8万食の給食でスラム地区の不登校のエイズ孤児をゼロにしたい

8万食の給食でスラム地区の不登校のエイズ孤児をゼロにしたい

支援総額

1,257,000

目標金額 1,000,000円

支援者
74人
募集終了日
2015年1月9日

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2014年12月30日 18:38

「ニバルレキレ」 という活動の名前の理由

みなさん こんにちは。

 

ニバルレキレの小山です。

 

「ニバルレキレ」は南アフリカの現地の言葉(11ある公用語のひとつ、ズールー語)で“I am special ” を意味します。

 

この言葉は、2003年に活動を始めたときに、病院に入院していたHIVに母子感染して、すでにエイズを発症してしまっていた子どもが名づけてくれました。

 

その子と、当時手伝っていた院内学級の先生といろいろと話をして、言葉に込められた意味を自分なりに理解して、日本語では 「あなたは あなたであるだけで すばらしい」 と訳していつも紹介をさせていただいています。

 

今は南アフリカのHIVに感染した子どもたちは治療を無料で受けられるようになっていますが、当時は貧しい人や孤児たちには、治療薬は手に入らず、その病院では感染してしまった孤児たちは6歳まで生きられることも難しい状況でした。

 

院内学級は、船のコンテナを改造した部屋で、その中にたくさんの子どもたちの描いた絵や工作が飾ってあって、亡くなっていった孤児たちの絵も残っていました。

 

部屋の中は、そこにエイズという悲しみは入れこめないくらい、キラキラと輝く空間で、でもいつか誰かがいなくなったり、笑顔いっぱいだった子どもが、どんどん弱っていく日々が始まったりと、私には日々が宝物でした。

 

狭いコンテナの中では飾れる量も限られています。飾りきれない絵のことを 「せっかく何かを描いても、見てくれる親族がいない孤児たちがこの病院に入っているの。だから悲しいけれど置き場所もないから処分するしかないのよ。」 と、院内学級の先生は悲しそうに教えてくれました。

 

それがきっかけとなって、2003年から数年をかけて、帰国時には日本各地をエイズ孤児の絵や写真とともに、展示会と講演をしてまわることを決め、その展示会などのタイトルを考えていたときに、一人の子どもが 「ニバルレキレにして。」と声をかけてくれたのです。

 

僕ははお父さんもお母さんもいないけれど、毎日がんばって生きている。

病気もあるけれど、がんばって生きている。

僕は僕のことが好きだよ。

僕たちがここにいることを日本の皆に伝えてね。

 

そして先生はこう言いました。

この子たちが、今を生きている、それだけですばらしい。

エイズや親がいないこと、何か辛いことや悲しいことがあってもそれは誰かの価値を損なうことではない。この子たちのことを知ることで、日本で何かに涙を流している人に、すべての人の命が輝いていることを思い出してほしい。

 

その日の会話の中から 「あなたは あなたであるだけで すばらしい」 と「ニバルレキレ」を訳すことを決めました。

 

唯一無二の存在である自分を大切に生きてほしい。

自分を大切にする行動や生き方が、誰かを大切にできる生き方につながる。

 

それがHIVに感染しない生き方につながる。

様々な生きづらさを誰もが抱えているけれど、もしかしたら「ニバルレキレ」という彼からのメッセージを伝えていくことで、誰かの笑顔が増えるかもしれない。

 

そんなことを講演や展示会では伝えていきました。

 

展示会の作品には、彼の作品もたくさん。

 

今でも、その絵に触れるたびに、彼の笑顔を思い出します。

彼のお葬式に自分が参加したことが、今でも不思議でなりません。

 

 

スタートは、小さなコンテナの中での出会いから。

そんなこともあって、私は子どもたちと絵を描くのが大好きです。

 

 

2005年から活動している今回のプロジェクトのセンターでは、子どもは既に約150人登録されています。

 

南アフリカの小学校では、図工は力は入れられておらず、子どもたちは特に水彩画などを体験する機会がありません。

150人分の絵の具や色鉛筆のセットは、今の私たちの予算では無理なので、お互いに筆やら絵の具を貸し合いながら、にぎやかに真剣に。

 

子どもたちの描いた絵を私なりに使って、サンクスレターを作れたらいいなと思っています。

 

何よりも子どもたちが元気に日々を生きる土台となる、食事や遊び。

今回のプロジェクトで、子どもたちの笑顔を増やしたいと思っています。

 

そして 「ニバルレキレ」という言葉を子どもたちや、皆さんとわかちあえたらいいなと思っています。

 

あとプロジェクトも10日になりました。

最後の10日間、年末年始をはさんでいます。

ゆっくりと、あるいは慌しく過ごす日々の中で、私たちのプロジェクトに関心を寄せてくださり、ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。

 

あと28万円で、来年はさらに100人のエイズ孤児たちをセンターで支えることができます。

あたたかなご支援をどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

 

リターン

3,000


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●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ

支援者
45人
在庫数
制限なし

10,000


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●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ
●サポーターの方の働く福祉施設で作った手作りお菓子の箱詰め
●サポーター認定証(エイズ孤児の写真とメッセージ入り)

支援者
19人
在庫数
制限なし

30,000


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●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ
●サポーターの方が作成販売しているイタリア産オリーブオイルなどを使ったオーガニック石鹸(5000円相当)

支援者
9人
在庫数
制限なし

100,000


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●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ
●全国巡回した写真パネルの表にお名前を入れてセチャバセンターの壁一面を飾ります。

支援者
3人
在庫数
14

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