愛知教育大学／竹チップで子どもたちにカブトムシに触れる体験を。

≪応援メッセージ　愛知教育大学理事・副学長・事務局長　新津勝二≫

　みなさんこんにちは。
　昨年１２月１９日に愛知教育大学刈谷キャンパス内で「子どもキャンパスプロジェクト」が開催され、ものづくりや化学実験、マジックショーなどたくさんの催し物に１００名を超える子どもたちが集まり体験活動を楽しみました。

　その中の催しの一つが「竹チップで子どもたちにカブトムシに触れる体験」で、私も見学に行きました。竹チップの中に埋まっているカブトムシの幼虫を掘り出して『うわー大きい！』『こっちにたくさんいるよ！』『この子の方が大きいよ！』などとあちこちで歓声が上がり、その時の子どもたちのキラキラした瞳がとても印象に残っています。

　私自身も息子と一緒にカブトムシの幼虫を専用ケースで育てた経験がありますが、私の記憶にあるカブトムシの幼虫に比べると、竹チップの幼虫はあきらかに大きさが違うのです。私と息子の育て方が悪かったのかもしれませんが、２倍くらい大きいと感じました。

　なぜだろう？いろいろと調べてみると竹チップの中で発酵して増えた乳酸菌が幼虫の栄養になるのだそうです。竹チップは竹藪の土の上に敷かれることが多く、栄養を得たカブトムシの幼虫は竹林の土を耕しその糞で土が肥えるということも分かりました。

　本学のキャンパス内で大きく育ったカブトムシの幼虫を、たくさんの子どもたちが触れて育てることにより、「自然と生き物の関係」「生き物の大切さ」「命の尊さ」などたくさんのことを学んで欲しいと思っています。

　『子どもたちが目を輝かせる瞬間』が増えるよう、本プロジェクトに対するご支援とご協力を心からお願いいたします。