私たちが活動を重ねる中でこんなこともありました。

 

いつも勉強をがんばっていたAちゃんが教室に来ていません。

 

いつもと同じようにAちゃんのお母さんにメッセージをしました。

 

「今日は勉強があります。Aちゃんはどうしましたか?」

「Aちゃん、今日勉強ない。行く。ない。」

「どうしましたか。」

「ごめん。今日ない。」

 

なにか用事があるのかなと思ったので、

「じゃあ、また来週勉強しましょう。」とメッセージを返信しました。

 

でも、次の回もまたAちゃんはお休みでした。

「今日は勉強あります。Aちゃんは来ますか?」

お母さんからは連絡がありませんでした。

その後休みが続き、連絡をし続けましたが、返事が返ってくることはありませんでした。

 

心配になったので、教室の帰りAちゃんのお家に行ってみることにしました。

 

▲ある日の家庭訪問の様子。ゆっくりとじっくりと話を聞きます。

 

お母さんと話すと、色々な状況が見えてきました。生活に追われ、Aちゃんを勉強に行かせたいと思っていたが、下の子の面倒もあり、教室に送り出すことができなかったこと。

 

そして、生活の苦しさからAちゃんを国に帰すかどうかと思っていること。

 

色々な話をしてくれました。

 

今、とても辛い時期かもしれないけれど、子どもの勉強は日々の積み重ねだから続けてがんばったほうがいいことを伝えました。そして、生活のためにどうすれば良いかをいっしょに考えようと提案し、Aちゃんには「次は来てね。」と話しかけて帰りました。

 

そして、次の教室の日。

 

Aちゃんは教室にきました。「先生―!楽しかったー!!」とAちゃんは笑顔いっぱいでした。

 

家庭訪問しなければ、Aちゃんはもしかしたら教室にもう来なかったかもしれません。そして、今までがんばっていた勉強を続けることができなくなっていたかもしれません。学習支援活動と保護者へのアプローチは両輪で進めなければなりません。

 

現在、本プロジェクトで対象となっている家庭はこのように経済的に豊かではない家庭も…。

 

そのため、各家庭が学習相談員派遣費を負担することは厳しいのが現状です。

半年の間、週に2回、外国人世帯に学習相談員を派遣し、支援が届きにくい子どもたちへ、確実に学習の機会を与えるためには、みなさまのお力がなければ継続できません。ママたちへのサポートは、子どもたちへの学習支援教室を続ける上で欠かすことのできないプロジェクトだと考えています。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

 

▲ペルーにルーツを持つ子どもが勉強を続けられる「ありがとう」の気持ちを記しました。

 

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