皆様ありがとうございました【プロジェクト終了のご挨拶】
明日もし死んでしまうとしたら・・・
あなたは何をを思い、そして何をするでしょうか?
プロジェクト終了のご挨拶で、この人は一体なにを言っているの?
ですよね。ごめんなさい。こちらは後でお話しするとして
皆様、2022年2月22日にスタートさせました
「乳がんサバイバーさんにキュンとときめく美しいケアブラジャーを!」
本当にたくさんの方々に温かいご支援を賜り、無事に達成に至ったプロジェクトにご協力いただきありがとうございました。
本日は、プロジェクトの終了報告をさせていただきます。
と言いましても、いただきましたご支援金には、まだ一切手をつけておりません。
現在は、セカンドサンプルが家に届き、メーカー側に伝えたのに食い違っている部分、そして出来上がってみて試着をしてみて初めて気づいて不具合など、さらに調整してサードサンプルの出来上がりをお願いする段階です。
(デザインやアイディアの流出を避けるため、まだこちらに写真掲載ができないこと、本当に申し訳ございません。)
ただ、クラウドファンディングには期間が決まっておりまして、まだ皆様からの温かいご支援が形になっていない段階での終了報告となってしまうのですが、ご理解いただければ幸いです。
もちろん、皆様からのご支援で出来上がる前開きのケアブラジャーにつきましては、引き続きこちらの新着情報にてご報告させていただきますのでご安心ください。
”応援コース”のご支援の皆様には、本当にもう御礼を申し上げることしかできずに歯痒い気持ちでいっぱいですが、必ず腕の可動域の小さくなってしまった乳がんサバイバーさんが心地よく着けられて、それでいてその方々の日々の生活を彩る素敵な商品になるように、お客様にもご協力いただき、皆様の温かいお気持ちを形にしてみせます。本当にありがとうございました。
”乳がんサバイバーさん向け新商品割引コース”でご支援くださった皆様におかれましては、商品が出来上がるまでまだ少し時間がかかりますが、責任をもって発売前にご連絡をさせていただきますのでもうしばらくお待ちくださいませ。
そして、”心ばかりのありがとうコース”でご支援をいただきました皆様には、リターンとして伊藤一樹氏の私の大好きな”日めくりカレンダー”を送らせていただきました。慎重にチェックしながら発送させていただきましたが、もし「まだ届いていないよ」等ございましたら、どうぞメッセージでお知らせください。よろしくお願いいたします。
さて、では最初に書かせていただきました心がざわつく一文
「明日もし死んでしまうとしたら・・・
あなたは何を思い、そして何をするでしょうか?」
についてお話しさせていただきます。
(若干長文の上にうざ熱いですが、お読みいただければ幸いです。)
もう14年の前になりますが、私が悪性葉状腫瘍に罹患し手術をうける前に、主人の仕事上つながりのある方の奥様がご病気で手術中にお亡くなりになったそうです。
海外赴任中でしたし、どのようなご病気でどうしてそんなことになったのかはわかりません。
私は日本での治療を選択し、一人で精密検査をうけ手術に臨むことを決め、夫には
「帰ってこなくてもいいから。来てもお医者様に任せるだけなんだから大丈夫!」
と戻ってくると言ってくれていた申し出を断ったのですが
いざ手術で明日入院となった時に、先にお話しした手術中にお亡くなりになった奥様のことを思い出しました。
「明日(正確には明後日)もし私が戻れなかったら。そのまま逝ってしまったら・・・」
それ前の晩に思い出すのやめれ!と今でも思うのですが、とにかくどうしようとモヤモヤしながら私がしたことは
大切な人、親しい人に、ひたすら手紙を書くことでした。
書いてはベッドの下のマットに挟んだり、引き出しに入れたり・・・今考えるとそもそもなぜ隠したのか滑稽ですが、とにかく最初は色々とそれぞれの方に書いていたのが最後はもう一言ずつになり、とにかく御礼だけは言いたい!その思いで一生懸命だったことを思い出します。
(退院して必死にその書いた手紙をあちこちから取り出す時の情けなさったらなかったです。。。)
ただ・・・上記のこと
実は乳がん、いいえ、がんや命の危険のある病気に罹患された方はどこかのタイミングで思うことだと思うのです。
明日死ぬかも
来年は桜を見られないかも
この子が小学校にあがる姿が見られるだろうか
娘の結婚式を見届けたい
・・・・・・。
そして、残念ながら実際に桜がみられず、小学校にあがる姿が見られず、娘の結婚式が見られずに亡くなる方がいらっしゃることも事実です。
乳がんで亡くなる方は運が悪いのでしょうか?
前世で何か悪いことをしたとか?
いいえ、違います。
乳がんと気付くのがほんの少しだけ遅かったのです。
クラウドファンディングに挑戦し、ここ2ヶ月いろいろ考えたことは、乳がんサバイバーさんに寄り添い、彼女たちが乳がんを克服しその後の人生に彩を添える美しいランジェリーをご提供していきたいという気持ち、そして、乳がんの罹患率が減ることがないのであれば、せめて乳がんで命を落とす人を少しでも減らしたい、というそもそもの自分の願望でした。
たとえ核で世界が滅んでも、ゴキブリと一緒に生き残るくらい図太いと思っていた私ですら罹患したのです。「自分は絶対大丈夫!」なんて保証はありません。
どうかまず、ここでご縁をいただきました皆様から、乳がん検診に行っていただければ幸いです。
乳がんかそうでないか、それを診断するのはお医者様だけです。
「このしこりは動くし、そもそも生理前のごろごろだから大丈夫。」
と自己判断して検診に行かず、結局乳がん初期段階を超え、切除だけでなく抗がん剤や放射線治療までしなければならなくなった方、それだけでなく命を落とす方がいらっしゃいます。乳がんは早期発見であれば十分に長生きができる病気なのです。
※上記グラフはピンクリボン運動を推進しておられる島津製作所さんの情報を使わせていただきました。ありがとうございました。
乳がん検診は、「なにかあるから確認のために行く」ところではなく、「何もないことを確認に行く」そのための検診です。
どうか、今この拙い文章を読んでくださっている女性の皆様には、是非なにもなくても年に1度は検診を受けていただきたいと心から願います。それはあなたの命を守ると同時に、あなたの大切なご家族の日々の穏やかな生活と笑顔を守ることに繋がるのです。
(何もなければ、「ほれ竹内、なにもなかっただろう!無駄なお金使わせやがって!」とどうぞ罵いくらでも文句をぶつけてください。ごめんなさい!と謝りながらも「何もなくてよかったぁ」と私はホッとすると思います。。。)
これからは皆様が救ってくださったラネイジュを営みつつ、機会をいただけましたらお話し会や講演会などで、啓蒙活動も行っていこうとこの数ヶ月で心に誓いました。乳がんの罹患率が減らないのであれば、「乳がんであっても死なない日本」にしていこうと思います。
それができたら私は、明日もし死んでしまうとしても、
「あの時のようにやり残したことはもうない。自分がやりたいと思うことを恐れずにやるだけやったよ。悔いはない!」と思い、色々と焦ってたくさんの方にやみくもにお手紙を書くことはないと思うのです。
随分と長文になってしまいました。
『乳がんサバイバーさんにキュンとときめくケアブラジャーを』
このようなニッチな分野のクラウドファンディングにたくさんの温かいご支援を賜り、本当にありがとうございました。
皆様よりご支援賜りました、1,868,000円につきましては、クラウドファンディングの事務手数料を除いた1,518,684円全額を、次の新商品の前開きのケアブラジャーの製作費に充てさせていただきます。(不足分は自己資金をプラスいたします。)
一旦こちらで終了報告となりますが、今後も皆様からのご支援で出来上がる新商品の、腕の可動域が小さくなった方のための前開きのケアブラジャーが出来上がるまで、情報は新着情報の方に入れさせていただきます。
どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。