさまのご協力をお願いいたします!  

 

1988年の民主化運動で国軍に追われ、
ミャンマーを逃れて日本に来た、ソバラ ティンさん

 

 

プロジェクトの内容

 

日本はなぜ保護を求めてきた難民を、欧米のように受け入れようとしないのでしょうか。グローバル化した時代の中で国際協調を求められる日本はこれでいいのでしょうか。さらに少子高齢化で海外からの人材を労働力として求めなければならない現状で、問題の多い技能実習制度の生徒や留学生に頼る日本。しかしすでに日本国内には、300万人近くの外国人が暮らしています。そして様々な仕事を通して日本の社会に貢献しているのです。私たちはそういった在留外国人と、どうしたらうまく共生協働できるのでしょうか。

 

私たちはこの書籍で2つのテーマを取材していきます。

 

1つは、救いを求めて来日している難民の人たちの現状と、日本の難民政策の問題点。

そして、2つ目は、すでに日本に定住している外国人たちの日常生活の中で、彼ら彼女らとの共生協働を通して、日本の社会はどのような未来が見えるのかを考察する。

 

この2つテーマを、以下のような編集内容で、書籍「ディプソル」を発行したいと考えています。

 

【編集内容案】

1、なぜ難民になってしまう人々が増加しているのか (取材記事20P)

在日のミャンマーの人によると、軍事クーデター後、すでに隣国タイには多くの避難民が押し寄せ、第三国としての日本もその対応を迫られている。ミャンマー市民は民主主義を取り戻すために、国軍に抵抗し、その犠牲者は増える一方だ。市民の闘いの現状をレポートする。(写真と文章で構成)

 

2、 日本に逃れてきた人々希望の国、日本へ(5人のインタビュー記事20P)

さまざまな国から、さまざまな思いを持って日本に来た人々をインタビュー記事

(例)ミャンマーに帰れなくなった留学生日本の語学学校から観光学の専門学校に学び、もうじき卒業という時に、ミャンマーで軍事クーデターが起こり、軍部に父を殺害されたUさん。仕送りも途絶え、コロナでアルバイトもできず、」そして帰ることができないUさんは難民申請をした。

(例)故郷の国コンゴから遠く離れている国だから日本を選んだ コンゴから逃れて日本へ。難民認定を待つNさん。かつて祖国でどんな生活をしていて、なぜ、本国を出国しなければならなかったのか、そして今、何を思い、何を考え、何を求めているのか。生活を含めその彼の置かれている現状を取材。(など他3名)

 

3、待ち続ける難民たち(取材記事20P)

様々な認定を待ち続ける難民の日本での現状を調査取材する。 取材先:難民支援協会、RAFIQ(アラビア語・ペルシャ語で友達という意味)、AAR Japan(難民を助ける会)、などの支援団体。

 

4、何が問題?日本の難民政策 (インタビュー記事20P) 

・世界と日本の難民政策は何が違うのか 

・日本の難民受け入れ(入管法)の問題点 

・牛久入管収容所に見る収容と仮放免の問題点

 

5、難民支援、私たちにできること(5人インタビュー記事30P)

 難民たちをなんとか支援したいと、さまざまな団体や人々が活動している。しかし、その活動はあまり知られていない。そういった人たちの地道な活動、思いを通して現状をレポートする。

 

6、外国人との共生協働で作る地域社会の可能性(38P)

 

7、日本の中の“異国”の楽しい歩き方(32P)

 リトル・ヤンゴンと呼ばれる高田馬場、リトル・インディオと呼ばれる西葛西など

 

【仕様】

A5判 表紙4色 本文1色200P

定価1500円 

 

【ディプソル編集委員会】

遠藤眞彌 片山睦夫 遠藤ちひろ 小林知久 小川雅子 染谷武雄 


 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

現在、編集内容に沿って取材先のアポイントを取っています。5月、6月中に取材、原稿アップし、7月にデザイン・DTP、そして印刷というスケジュールで進行します。発行部数は初版3000部で游学社から発行し、全国書店に販売します。

 

書籍は形として残ります。難民問題などはなかなか書籍にしにくいテーマです。みなさんの協力を得て、広く手に取っていただき、難民の人たちの現状を知り、また日本で生活する外国人の人たちとの共生協働の可能性を考えていただきたいと思っています。そして、この書籍をシンポジュームやさまざまな支援団体の活動に利用していただければと思っています。

 

※使用されているお写真は全て許諾元に承諾をいただけております。

プロジェクト実行責任者:
遠藤眞彌
プロジェクト実施完了日:
2024年5月7日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

難民問題をテーマとした書籍の取材・編集と印刷

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上でのリスクについて
本の編集作業。取材、執筆、編集、印刷まで

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リターン

3,000+システム利用料


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難民問題の書籍発行へのご支援ありがとうございます。

感謝のメール 書籍1冊

支援者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

5,000+システム利用料


alt

難民問題の書籍発行に5000円のご支援ありがとうございます。

感謝の手紙 書籍1冊、シンポジュウムへのご招待(有効期限1年内)
※シンポジュウムの日程は決定後にメールにてご連絡をさせていただきます。

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

10,000+システム利用料


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難民問題の書籍発行に10000円のご支援ありがとうございます。

感謝の手紙 書籍2冊、シンポジュウムへのご招待(有効期限1年内)、ミャンマー料理店の1回分のお食事券(有効期限6か月内)
※シンポジュウムの日程は決定後にメールにてご連絡をさせていただきます。

支援者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

30,000+システム利用料


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難民問題の書籍発行に30000円のご支援ありがとうございます。

感謝の手紙 書籍3冊 シンポジュウムへのご招待(有効期限1年内)、ミャンマー・インド料理店それぞれ1回分のお食事券(有効期限6か月内)
※シンポジュウムの日程は決定後にメールにてご連絡をさせていただきます。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

50,000+システム利用料


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難民問題の書籍発行に50000円のご支援ありがとうございます。

感謝の手紙 書籍3冊、シンポジュウムへのご招待(有効期限1年内)、ミャンマー・ベトナム・インドの3料理店のそれぞれの1回分のお食事券(有効期限6か月内)
※シンポジュウムの日程は決定後にメールにてご連絡をさせていただきます。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

100,000+システム利用料


alt

難民問題の書籍発行に100000円のご支援ありがとうございます。

感謝の手紙 書籍4冊、シンポジュウムへのご招待(有効期限1年内)、ミャンマー・ベトナム・インド・料理店それぞれの2回分のお食事券(有効期限6か月内)
※シンポジュウムの日程は決定後にメールにてご連絡をさせていただきます。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

200,000+システム利用料


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難民問題の書籍発行に200000円のご支援ありがとうございます。

感謝の手紙 書籍5冊、シンポジュウムへのご招待(有効期限1年内)、ミャンマー・ベトナム・インド・アフリカ4料理店それぞれの2回分のお食事券(有効期限6か月内)
※シンポジュウムの日程は決定後にメールにてご連絡をさせていただきます。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

300,000+システム利用料


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難民問題の書籍発行に300000円のご支援ありがとうございます。

感謝の手紙 書籍6冊、シンポジュウムへのご招待 更に特別ゲストとしてご招待(有効期限1年内)、ミャンマー・ベトナム・インド・アフリカの4料理店それぞれの3回分のお食事券(有効期限6か月内)
※シンポジュウムの日程は決定後にメールにてご連絡をさせていただきます。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

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